CA-500A オフセットの調整方法

1P/Rや720P/R、360P/Rのパルス信号を正しく出力するために、オフセットボリュームを調節します。波形をオシロなどで確認しながら調整することをお勧めします。


(1) MONITOR出力

背面パネル

⑭ 1P/R
⑮ ANGLE

CP-5100、CP-5200検出器からの入力信号を出力しているコネクタです。 この波形を観測することで検出器が正常化どうか確認できます。 CA-500Aの動作可能な波形は図1になります。 ファイバーケーブル中継など状況によりますが MAX電圧は±15Vになります。 図1より小さい振幅の場合は、CP-検出器側の点検が必要です。

 

図1

 

(2) パルス出力 1P/R、1/1、1/2 出力コネクタ

前パネル

 

①1P/Rパルス出力LED
②1P/R パルス出力コネクタ
④ANGLEパルス出力LED
⑤ANGLEパルス出力

⑥1/2ANGLEパルス出力LED
⑦1/2ANGLEパルス出力コネクタ

 

1回転1パルスの信号を②より出力し、①のLEDを点滅します。 ANGLE信号(例えば720P/R)の信号を⑤より出力し、④のLEDを点滅します。 ⑤の信号を1/2にして(例えば360P/R)⑦より出力し、⑥のLEDを点滅します。 (信号周波数が早いとほとんど点灯状態にみえます)

 

(3) OFFSETの調整

■1P/Rパルス出力

⑫1P/ROFFSETボリューム
⑬ANGLE OFFSETボリューム

 

1P/Rの入力信号は⑫1P/ROFFSETボリュームを回すことで図2の様にDC分が重乗されます。またパルス出力のしきい値は0Vです。図2のようなタイミングでパルス出力されます。エンジンを適当な回転数で運転して、OFFSETボリュームをまず 反時計方向いっぱいに回(+電圧のオフセットが掛かります)しておき、ゆっくり反時計に戻していくと①LEDが点灯します。さらに回していくとLEDが消灯します。安定した波形で出力されるように調整してください。

 

図2

■ ANGLEパルス出力

1P/Rの時と同様に⑬ANGLE OFFSETボリュームで図3の様にパルス幅が安定して出力されるように調整します。、例えば1回転720P/R適切に出力されていることを確認できた場合に④LEDを 点灯します。 OFFSETボリュームは、時計方向にいっぱい回して+電圧のオフセットが掛かります。

 

 

図3

 

(4) 1P/RとANGLEパルス出力のタイミング

(3)項で記したようにOFFSETボリュームの調節具合でパルス幅が変わります。1P/RパルスとANGLEパルスを同時にモニターし、それぞれのタイミングを確認します。 燃焼解析器など接続先の要求により1P/Rのパルスの立ち上がり(または下がり)と、ANGELEパルスの立ち上がり(または下がり)が一致すると誤動作する可能性がありますので、図4のように少しずらすように1P/ROFFSETボリュームを微調整します。 ④LEDが点滅しない原因にもなります。

図4



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