カーボンニュートラルへの挑戦を担う 次世代エンジンのエネルギ効率向上に貢献する
高分解能・高応答な 新型容積式流量検出器 FPシリーズ
カーボンニュートラルな世界の実現にむけ、各国で積極的な技術開発が行われています。化石燃料を消費するエンジンの役割も多様化しており、自動車を走らせるための動力源だけでなく、
エンジンで発電しながらモーター走行を行うレンジエクステンダーEVにも使われています。
こうした動きに合わせてエンジン開発の現場では、多面的なニーズに柔軟に対応しながらエネルギ効率を最大限に高めることが求められています。
その実現のためには、微小な燃料流量の変化をとらえる高分解能な計測、さらにはエンジン始動・停止時の短い時間で急激に変化する燃料消費量をセンシングできる高応答な計測が求められます。
当社は、高度化、多様化する流量計測への要求に応え、高分解能・高応答な計測が可能で、化石燃料では不要だった耐腐食性能が求められるアルコール混合燃料にも対応した新型流量検出器 FPシリーズを開発しました。
新型流量検出器 FPシリーズ、小型密度計 FD-5110、およびデジタル流量計 FM-3100を組み合わせることで、エンジンに投入するエネルギ量をリアルタイムで算出可能です。
当社の燃料流量計測システムが、次世代エンジンのエネルギ効率向上に貢献します。
新型容積式流量検出器 FPシリーズ
1 ms の過渡的な流量変化をターゲットとした高応答流量計測を提供
従来機種より広い流量レンジ ※1 と高分解能(当社比最大 20 倍)を達成
アルコール燃料に標準仕様で対応
燃料流量検出器、小型密度計、フィルタ等を一体接続し、省スペースで質量流量計測 ※2 を実現
※1:FP-5130シリーズ:0.05~108 L/h、FP-5140:0.3~600 L/h、FP-5150シリーズ:1~1440 L/h
※2:質量流量・・・流量を単位時間あたりの質量変化で表したもの。単位:kg/h