高機能と低価格化の両方を実現した高速F/Vコンバータを発表
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16ビットD/A変換器の採用で 最高65536ステップの高分解能 偏差出力、移動平均出力を標準装備 |
あらゆる産業界で使用されている設備機器には、駆動源としてモータやエンジン等の回転機が使われており、回転体の回転特性や回転変動が設備機器の性能を左右する重要なファクターとなっています。
また、最近では、より複雑な動作を瞬時で行うために、高速な回転制御が必要となり、回転体の立ち上がり特性や高分解能での精密な回転変動測定のニーズが高まってきております。
今回開発した「高速F−V変換器 FV-1300」は、デジタルシグナルプロセッサと16ビットD/A変換器を採用し、デジタル信号処理技術を駆使することで、高分解能・高速演算を可能としました。
入力周波数範囲1Hz~20kHzに対し、1Hz単位でレンジ設定が行えるほか、変動するデータを平均化して出力する移動平均出力と定常的な周波数変動のより細かな変動を拡大して出力する偏差出力を装備するなど高機能化を図りました。
7.6μs以内という高い応答性、最高65536ステップ(300Hz以下の信号入力時)という高い分解能は、回転機器の制御やモータ等の回転偏差検出、回転数の記録、故障診断など、回転機器の監視、計測に幅広くご利用いただけます。