Smart &
Small –
サイズ、操作性、検出能力新次元
小型・高性能・優れた操作性により振動測定・解析への適用分野を拡大

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高感度化(20 dB UP)を実現、最大0.1 μm/sの分解能を達成
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軽量・コンパクト
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高い安全性
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設置・測定に必要な情報をセンサ上に表示
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CCDカメラで対象物を拡大
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機能を広げる豊富なオプション
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電子・電機製品をはじめ様々な工業分野では、携帯電話に代表される極小能動部品のように、構成部品の小型化・精密化が進み、微小振動を高精度に計測・解析することが求められてきています。また、製品の性能向上追求に加えて、環境性能や使いやすさ・快適性の視点がから低振動・低騒音化を求める声が高まってきております。こうした状況のもと、小野測器では、長年に渡る振動測定・解析分野で蓄積された Know?How をベースに、加速度検出器を取り付けることが難しい高温物体や微細構造物の発生振動を非接触で高精度に測定する新しい世代の振動計を開発しました。
LV-1720 は、非接触で周波数範囲 1 ~ 300 kHz の振動を測定するレーザドップラ式の振動計であり、新光学系の採用と信号処理系・プラットフォームの一新により 20 dB(当社比)の大幅な高感度化を実現、最大 0.1 μm/s の分解能を達成しました。従来は難しかった対象物の極微小振動をも高 S/N 比で捉えることで、高精度振動測定・解析が可能となります。干渉計内蔵の小型・軽量センサ(約 650 g)は、標準で最短 100 mmまで近接可能、センサ上に検出状況を手元で確認出来るレベルインジケータを装備することで、検出感度の向上と合わせ、操作性の大幅な向上を図っています。 装着が簡単で測定部位の同軸観察が可能なカメラユニットやフリンジカウント変位計ユニット、20 MHz までの検出を可能にするワイドレンジユニットなど充実したオプションを用意。接触型の振動センサでは測定できない、軽量・微小物体や薄膜、透明フィルム、あるいは回転するディスクの面ぶれ、ガラス越し、高温物体の測定も可能にします。 CD・MO・DVD等の光ピックアップの伝達特性をはじめ、HDDの各コンポーネント、可動機構解析、携帯電話のマイクロホン、レーシーバの薄膜振動や本体の振動解析、自動車関連、プラント設備関連、マイクロマシン関連など幅広い分野でご利用いただけます。 波形解析装置(FFTアナライザ)との組み合わせることで、単に振動を計測するだけでなく、振動の状態までも高精度にとらえ視覚化し、解析することを可能とします。