メールマガジンバックナンバー & 計測コラム
メールマガジンバックナンバー
111号 2010年12月22日発行
小野測器 2010年12月22日発行--------------------------------------------------------------------
ONO SOKKI -- info channel 12月号 第111号
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本メールマガジンは、配信のご希望を頂いたお客様へお送りしております。
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お知らせ
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平素は弊社商品をご愛用賜り誠にありがとうございます。
この度弊社におきまして、下記製品のサポート改善作業中に、ラウドネス
演算式の一部に修正すべき点のあることがわかりました。 この様な事態を
引き起こしましたことは、大変申し訳なくお詫び申し上げると共に、掛かる
事態を再発させないことをお誓い申し上げる次第でございます。
なお、下記の対象製品をお使いのお客様へは、直接弊社営業担当が修正版ソ
フトウエアをお持ちするとともに、内容についてご説明させていただきます。
■「Oscope 時系列解析ツールでの ISO 532B ラウドネス演算不具合のお知らせ」
ISO 532B ラウドネスの低周波帯域のラウドネス値補正の一部に誤りがあり、
ISO 532B ラウドネスの演算結果が正しく得られないことがあります。
非定常対応のラウドネス、シャープネス、ラフネス、変動強度、トーナリ
ティ(オプション)、変動音解析(オプション)は問題ありません。
誠に申し訳ございませんが、対象となる製品並びにソフトウェアバージョン
をご確認いただき、該当する場合は、対策済み最新ソフトをインストールし
ていただきますようお願い申し上げます。詳細につきましては、以下ページ
をご参照ください。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/OS_fault2.htm
■「WS-5150 音色シミュレーションソフトウェアおよびWS-5160 音質評価ソフト
ウェアでの ISO 532B ラウドネス演算不具合のお知らせ」
ISO 532B ラウドネスの低周波帯域のラウドネス値補正の一部に誤りがあり、
ISO 532B ラウドネスの演算結果が正しく得られないことがあります。
非定常対応のラウドネス、シャープネス、ラフネス、変動強度、トーナリ
ティ(オプション)は問題ありません。
誠に申し訳ございませんが、対象となる製品並びにソフトウェアバージョン
をご確認いただき、該当する場合は、対策済み最新ソフトをインストールし
ていただきますようお願い申し上げます。詳細につきましては、以下ページ
をご参照ください。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/OS_fault.htm
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年末年始 業務停止のお知らせ
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下記の年末年始期間は休業とさせていただきます。お客様相談室のご相談受
付業務も休止させていただきます。
●年末年始休業期間:2010年12月29日(水) ~ 2011年1月4日(火)
●相談受付休止期間:12月28日(火)12:00 ~ 年始1月5日(水)13:00 まで
FAX、メール、フィードバックフォームなどで頂きましたご質問に対する回
答は、2011年1月5日13:00以降とさせていただきますのでご了承ください。
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製品 サービス
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■LV-9300A/9002/0121A レーザー測長計システム【新製品】
LV-9300A レーザー測長計ユニット、LV-9002 センサーヘッド、LV-0121A ディジ
タル変位計ユニットにより構成される直線変位を測定する「高精度・高速応
答の非接触レーザー測長システム」です。
最大 1MHz サンプリング、5m/sの高速応答で、最大±10mの測定範囲を
0.155nmの高分解能で非接触測長が可能です。
プリンタ・スキャナ・コピー機等の OA 機器や、工作機械・移動ステージ等
の精密位置決め機構を有する機械の動特性解析など、高精度な位置決め精度
計測に威力を発揮します。
オプションのLV-0930 変位解析ソフトウェアを用いると、USB 出力より計測
データを読み込み、最高 1MHz のサンプリング周波数で、測定物の移動軌跡
や停止時等に発生するオーバーシュートなどの動特性解析を行うことができ
ます。また、ISO230-2に準拠した位置決め精度試験が可能です。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/thickness/lv9300a.html
■LV-2100A レーザー干渉変位計システム【新製品】
LV-2100A レーザー干渉変位計は、無負荷・非接触で MEMS や圧電素子の微小
かつ高速で振動する変位を 1MHz サンプリング、0.155nmの高変位分解能で、
DCからの直接検出が可能です。また、レーザースポット径は最小 φ1.5μmの
高空間分解能で、最大 5m/sの変位ストロークの計測ができます。
オプションのLV-0930 変位解析ソフトウェアをはじめ、FFTアナライザーや
『Oscope/Oscope Professional』時系列解析ツール等の豊富なハード・ソフ
ト群がより効果的な計測・解析をサポートします。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/thickness/lv2100a.html
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HEV/EV 計測アプリケーション
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ハイブリッド車、電気自動車の開発および生産のために有用な計測アプリケ
