多段噴射量計測システム FJ-8000シリーズ
NOx・PM削減も、燃費向上も、振動騒音の低減も コモンレールの噴射状態を可視化し、環境負荷低減したエンジン開発を実現します
FJ-8000 シリーズは、コモンレールシステムでの噴射量、噴射率、噴射時期、噴射期間を実車環境に近い噴射環境で計測することができる、多段噴射対応噴射量計測システムです。
さらなる噴射精度向上をはかり、完全燃焼に近づけることで、PMの発生やNOxの発生を抑え、燃費の向上、振動・騒音の低減が可能になります。
特長
噴射量検出部
高速サンプリングによる高精度な噴射タイミング解析
高速サンプリング(インジェクタ駆動信号:1 MHz 圧力信号200 kHz)により、次噴射までの インターバル、噴射開始/ 終了遅れ時間等の噴射タイミングを高精度に解析。
リアルタイムデータ表示
1.バーグラフ
各気筒、噴射段ごとの噴射量をバーグラフ表示
2.噴射率モニタ
噴射率、圧力、1ch分の外部からの入力信号(噴射指令等)を同時に表示。保存したデータとの重ね書きにも対応。
3.トレンドグラフ
最大8種類、3000 cycleのデータをトレンド形式で表示。
4.デュアルモニタ
トレンドグラフとバーグラフを同時表示。
5.数値モニタ
各気筒ごとの噴射量、噴射期間、検出器内温度などを数値で表示。
データ解析
● TQ-Q 線図( 噴射指令値- 噴射量線図)
横軸が噴射指令、縦軸が噴射量の線図で噴射指令に対する噴射量の変化を表示。
● 噴射率グラフ
各気筒の圧力波形、噴射率波形、1ch 分の任意の波形を 1 cycle ごとに表示。
● T-Q 線図( 横軸:サイクル 縦軸:噴射量)
サイクルによる各気筒ごとの噴射量の変動 を表示。
● N-Q 線図( 横軸:回転速度 縦軸:噴射量)
ポンプ回転速度による各気筒ごとの噴射量 の変化を表示。
● ヒストグラム
設定した噴射回数ごとの噴射量分布を表示。
● 統計データ
噴射量、噴射期間、検出器内温度等の平均値、標準偏差、最大/ 最小値等を表示。
● データリスト
1 cycleごとの噴射量、噴射期間、検出器内温度等のデータを表形式で一覧表示。