小野測器 - 情報データ計測システム　ZDA-2017（販売終了）

（後継機はありません）

HOME >

製品紹介 >

情報データ計測システム

	車計速関連製品群概要
	製品カタログ　(PDF)

システム構成

<PDFファイル>

最近、交通環境の調査をするための情報データロガーを搭載した車両の需要が増えています。調査の目的は、渋滞緩和・高速道路安全・排出ガス実態・燃費実態・高齢者運転挙動・夜間運転等と多岐に渡っています。

本情報計測システムは、自動車が道路上を走行するときの道路状況による燃費や、排出ガス等の実態を観測することを目的とし、時間的・空間的に連続して計測データ・画像データ、及びGPSによる位置情報を収集するための装置を搭載しています。

収集中は、計測データ・画像データ、及び位置情報をノートPC画面で確認でき収集されたデータは、ノート PC のハードディスク及び画像データ専用のハードディスクに記憶されます。

また、記憶された各データは合成することにより、再生等の確認作業は計測データ・画像データ・位置情報連動で一本の記録として行うことが出来ます。なお、計測データは、EXCEL 等の市販ソフトを利用して解析することが可能です。

概略仕様

DL-3000シリーズデータロガーシステム VARTS - II

構成機器		型名	項目	仕様
装置本体		DL-3200	収録ch数	８スロットタイプ、最大 32 ch（CAN データを除く）、計測モジュールを最大８種類収納可能
			収録容量	本体データメモリー：400 MB 以上（フラッシュメモリー）パソコンハードディスク：容量による
			サンプル周波数	1、2、5、10、20、50、100、200、500 Hz、1、2、5、10、20 kHz
計測モジュール	4ch 熱電対変換器	DL-0365	種類	熱電対（K、J、T、R タイプ）が直接接続出来る温度変換器
			測定レンジ	K：-200 ～ +1200℃、J：-40 ～ +750℃、T：-200 ～ +350℃、R：0 ～ +1600℃
	4chパルスコンディショナ	DL-0366	機能	最大±30 V の入力レンジを持ち、積算カウント・周期測定・周波数変換・デューティ比測定が可能ロータリエンコーダー・回転検出器・角度検出器・第５輪検出器等から直接入力
			入力信号／型式	TTL - Normal 切換、Normal時：-30 ～ +30 V／フローティング入力（4ch 入力 - コモン間アイソレート）
			周波数帯域	DC ～ 1 MHz
	4ch絶縁型直流増幅器	DL-0367	機能	最大±40 V の入力レンジを持つ絶縁増幅器で、各種電圧・電流信号やトランスデューサ、外部危機からの信号を入力
			入力電圧レンジ	±0.5、±1.0、±2、±5、±10、±20、±40 V
			絶縁耐圧	42 V、入力 - 出力・電源間
	CANインタフェース	DL-0390	機能	CANバスに流れる ECU、ABS、各種制御機器データ（最大 64 ch）を一般データと同様に収録可能
			規格／通信速度	Ver. 2.0B 準拠／入力２ポート 64 ch（32 ch × 2）
リモートコントローラ		DL-0480	機能	データ収録に関する操作、及びメモリーの状態をモニターするためのコントローラ
			操作スイッチ	READY／START／STOP／CANCEL／SAVE／SELECT
計測データ収録PC			機能	VARTS - II 装置本体と PC リンクで接続し、主に計測データの収録を行うための PC 試験中、試験後のグラフデータや数値データの確認、及び収集されたデータのファイル管理等に使用
			パソコン	CPU：Pentium IV プロセッサ　1.8 GHz、メモリー：256 MB、HDD：80 G、CD：CD-R/RW

