DS-0221+MI-1233+MI-3110の組み合わせ測定で 「日常点検としてマイクが正常かどうか」 をSC-2120音響校正器を使って確認する方法

例としてMI-1233の感度、MI-3110プリアンプの感度をそれぞれ下記とします。

 

MI-1233マイクの感度(データシート記載より) 35 mV/Pa、-29 dB(0 dB = 1 V/Pa)(実効値)
MI-3110:プリアンプゲイン -3 dB

SC-2120音響校正器の基準音圧 “94dBspl(1000Hz±10Hz)”をマイクに与えた場合、DS-2000に入力される電圧の理論値は次のようになります。

MI-1233マイクロホンからは“-29 dB”の信号が出力され、さらにMI-3110アンプで“-3 dB”された電圧が出力され、DS-0221に入力されます。 よって、入力電圧は;

-29 + (-3) = -32 dBV(実効値)

DS-0221 FFT解析ソフトで「単位校正を OFF」に設定しておくと(単位校正 ON の場合は「校正値を 1.000 V/EU」に設定する);

パワースペクトルの値は: -32 dBV ± 0.5 dBV(±0.5 は環境条件による余裕分、実効値)

となります。

 

SC-3100音響校正器(基準音:124dBspl 250Hz±1Hz)では、次の値になります。

パワースペクトルの値は:-2 dBV ± 0.5 dBV(±0.5 は環境条件による余裕分、実効値)

基準音圧(dBspl) 電圧で見たスペクトルの値(dBV 実効値)
94 -32±0.5
124 -2±0.5

 

この値に近似しているかどうか確認することで、日常点検とすることができます。

MI-1233マイクロホンの精密検査は、弊社では“JCSS”に基づき実施することが可能です。 ご希望の場合は最寄営業所へご連絡ください。

 


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