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Sound One

Sensory Evaluation Web Application

音から広がる新しい景色へ
~Sound One~

グループ会社である(株)Sound Oneはグループとしては初のクラウドサービスとなるSound Oneを手掛けています。後藤取締役と石田取締役に立ち上げ時のエピソードや今後の展望についてお話を伺いました

Sound Oneとはどんなサービスなのですか?
後藤

本サービスは、当社が得意としている“音”に“クラウドサービス”を掛け合わせたもので、クラウド上に音のデータを集めて活用していただく新しいWebアプリケーションです。一番の特長は、製品が発する音(サイン音や動作音等)を人が聞いた時にどう感じるか、という聴感評価をWeb上で実施できる聴感アンケート(Audio Test)という機能です。これまでの聴感評価は実際に一ヵ所に人を集めて実施していましたが、本サービスはWeb上で完結するため、音の評価にかかる手間や時間を削減し、且つより大勢の方に参加してもらうことができるようになりました。この機能は当社独自のもので、2023年の始めにサービスを開始して以来、製品の異音対策はもちろんのこと、世の中の“快適な音創り”に貢献しています

(株)Sound One 取締役 後藤、(株)Sound One 取締役 石田

右:(株)Sound One 取締役 後藤
左:(株)Sound One 取締役 石田

Sound Oneに携わって嬉しかったことや大変だったことはありますか?
石田

本ビジネスがまだ構想の段階だった際に『こんなサービスを作りたい』とお客様にお話ししたことがありましたが、その際に『いいね』と共感をいただけたことは嬉しく、また開発を進めるにあたっての支えになりました。ただ、本サービスはこれまで世になかったものなので、まだその価値を広く認知していただくことができておらず、その点ではもどかしさを感じているところでもあります

後藤

私としては、従来のさまざまな制約や固定概念に囚われない自由な発想の下で事業を進めさせてもらっているので、そういった環境を与えていただいていることには非常に感謝しています。また、最近では当社の環境が親会社にも良い影響を与えられていると感じるようにもなり、嬉しい限りです。本サービスのように新しいことに挑戦するということは責任も伴いますし、見えていなかった課題に直面することもあり苦労も多いですが、挑戦するうえでは当たり前のことだと思っています

Sound Oneの今後の展望についてお聞かせください
後藤

“音に対する人の感じ方”といっても同じ音に対する受け止め方は人それぞれで、また音の好みというのは地域や年代によっても変わります。今までの音創りではそういった細かい部分までは対応しきれていないことが多かったと思いますが、聴感アンケートはWebを通じて世界中で聴感評価を実施できるので、例えば国別・地域別で製品の音を変える等、より深い音創りにもグローバルに貢献していけると考えています

石田

音というのは地平が広いので、これまで小野測器が得意としていた産業界だけでなく、アートやエンターテインメント等音を通じて領域を跨いでいくようなビジネスの展開もしていきたいですね

後藤

そうですね。このサービスは縦にも横にも伸びしろがあるので、成長を続けた先にはものすごく広い景色(可能性)が待っていると感じています。今後は、そういった広がり感にもぜひ期待していてください

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