遠隔監視システム 2025年7月 UPDATE
計測制御システムメーカーとして培ったノウハウを凝縮。
試験現場を見守り、お客様に「安心」を提供します。

遠隔監視システムは、いつでもどこでも自動車試験の状況を把握できるWEBアプリケーションです。
2020年に誕生して以降、お客様のニーズにお応えして常に進化してまいりました。
最新のアップデート版では、消費電力量やガス残量といった建屋設備からの情報表示機能やモバイル用ダッシュボード、PC画面ミラーリング機能が追加されました。
これからも進化を続ける遠隔監視システムと小野測器の「つながる」技術で、お客様に「安心」をご提供します。
新機能
建屋設備監視機能 NEW
建屋の消費電力やガス残量といった、試験設備ではない各種ユーティリティの状態やデータの収録、表示に対応しました。
それぞれのセンサーなどをIoTゲートウェイを介して遠隔監視システムに接続することで、本システム上で使用状況などをまとめて確認することができるようになりました。
設備の運用改善や、炭素循環型社会の実現に向けたエネルギー消費量の可視化などにお役立ていただけます。

モバイル用ダッシュボード NEW
スマートフォン向けの縦スクロール型ダッシュボードを追加しました。
これまで以上に「見やすく」なって、稼働状態・トレンドグラフ・警報表示・監視カメラ画像・自動運転の進捗状況を確認いただけます。
また、遠隔操作ボタンも使用可能です。

PC画面ミラーリング機能 NEW
試験装置の今現在の運転操作画面をキャプチャして、ダッシュボードに表示する機能です。
キャプチャ画像は一定周期で自動更新されますので、いつもの見慣れた運転操作画面の「今」を離れた場所で確認したり、複数人で共有したりできます。

基本機能
Webブラウザを活用したアプリケーション
Webブラウザを活用することで、スマートフォン、タブレット、PCなどさまざまな端末を使用して、ベンチシステムの状況をどこでもモニタリングできます。

試験現場を見守る
リアルタイムで複数ベンチの状況を「見える化」し、見やすい管理画面と稼働履歴データの出力機能で遠隔地から試験をサポートします。
無人自動運転や海外拠点の試験装置の遠隔監視の実現をアシストします。
(マウスオーバー クリックで拡大画像表示)
試験装置の稼働状態や計測値をモニタリング
トレンドグラフや稼働状態の一括表示によって、進行中の複数ベンチの動向や良否を把握し、ベンチ操作者へのサポートを可能にします。 異常発生時には、重故障や警告などの種別、異常内容などの情報を表示します。
カメラ映像表示
試験室に設置された監視カメラの映像を取り込み、Webアプリケーション上に表示します。


カメラ機能画面:
1つの画面で複数のベンチの状態を把握
メール / ブザー / シグナルタワー発報
異常発生時に、速やかにメールで通知し、シグナルタワーやブザーを鳴動させる機能です。
無人運転時でも、いち早く異常を察知することができます。

ダッシュボード
パーツレイアウトを自由にカスタマイズできる画面です。
以下のパーツを自由に配置することができ、ユーザーIDごとにレイアウトを保存できます。
試験装置の稼働状態、警報表示、トレンドグラフ、監視カメラ画像、稼働履歴、自動運転の進捗状況、遠隔操作ボタン、任意画像、任意テキスト、デジタルメーター、操作盤PC画面、建屋設備の稼働状態、建屋設備用トレンドグラフ

遠隔操作
ダッシュボードの遠隔操作ボタンにより、 自動運転の遠隔停止「操作」もできるようになりました。
万が一の事態にも、より一層の安心をご提供します。

業務プロセスをアシスト
正確な状況把握と一元管理により、ルーティンワークを軽減し工数削減をアシストします。データの有効活用を推進し、運用改善のきっかけや指標としてお役立ていただけます。
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稼働履歴の一括管理
複数ベンチの1日の稼働履歴や稼働時間を、バーグラフや数値で確認いただけます。
任意のベンチを選択して、月次や日次での稼働割合を確認することもできます。
また、稼働結果毎に作業内容やコメントを追加することができるため、より詳細な情報の共有や管理が可能です
稼働履歴のレポート出力機能
一元管理された稼働率や自動運転比率などのデータを出力することが可能です。
自動運転の進捗表示
自動運転パターンの進捗を表示する機能です。
当社の自動計測制御システム「FAMS-R6、FAMS-R5」と接続した場合は、運転パターン毎に進捗を表示することが可能です。
作業計画の一元化
試験や点検などの作業計画を一元管理する機能です。
個々の計画にさまざまなファイルを添付して、共有することが可能。また、作業者を割り当ててメール通知することもできます。
データ管理
計測データを自動で収集して、管理する機能です。
データファイルを自動的にサーバーにアップロード。保存されたデータは、フィルターやソートなどの機能を使用して簡単に検索できます。

システム構成
自社のネットワークの中にサーバーを設置する「オンプレミス型(オンプレ)」と、「クラウドコンピューティング型(クラウド)」の2種類からご選択ください。


接続ベンチ数
オンプレミス型:サーバー1台あたり最大100ベンチが目安
クラウド型:無制限
* ベンチ数に応じてライセンス費用を申し受けます
当社製計測制御システムに対応(FAMS-R6など)
* ベースラインによってシステム構成は異なります
他社製試験装置との接続実績あり
* 詳細は、当社販売店または営業所にお問い合わせください
関連情報
最終更新日:2025/09/03