外部端子(PULSE/TRIG端子)への信号入力によるトリガについて
DR-7100には、収録のスタートやストップをコントロールするトリガ機能が有ります。 トリガ信号には下記の二つのタイプがあります。
A. 外部端子(PULSE/TRIG端子)への信号入力によるトリガ
B. 特定の収録チャンネルに入力された信号の大きさによるトリガ
Aと B、2つ方式がありますが、ここではA.の「外部端子(PULSE/TRIG端子)への信号入力によるトリガ」 (以下、「外部トリガ」という)について説明します。
※外部トリガ計測の準備
1. 「MENU」→「INPUT」→「CH_USE」の項で「EXT」を「TRG」に設定します。
2. 「MENU」→「TRG」→「TRG_MODE」の項で「ONESHOT」もしくは「REPEAT」を選択します。
「ONESHOT」…一度トリガ機能が動作するとトリガが解除されます。
「REPEAT」…繰り返し、トリガ機能が有効になります。
3. 「MENU」→「TRG」→「TRG_TYP」の項で
「TTL+」「TTL-」「GATE+」「GATE-」のいずれかを選択します。
4. パネルスイッチの「TRG」ボタンを押し、収録ボタンを押すことでトリガ待ちの状態になります。
「外部トリガ」 は次の4つに分かれます。
1.TTL+
PULSE/TRIG 端子にTTLレベルの電圧信号を入力すると、信号の立ち上がりのタイミングで収録をスタートします。収録時間が設定されていない場合、「TRG_MODE」が「ONESHOTO」「REPEAT」にかかわらず、手動で録音を停止するまで録音を継続します。
収録時間のみが設定されている場合、設定値に従い、収録動作中はトリガ信号に該当する信号が入力されても無視します。 「TRG_MODE」が「ONESHOTO」の場合、設定収録時間が来ると収録を停止します。 「TRG_MODE」が「REPEAT」の場合、セーブモードが「AUTO」であれば次のトリガを待ちます。
収録時間とインターバル時間の両者が設定されている場合、 「TRG_MODE」が「ONESHOTO」「REPEAT」に関わらず、設定してある収録時間とインターバルの設定に従った動作となります。
2.TTL-
PULSE/TRIG 端子にTTLレベルの電圧信号を入力すると、信号の立ち下がりのタイミングで収録をスタートします。収録時間は設定値に従い、収録動作中はトリガ信号に該当する信号が入力されても無視します。 収録時間が設定されていない場合、「TRG_MODE」が「ONESHOTO」「REPEAT」にかかわらず、手動で録音を停止するまで録音を継続します。
収録時間のみが設定されている場合、設定値に従い、収録動作中はトリガ信号に該当する信号が入力されても無視します。 「TRG_MODE」が「ONESHOTO」の場合、設定収録時間が来ると収録を停止します。 「TRG_MODE」が「REPEAT」の場合、セーブモードが「AUTO」であれば次のトリガを待ちます。
収録時間とインターバル時間の両者が設定されている場合、 「TRG_MODE」が「ONESHOTO」「REPEAT」に関わらず、設定してある収録時間とインターバルの設定に従った動作となります。
3.GATE+
PULSE/TRIG 端子に、外部からHIレベルの信号が入力されると、収録をスタートします。HIレベルが継続して入力されている間収録し、Lowレベルになるとストップします。(収録時間の設定は無視して、HIレベル信号の継続時間に従う)
「TRG_MODE」が「ONESHOT」になっていると、一度の収録で収録モードは終了します。 「TRG_MODE」が「REPEAT」、セーブモードが「AUTO」であれば次のトリガを待ち、手動で収録モードを解除するまでGATE収録を繰り返します。
セーブモードが「MANUAL」の場合は、 「TRG_MODE」が「REPEAT」であっても、一度の収録で収録モードが解除されます。繰り返しトリガ動作で収録する場合には、収録ボタンを押してください。
GATE信号
HIレベル +2 V ~ 5 V
LOWレベル 0 V ~ +0.8 V
4.GATE-
PULSE/TRIG 端子に、外部からLOWレベルの信号が入力されると、収録をスタートします。LOWレベルが継続して入力されている間収録し、HIレベルになるとストップします。(収録時間の設定は無視して、LOWレベル信号の継続時間に従う)
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GATE信号
HIレベル +2 V ~ 5 V
LOWレベル 0 V ~ +0.8 V