メールマガジンバックナンバー

メールマガジン19号補足

元波形

元波形を T 時間分切り取る。

2をフーリエ級数展開すると、T の波形が繰り返し続く波形として仮定される。

3の波形を FFT すると、上図2の不連続点 A、B で急に変化した波形なので、高い周波数が含まれ、裾が広がったスペクトルになる(リーケージ誤差)。

3の波形に時間窓関数(ハニング)をかけると、不連続点 A、B がなめらかに繋がり連続波形となる。

5の波形をFFTすると、裾の広がりの少ないスペクトルとなる。ただし、時間窓関数によりこのままでは振幅が V0 より小さくなる。

FFT アナライザーでは、周波数分解能に合った正弦波の入力信号の振幅が V0 になるように、時間窓関数に応じて補正され、表示されている。