ーション3例の紹介です。
■HEV/EV モーター 性能・耐久試験システム
HEV/EV 車両用モーターに実走行シミュレーションの負荷を与える事により、
モーターの性能・耐久試験を行うシステムです。モーター単体で規定モード運転
(JC08/JE05/10・15 等)の評価が可能です。車両モデルを使用することに
より、様々な車両に対応できます。また、MATLAB/Simulinkによるオープン
モデル、実機モーター・インバータへの接続等拡張性のあるシステムで、さら
に恒温槽と組合せをして、温度ストレスも印加可能です。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/ev/m_apli7.htm
■モーターの基本特性試験(中型・大型)
HEV/EV 用をはじめとして、電動パワステ(EPS)用、コンプレッサ用などの
自動車用モーターや、掃除機、洗濯機などの家電用まで、使用モーターの基礎特
性データを計測する試験システムです。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/ev/m_apli8.htm
■バッテリー 性能・耐久試験システム
HEV/EV 車両用バッテリに実走行シミュレーションの負荷を与える事により、
バッテリーの性能・耐久試験を行うシステムです。
バッテリー単体で規定モード運転(JC08/JE05/10・15 等)評価が可能です。
車両モデルを使用することにより、様々な車両に対応できます。また、
MATLAB/Simulinkによるオープンモデル、実機モーター・インバータへの接続
等拡張性のあるシステムで、さらに恒温槽と組合せをして、温度ストレスも
印加可能です。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/ev/b_apli2.htm
<HEV/EV 計測アプリケーショントップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/ev/ev_hev_top.htm
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音響・振動アプリケーション
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アプリケーションカテゴリに以下2事例を追加しました。
■中央加振法による制振材料の損失係数測定(振動系)
短冊状の試験片の中央部を加振して得られた周波数応答関数のピークの幅
(半値幅)により、制振材料の損失係数やヤング率を算出します。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/application/lossfactor_2.htm
■半無響室における事務機器の音響パワーレベル測定(音響系)
JIS Z8732 や JIS Z8733 に準拠し、半無響室内の自由空間に9本のマイクロ
ホンを設置して、対象プリンタからの平均音圧レベルから音響パワーレベル
を算出します。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/application/hemi_soundpower.htm
<アプリケーショントップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/category/application.htm
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小野測器 e-Shop(ネット販売)情報
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■製品取扱説明書(印刷物)の販売を開始しました。現行機種の取扱説明書に
加えて、既に販売終了した機種の取扱説明書を販売します。
http://www.onosokki.co.jp/Store/manual/eshop_manual.htm
○取扱説明書には、小野測器ホームページの取扱説明書ダウンロードページで
公開しているものもあります。
e-shop で販売している取扱説明書は印刷物で、PDFではありません。
○販売している取扱説明書は、原則として最新のバージョンのものとなります。
販売している説明書の記載内容と、お客様がお持ちの製品の仕様が、マイナ
ーチェンジ等により異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
○小野測器 e-Shop は即日発送にも対応、お支払い方法も銀行振込み、代金引
換、受取時カード払いの選択が可能です。早くて簡単・便利なe-Shopをご活
用ください。
<小野測器 e-Shop トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/Store/top.htm
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良く受ける質問と回答 FAQ
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FAQ に以下3項目を追加しました。
■非接触車速計/GPS車速計関連に以下の項目を追加
-「LC-1100/SF-660B 空間フィルタ検出器取付け上の注意点 - その2」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/lc/lc_install_2.htm
■FFTアナライザー基本(全機種共通)関連に以下の項目を追加
-「時定数とローパスフィルタのカットオフ周波数の関係は?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/fft_common/fft_input_9.htm
■DS-2000シリーズ データステーション関連に以下の項目を追加
-「DS-0223トラッキング解析ソフトでオフライン解析できるレコードファイ
ルのサンプリング周波数は?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds200027.htm
<FAQ トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/faq.htm
