DG-1270 RS232Cインターフェース機能

■RS-232Cの概要

デジタルゲージカウンタDG-1270には、RS-232Cポートが装備されています。
接続可能なPCはPC/AT互換機です。

 

■外部機器との接続

RS-232Cコネクターにパーソナルコンピュータ(PC/AT互換機)を接続することにより、接続機器間でデータの転送や各種処理が可能になります。
パーソナルコンピュータ(PC/AT互換機)を接続する場合には、別売の専用接続ケーブル(AX-5061型RS-232Cケーブル)が必要です。
お買い求めの販売店やお近くの当社営業所を通じてお買い求めください。

 

■RS-232C仕様一覧

 

規格 EIA−RS−232Cに準拠
通信方式  非同期式
キャラクター長 7ビット
パリテイ  有り EVEN
ストップビット 1ビット
ボーレート 1200/4800 bps
コネクター型名 mini DIN8pin (TCS7587-01-401:ホシデン製)
専用コード AX5061型(¥16,000)をご利用ください。

ピンアサイン  

   No.1 pin    -    NC
    No.2 pin    -    TXD
    No.3 pin    -    RXD
    No.4 pin    -    V+(DTR)
    No.5 pin    -    GND
    No.6 pin    -    NC
    No.7 pin    -    V−(RTS)
    No.8 pin    -    NC
    No.9 pin    -    シールド
出力回路形式 フォトカプラ(光結合素子)
<注意!> ホストコンピュータ側のプログラムにてDTRをON(マーク)、RTSをOFF(スペース)の状態に設定しないと、TXDよりデータが出力されません。

 

 

<RS-232Cコマンド一覧>

■コンディションコマンド

コンディションコマンドとは、前面パネルのキーに相当するコマンドです。

 

・    コマンドフォーマット [コマンド] [CR] [LF]
・    コマンドリスト -

MODE-1のSWを起動

[A] [B] [A+B] [A−B]

MODE-2のSWを起動

[NOR] [MAX] [MIN] [AVE] [RAN]

COMP SETのSWを起動

[CON] [COF]

HOLDのSWを起動

[HON] [HOF]

PRESETのSWを起動

[PON] [POF]

RESETのSWを起動

[R]

START/STOPのSWを起動

[STA]/[STP]

[STP]はホールド機能がONのときのみ有効

 

■データ転送コマンド

データ転送コマンドとは、測定データを転送するコマンドです。なお、転送コマンド受信後、デジタルゲージカウンタDG-1270はすぐに該当するデータを転送します。

 

・    転送コマンドフォーマット [コマンド] [?] [CR] [LF]
・    コマンドリスト  

C?

ノーマルモード時(ピークホールド機能未使用)の測定値を読み出します。

X?

最大値モード時の測定値を読み出します。

N?

最小値モード時の測定値を読み出します。

A?

最大値と最小値の平均値を読み出します。

G?

最大値と最小値の差を読み出します。

P?

オフセット値を読み出します。

L?

LOWER設定値を読み出します。

U?

UPPER設定値を読み出します。

表示データを読み出します。
(上記8データはMODE-1で選ばれたモードに対して行う)
・    転送データフォーマット [符号][10e5][10e4][10e3][・][10e2][10e1][10e0][CR][LF]

 

■ステイタス転送コマンド

ステイタス転送コマンドとは、現在の設定状態を転送するコマンドです。なお、転送コマンド受信後、デジタルゲージカウンタDG-1270はすぐに該当するデータを転送します。

 

・    転送コマンドフォーマット [コマンド] [?] [CR] [LF]
・    コマンドリスト&返信データ -

M2?   

返信データ

MODE-2の設定状態を読み出します

NORMAL/MAX/MIN/AVER/RANGE

M1?

返信データ

MODE-1の設定状態を読み出します

A/B/A-B/A+B

Q?

返信データ

コンパレーターの判定状態を読み出します

UPPER/OK/LOWER/NOCOM/UP&LO
※NOCOM: コンパレーター機能停止中
※UP&LO:  UPPERとLOWER同時ON

・    転送データフォーマット [C1] … [Cn] [CR] [LF]

 

■データ設定コマンド

データ設定コマンドとは、プリセット値、コンパレーター値を設定するコマンドです。

 

・    転送コマンドフォーマット [コマンド] [符合] [10e5] [10e4] [10e3] [10e2] [10e1] [10e0] [CR] [LF]
・    コマンドリスト -

S

プリセット値を設定します。

L

LOWER値を設定します。

H

UPPER値を設定します。

 

■エラー関連

 

- 通信データ 表示データ
カウント値オーバー ERR3 -
Achエラー ERR0 ERR0A
Bchエラー ERR0 ERR0B
通信エラー
(パリティーエラー)
ERR1 -
コマンドエラー
(登録外コマンド等)
ERR2 -
キープロテクトエラー ERR4 -

(*) ERR1&ERR2発生時はエラーデータの送信のみでカウンタ本体は測定状態をそのまま継続させる。
(*) 設定コマンドで正常受信時は"G"を返信させる。



お問い合わせフィードバックフォーム

お客様相談室




© Copyright. ONO SOKKI CO., LTD. All Rights Reserved. | 当サイトのご利用にあたって| 個人情報保護方針