FZシリーズ 質量流量検出器の測定原理
入口より入った液体は、チューブを通って出口より出ていきます。本流量計では、チューブに固有の振動を与えることで、角速度に相当する運動をさせ、コリオリ力を発生させています。コリオリ力の発生しているチューブは、左図のように、質量流量に比例したねじれを発生するため、このねじれ量より質量流量を演算します。
FPシリーズ 容積式流量検出器の測定原理
流量検出部に放射状に配置された4個のピストンは、入口から出口へ流れる液体によって往復運動を繰り返します。そのピストンの動きは、クランクシャフトにより回転運動となって、マグネットカップリングされた回転検出部に伝えられます。
回転検出部のロータリエンコーダーは、ピストンの移動容量に応じたパルス信号を発生し、流量計演算表示部において、瞬時流量・積算流量を演算表示します。パルス信号の発生は、90度の位相差をもつ2組の投・受光素子により行われ、回転方向を判別することにより逆流・ 脈流による影響を受けずに正確な流量測定を行うことができます。
FXシリーズ マスビューレット式流量検出器の測定原理
液面がL3以下に下降すると、電磁弁V1が開き液体が充填されます。液面がL2に達するとV1は閉となり、設定した液面静定時間経過後に瞬時流量の計測に入ります。 液面がL2から消費にともなって下降すると、消費液体の重量に応じて差圧変換器の出力も変化しますので、この変化量より重量流量を求めFMシリーズ流量計にてデジタル表示します。
積算流量の測定は、
(1)マニュアルスタートからストップ 間
(2)スタートから設定された積算流量まで
(3)スタートから設定された時間まで
L1はオーバフロー検知レベル、L4は流体切れ検知レベルで表示器より警報を発生します(L1~L4の各液面レベルは差圧変換器の出力レベルから判別します)。