聴感実験を簡単に効率よく
客観的音質パラメータと主観的聴感実験との相関

- 聴感実験の準備・実施・集計迄をサポート
- SD 法と一対比較法に対応
- 50組の代表的評価語が登録済み
- 実験パターンや結果データの管理も簡単
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自動車業界や家電、通信業界では、騒音の低減や、好ましい音の設計などをするために、多数の被験者に音を聴かせて評価を得る、聴感実験と呼ばれる官能試験がしばしば行われています。 このような実験においては、被験者によって結果にばらつきが生じるため、多数の被験者を集めることが必要になります。実験手法も、一対比較法やSD法といった手法が一般的であるため、実験を行うにあたって専門知識が要求されてきました。 また、実験は実験企画者が評価語の書かれたペーパーを被験者に配布し、実験者が一定のタイミングで再生する音に対し被験者が鉛筆などでマークする方法が主流のため、多くの被験者の情報を管理したり、実験終了後に被験者から得られたデータを整理し分析するのは非常に手間のかかることでした。
WS-5190聴感実験ソフトウェアは、こうした従来手間のかかる聴感実験の準備・実施・集計の一連の流れを、パーソナルコンピュータを使用することにより簡単に効率良く実施するためのソフトウェアです。 SD 法(Semantic Differential)とシェッフェの一対比較法の2種類の聴感実験に対応。PC 上で、 実験手法(一対比較法・SD法)を決定し、サンプル音と実験に使う評価語を選択すれば、後はPCに任せるだけで実験の進行から結果ファイルの作成までを簡単に実行できます。さらに、提示音源の管理、評価語(形容詞対)の管理、被験者(回答者)の管理、実験パターンの管理等、聴感実験に必要な機能を備えています。 また、聴感実験の実施方法には、用途や目的あるいは実験環境に応じ、被験者自身が対話式に実験を進めていくスタンドアローン型と、パーソナルコンピュータ同士をネットワーク接続することにより最大6名までの被験者に対して同時に聴感実験が可能なクライアントサーバ型のいずれかかを選択することができます。 実験結果は性別や年齢などによりソートし、所定の書式でテキスト形式のファイルに出力します。そのため、市販の統計解析ソフトウェア等による各種解析するためのファイル変換作業を必要としません。