計測装置

装置名		機能	測定範囲	信号形態	使用機器
車速計測装置		車両内の ABS コントローラから、タイヤ回転速度に比例したパルス信号を取り出し、車速に変換して計測	0 ～ 200 km/h	4 P/R 以上 H：5 V、L：0 V	車両内センサー信号を使用
走行距離計測装置		車両内の ABS コントローラから、タイヤ回転速度に比例したパルス信号を取り出し、距離に変換して計測	0 ～約 160 km/h （1 P/10 cm 時）	4 P/R 以上 H：5 V、L：0 V	車両内センサー信号を使用
エンジン回転計測装置		車両内の ECU から、エンジン回転速度に比例したパルス信号を取り出し計測	0 ～ 10,000 r/min	1 P/2 R 以上 H：5 V、L：0 V	車両内センサー信号を使用
燃費計測装置		車両内の燃料配管を改造して、燃料計測装置を組み込み、燃料流量検出器からのパルス信号を取り出し、燃料流量に変換して計測	0.3 ～ 100 L/h	１P/0.1 mL H：5 V、L：0 V	MF-2200　車載型燃費計測装置 DF-210A　流量計
アクセル踏量計測装置		車両内の ECU がアクセル踏み込み量を認識するために使用しているセンサー信号を取り出し、アクセル踏量に変換して計測	0 ～ 100%	0 ～ 10 V（max）	車両内センサー信号を使用
温度計測装置		各計測ポイントに温度センサーを取付、直接 VARTS = II に接続して計測	K：-200 ～ +1000℃、 T：-200 ～ +350℃	K or T 熱電対	新規取付のセンサー
NOx センサー信号計測装置		触媒前後に NOx センサーを取り付けて、NOx 濃度を計測	0 ～ *** ppm	0 ～ 10 V（max）	新規取付のセンサー
O₂センサー信号計測装置		触媒前後に NOx センサーを取り付けて、NOx 濃度を計測	0 ～ *** %	0 ～ 10 V（max）	新規取付のセンサー
エアコン作動状況計測装置		車両実装エアコンの電源端子からトリガー信号を取り込み、エアコンの作動状況（ON／OFF）を計測	ON/OFF	デジタル 1 bit、 DC 12 V	車両内信号を使用
イベント入力スイッチボックス（4 ch）		交通信号待ち、追い越し、割り込みなどの自動測定できない交通状況イベントを記録	ON/OFF	デジタル 4 bit、無電圧接点	イベント入力スイッチボックス
画像・GPSデータ収録装置	画像合成装置	CCD カメラ４台分の映像信号を合成し、１画面分の映像信号として出力
	画像収録 HDD	CCD カメラ４台分の合成された映像信号を録画
	CCD カメラ	ドライバの表情や脇見や手元操作など運転中の状況、前車のブレーキランプ点灯のタイミングや歩行者の挙動など車両前方の状況、走行レーン内における自車両の位置、側方・後方の車両挙動など車両周辺の状況を映像情報として記録
	画像・GPS データ収録 PC	画像データ収録 HDD、パソコン GPS 等と接続し、主に画像データと位置情報の収録を行うためのPC。試験終了後は、計測データ収録 PC からデータを取り込み、計測データ、画像データ、及び位置情報を合成することにより、再生確認作業は本 PC で各データ連動で１本の記録として行うことが可能。
車載型排ガス計測システム		本車両内に組み込み、排ガス濃度を測定（CO、CO₂、HC、NOx、排ガス流量他）	0 ～ * ppm or 0 ～ * %	0 ～ 10 V（max）/ 0 ～ *** ppm or %	お客様ご用意のシステム
信号中継装置		データロガーシステム VARTS - II に入力する各種計測用センサーの計測信号を中継
電源装置		車両の既搭載バッテリの他に「車載型排ガス計測システム」付属で搭載されるバッテリから電源を分岐して主電源として使用
車両本体／車両加工		お打ち合わせにより決定

Revised: 2010/06/14

● 記載事項は変更になる場合がございます。
● 価格情報は皆様の便宜のために参考用として記載された日本国内価格です。

ご購入をご検討いただく場合には最寄りの当社営業所あるいは代理店にご確認ください。