MPシリーズ よくあるご質問
(質問補足) | 1つの歯車に4個ならべてMP981を取り付けた。固定治具はSUS400。 外側の2個は歯車とのギャップが1mm以上あっても動作するが、内側2個はギャップ1mmでは動作せず、0.8mmで動作した。なぜか |
結論から申し上げますとSUS400は磁性材ですので、これを非磁性材に変更お願いします。
MP-981は先端部に磁石が入っています。MPと歯車の山谷の間で磁気回路を形成し、その磁気の変化を検出しています。
その為、取り付けに磁性材を使いますと、歯車間の磁気が弱められ、感度が悪くなる傾向があります。
実際は鉄材で固定されてご使用頂いているケースがほとんどですが、複数個使用の場合はMP相互の磁気の影響からギャップは近ずけぎみの調節が必要となる事が有ります。
使用上のご注意を列記します。詳細は取説を参照お願いします。
検出歯車は強磁性材とし、モジュール1~3内、歯幅3mm以上
MP981取り付け治具は非磁性材を使用し、振動等で動かないよう固定する
MPの位置あわせマークに合うよう歯車に対抗して取り付ける
複数のMPを取り付ける場合は、35mm以上の間隔を取る
交番強磁界(磁気変化のある環境下)では磁気回路が不安定になり易く、その影響をうけ、検出できない事が有ります。
(大型ACモーターなどでは、磁界の影響を受け難い位置に取り付ける様、
ご検討お願いします)
精密な位置検出には適しません。
(突起の検出の時は、突起位置と信号の関係にばらつきがあります)