マイクロホンを音響校正器で校正したとき、EU/Vの値がとても大きい値になっているが何故か
DS-0221、DS-0223では 0 dBVr は 1 Vr(rは実効値を示す)になっています。音圧の 0 dBspl は 20 μPa になっています。dBVr を dBspl に合わせるためにはある係数Kを掛けることで可能になります。
この係数がになるため、EU/V の値が非常に大きい値になります。

 

【補足説明】

音のレベルの dB 値は、0 dB が 20 μPa(パスカル)になっています。測定音圧(実効値)をP(Pa)とすると、音圧 レベル A dBspl は次式で表わされます。

 

(1)

 

DS-0221、DS-0223では入力信号が電圧なので、0 dB を 1 Vr(実効値)に取っています。信号電圧が B(Vr)の時の dBVr 値 C は;

 

(2)

 

マイクロホンは音圧を電圧に変換するセンサーですから、マイクの感度が 1 Pa 当たり K(V)とすると、電圧 D(Vr) の信号の時の音圧 P (Pa) は;

 

(3)

 

として求まります。これを式(1)に代入すると;

 

(4)

 

式(2)と式(3)の対数の中を比べると;

 

(5)

 

にとれば C(dBVr)= A(dBspl)になります。このことから EU/V の値にを設定すると、DS-0221、DS-0223の C(dBVr)= P(dBspl)として換算表示できることがわかります。

 

 


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