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 リアルタイムフィルタソフト WS-5510
DS-2000 製品紹介
「音質評価とは」(技術レポート)
音響・振動技術相談

データ画面(独自フィルタ設定例)

異常音を他人に伝えるときに、うまく言葉で伝えられなかったことがありませんか? WS-5510 ならリアルタイムでフィルタリングと再生を同時におこない、必要な音だけを取り出して実際の音で伝えることができます。

防音室がないために、製品からでる音の解析や音による合否判定をあきらめていませんか? WS-5510 なら多彩なフィルタを自由に取り扱うことで、不要な音を取り去ることができます。 WS-5510 は、DS-2000 やサウンドボードから取り込んだ音に対してリアルタイムでフィルタリングと再生を同時に行うソフトウェアです。 フィルタの形状や種類を再生中に操作できるため、異音の抽出や音のシミュレートが実際に音を聴きながら簡単に行えます。

データ画面(フィルター設定画面例)

特長

  • 直感的な操作性で特別な教育や熟練は必要ありません。 フィルタ特性(周波数、次数、Q値など)がマウス操作や数値入力で変更できます。 ハイパス/ローパス/バンドパスなど5種類のフィルタを複数同時に掛けることができます。
    (グレードによって同時に適用できるフィルタの数は異なります。3/5/10)

  • 多彩なフロントエンド データ入力源は DS-2000、サウンドボード、WAV ファイルの3つです。 DS-2000 やサウンドボードから入力した音を、フィルタリングしながらサウンドボードからリアルタイムに取り出すことができます。 使用するデータはすべてWAV データとして扱うため、WS-5510 がインストールされていない パソコンであっても、フィルタリング済みの音を再生する事ができます

◆フィルタ

FIR フィルタ
(Finite Impulse Response Filter)
FIR フィルタはシステムのインパルス応答が有限時間で終わるフィルタのことです。
IIR フィルタ
(Infinite Impulse Response Filter)
IIR フィルタはシステムのインパルス応答が無限に続くフィルタのことです。
ハイパスフィルタ
(High Pass Filter)
ある周波数よりも高い周波数帯域の成分を通し、それ以外を通さないフィルタです。
ローパスフィルタ
(Low Pass Filter)
ある周波数よりも低い周波数帯域の成分を通し、それ以外を通さないフィルタです。
バンドパスフィルタ
(Band Pass Filter)
設定した範囲の周波数の成分を通し、それ以外の帯域の成分を除去するフィルタのことです。
バンドリジェクトフィルタ
(Band Reject Filter)
設定した範囲の周波数の成分を除去し、それ以外の帯域の成分を通すフィルタのことです。 WS-5510 のハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ、バンドリジェクトフィルタはバタワース型と呼ばれるタイプのフィルタです。

 

◆フィルタパラメータ

パラメトリックイコライザ
(Parametric Equalizer)
パラメータを変えて伝送特性の凹凸を均等にする (イコライズする) フィルタをパラメトリックイコライザと言います。
次数 (Order) 次数とは遅延器の数のことです。WS-5510 では、パラメトリックイコライザの次数は 2 として固定されています。 ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ、バンドリジェクトフィルタについては次数の設定が可能です。 次数を大きくすると、カットオフ周波数における振幅特性の傾斜が鋭くすることができますが、次数を増やすほど計算量が多くなります。
Q 値 (Quality) 共振鋭度のことで (共振鋭度が使われることは殆どなく、Q 値(キュー値)が普通に使われます)、周波数特性のピークの鋭さを表す量です。 パラメトリックイコライザで操作する周波数帯域の幅を設定します。 この値を大きくすると指定した周波数帯域の振幅だけを増減できます。Q 値を小さくすると周辺の帯域も影響を受けて振幅が増減されますが周囲の帯域とのつながりがスムーズになります。
オクターブ (Octave) WS-5510 では、バンドパスおよびバンドリジェクトフィルタのバンド幅の指定を 1/n オクターブ としています。 オクターブとは、ある周波数に対して周波数の比率が 2 倍になる音程を意味します。また、オクターブバンドとは、ある周波数を中心として上限と下限の周波数の比率がちょうど 1 オクターブになる周波数の幅のことです。 1/n オクターブバンド は、オクターブを 1/n に分割した幅の帯域です。例えば 1/3 オクターブバンドの場合、オクターブの 1/3 の幅です。ただし、このとき対数で 1/3 となるように分割します。

用途に合わせ、上記フィルタとパラメータを組合せることで、下図(赤実線)の様な複雑なフィルタを設定可能です。

 

イラスト(フィルター+パラメータ設定による複雑なフィルタ設定例)

 

構成図

 

イラスト(システム構成例)

 

適用例

自動車関連

車内騒音・ワイパー作動音・ドア閉め音・ドアミラー開閉音・エアコン吹き出し音・エアコン駆動音・サスペンションのダンパー音・排気音・マフラー音・ギヤ音・ノッキング音・ヒューエルポンプ音等

OA機器

プリンタ作動音・コピー機掃引音・モータ駆動音

家電関連

コンプレッサー・冷蔵庫・掃除機・ドライヤー・洗濯機等

電機関連

タービン回転音・ポンプ回転音・エレベータ上昇下降音

その他

ゴルフクラブ打音・テニスラケット・リール作動音

 

仕様

<フィルタ>

ローパス/ハイパス カットオフ周波数、次数 (最大10 次まで) 変更可
バンドパス/バンドリジェクト 中心周波数、バンド幅 (1/0.1 ~ 1/24 oct)、 次数 (最大10 まで) 変更可
パラメトリックイコライザ 中心周波数、Q 値、ゲイン 変更可

 

<入出力>

入力源 DS-2000/サウンドボード/WAV ファイル

※WAV ファイルの場合、最大10 分まで
※一般にサウンドカードは計測精度が保証されていないため、期待する性能が 得られない場合がございます。ご使用に当たってはご注意ください。

サンプリング 48 kHz、 16 bit A/D
CH 数 モノラル ( 1 CH )/ステレオ ( 2 CH )
音圧校正 可能
出力 サウンドボード再生/WAV 形式の録音ファイル作成

 

<推奨パソコン仕様>

CPU Pentium III  (800 MHz) 以上
RAM容量 RAM 256 MB 以上
ハードディスク容量 500 MB  以上 の空きがあること
適応OS Windows 2000/XP
サウンドボード 48 kHz サンプリング/16 bit A/D に対応していること
ディスプレイ 800 × 600  ドット以上 (High Color 以上) のカラー CRT または液晶モニター

 

<価格>

より(税込より)
(ソフトウェアのみ、パソコン、DS-2000 データステーション、サウンドボード、および周辺機器は含まれません)

*Windows® 2000,Windows® XP, Microsoft® Excel は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Pentium®は米国Intel Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。

Revised: 2006/09/19


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