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PDF/DWG外観図サービス
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以下の製品外観図を掲載しました。
- LV-9300A レーザー測長計(本体)(レーザー関連製品)
- LV-0121A デジタル変位計ユニット(レーザー関連製品)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/laser.htm
<製品外観図ダウンロードトップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/overallview.htm
ダウンロードにはユーザー登録(フリー)が必要です。
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新着カタログ・資料
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PDFカタログ改訂3種を掲載しました。
- LVシリーズ レーザードップラ式非接触振動計(音響振動 改訂)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#sv
- TQ-1000シリーズ フランジ型高剛性トルク検出器(トルク 改訂)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#torque
- FR-2000シリーズ 音響振動シミュレーションソフトウェア(ソフト改訂)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#soft
<PDFカタログトップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html
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計測コラム
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音の測定の基礎 - 第21回「残響理論と残響時間の測定」その7
- 残響時間の測定(2)-
インパルス応答から残響時間を算出する方法は、1965年 Schroeder によっ
て発表されました。その後、デジタル信号処理技術の進展と、室内音響計
測にPCの利用が一般的になったことで、30余年を経て、1997年に本手法が規
格化された経緯は前回お話しました。今回は、ごく簡単にではありますが、
インパルス応答の意味、測定方法、および、インパルス応答積分法から、残
響時間を算出するプロセスを説明します。
インパルス応答は、「インパルスと呼ばれる非常に短い信号を入力したとき
のシステムの出力」と定義されます。ホールのような室内でのインパルス応
答の測定は、古くは、競技のスタートに用いるピストル発火音を用いて、ス
テージ上で「パァン」と鳴らして、その音の減衰過程を客席で観測するとい
うことを行っていました。簡易的には、手を叩いても短いパルス的な音が生
じるので、室の響きの印象はつかめます。室内音響において、非常に短い信
号の入力とは、上記のようなパルッシブな音源の室内への発生であり、シス
テムの出力は、受音点における応答(直接音と反射音による音圧時間波形)
ということになります。このインパルス応答は、波形上の一つ一つの反射音
の方向は未知であるものの、ある音源と受音点の関係における物理音響的な
すべての情報を含んでいるといえます。
さて、現在では、ピストルの代わりにスピーカを用いて測定しますが、通常
スピーカは、特に高周波領域では強い指向性をもちますので、無指向性12面
体スピーカを用いるのが一般的です。 音源に用いる信号の種類として、大
きくは以下の3つの方法が取られます。
(続きはこちらのPDFをご覧ください)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/emm111.pdf
(KI)
<バックナンバー>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm
(バックナンバー上に今までの計測コラムのタイトル一覧を掲載しました。)
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◆◇◆編集後記◆◇◆
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クリスマスが過ぎると、もう正月は目の前。慌しく過ごしているうちに、12
月もあっと言う間に過ぎ去っていきます。仕事は最後のしめくくり、ラスト
スパートをかけている方もいらっしゃるでしょう。
気ぜわしい師走とは打って変わって、お正月は静かに過ごせるのではないで
しょうか。月並みですが、ご家族揃って、こたつでみかん、気が向いたら初
詣へ、なんていうのもいいでしょう。 (ま)
本年も12月号を無事に発行することができました。これもひとえに皆様から
の励ましや忌憚無いご意見をいただいたおかげだと、感謝しております。
有り難うございました。どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。
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発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
お客様相談室 mailto: onosokki.co.jp
編集責任者 加藤 雅治
発行責任者 小嶋 治夫
本メールは2008年12月1日に施行されました特定電子メール法の改正法に準
拠して配信されております。
○特定電子メールの送信等に関するガイドライン
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/pdf/m_mail_081114_1.pdf
○総務省ホームページ
http://www.soumu.go.jp/
登録内容の変更・停止はこちら
https://www.onosokki.co.jp/EMM/emm.htm
バックナンバー
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