回転体から発生する音響・振動の解析には、回転速度に同期して測る“回転トラッキング解析”が一般的です。
測定対象が自動車の無段変速機(CVT)の場合には、入力軸(回転1)と出力軸(回転2)とベルト(回転3:計算による回転)の3つの回転速度に同期した”回転トラッキング解析”が必要になってきています。
そこで、製造ラインでの全数検査にも対応できる専用ソフトウェアを市場に投入し、トランスミッション生産の効率化に貢献します。
- 「回転2入力と計算回転による同時トラッキング解析」と同時に合否判定が可能
回転1と回転2から、四則演算で回転3 (計算による回転) を設定できます。
演算子はボタン化されていて効率よく設定できます。
3つの回転速度それぞれに合否判定して、画面表示すると共に外部に判定出力します。
- 加速/減速のトラッキング計測中に打痕判定が可能
ギアの打痕判定が、一定速でなく加減速中に可能です。
トラッキング計測中と同時なので計測時間が短縮されます。
- 最大20ステップのパターンを設定しての測定が可能
加速/減速/一定速の3種類の組合せで、最大20ステップのパターンを設定できます。
ステップ毎に、回転1/回転2/回転3(計算による回転)のそれぞれに、上下限回転速度/取り込み間隔が設定できます。
- LAN、DIO、RS-232Cで外部からコントロールが可能
要望に応じて、通信機能をカスタマイズいたします。