メールマガジンバックナンバー

70号 2007年07月19日発行

小野測器                       2007年07月19日発行
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ONOSOKKI -- info channel 7月号                          第70号
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 お知らせ
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■O-Chartユーザ様専用ページを開設

 O-Chartユーザ様専用ページを開設しました。O-Chartをご使用いただいて
 いる皆様が今後より一層ご活用いただく上でお役に立つ情報が満載です。
 情報は順次追加して参りますのでご利用ください。なお、O-Chartユーザ様
 専用ページへのアクセスにはO-Chartの正規ユーザー登録が必要です。
 (お客様のメールアドレスとシリアル番号をご用意ください。)

 ○ソフトウェア無償アップデート
  Ver 2以上お持ちの方のみアップデートが可能です。
  お使い頂いているソフトウェアを最新版(バグ修正版)に無償でアップ
  デートすることが出来ます。(※新機能が追加されたバージョンに更新
  する場合は有償となります。)

 ○グラフギャラリー
  O-Chartを使用して作成できる各種グラフをご紹介しています。

 ○よくある質問
  お客様からよくお問い合わせを受ける事項をFAQとしてまとめました。

 ○HOW TO
  「こうしたらこういうことが出来る」、「この機能がこんな時に便利」
  と言った多くのTipsをアニメーションを使って解説しています。

 ○新機能
  バージョンアップによって新たに追加・変更された機能・仕様を出来る
  だけ早く・詳しく皆様にお知らせします。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/registration/newregistration.htm

 

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 製品 サービス
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■静電容量式非接触変位計【新製品】

 ○VT-5200シリーズ(実験用タイプ)
 ○VT-5700シリーズ(組込用小型・低価格タイプ)

 新開発 VEシリーズセンサーと、VTシリーズ変換器の組合せにより、測定対
 象(鉄、アルミ、銅、各種金属メッキなどの導電体)までのギャップ・
 変位を非接触で高精度に測定する静電容量式微小変位計です。

 測定対象物面(ターゲット面)とそれに対向して設置された VEシリーズ
 センサー端面で形成される静電容量からギャップ・変位を測定します。
 非接触の検出ですから、回転あるいは振動する測定対象物に負荷をかけず、
 振動モードをかえることがありません。
 タービン、電動機、コンプレッサなどの回転機の軸振れ、シリコンウェハ
 やハードディスク等の反り・平面度・厚さの測定に威力を発揮します。

 VEセンサーは測定範囲が最大8mm用までの5種類を用意。変換器は、システ
 ム組み込み用途に適した小型・低価格の VT-5700シリーズと、実験用途
 などに最適な VT-5200シリーズの2機種。両シリーズとも周波数応答が
 4kHzのタイプと高速応答 10kHz 対応の2タイプをラインナップしました。

 <VT-5200シリーズ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/thickness/vt5200.html

 <VT-5700シリーズ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/thickness/vt5700.html

 <プレスリリース>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/press/press.htm

 

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 よく受ける質問と回答FAQ
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■DS-2000データステーションFAQに項目追加

  -DS-0223リアルタイムオクターブソフトで「ISO 2631-1(全身振動の
  測定規格)」、「ISO 5349-1(手腕系振動の測定規格)」で規定された
  周波数補正をかけるには(定義ファイル付き)

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds0223_1.htm

<DS-2000FAQトップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000.htm

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 計測コラム
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 「波形とFFT−8」

 7-4.FFTとバンドパスフィルター

 前号で、FFTのX軸は fo飛びの離散点で表されることがわかりました。
 では信号の周波数がこの狭間にある成分はどうなるのでしょうか。
 今回はこれについて考えます。

 FFTアナライザーでは周波数レンジ、サンプル点数を設定しFFTします。
 周期T、周波数分解能foはこの設定で決まってしまいます。高い周波数
 まで高分解能で分析するにはサンプル点数を大きく設定する必要があり
 ますが、例えば固有振動数が9.72Hzの精度まで必要かというとそうでは
 なく、実用的は10Hzとわかれば十分なことが多々あります。
 目的用途に適した測定条件を設定し測定することとなります。

 さて、冒頭で記しましたfo、この整数倍に当たらない狭間の周波数fの
 成分Cはどうなるかというと、fの両サイドの周波数kfoと(k+1)foの
 C1、C2に別れて表示されます。kfoのスペクトルC1はfがkfoに近ければ
 近いほど大きく、また離れるほど小さく表示され、f=kfoではC1はCに
 一いたします。kfoのスペクトルはちょうどfoを中心としたバンドパス
 フィルターを通した信号の大きさ(パワースペクトル)となります。
 このことをイメージ図として図7-4に示します。このようなことから
 「FFTアナライザーのパワースペクトルはバンドパスフィルターが多数
 並んだもの」と考えることができます(図7-5)。
 そしてこのバンドパスフィルターの形、バンド幅は次号で説明します
 ウインドウ関数(窓関数)により決まります(図7-6)。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/emm70add.pdf

 <ポイント>
 FFTは、多数のバンドパスフィルターが並んでいて、このバンドパス
 フィルターを通した信号のパワーを表します。
 バンドパスフィルターの形はウインドウ関数(窓関数)で決まります。

 <バックナンバー>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm

 

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◆◇◆編集後記◆◇◆
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 大型台風による大雨洪水注意報と被災のニュースが一転、新潟地震被災
 に変わった。中越地震、能登半島地震そして今回また新潟と、重ねて起
 こる災害に被災者の気持ちを思えば・・・。「生活不活発病」聞きなれ
 ない用語が放送される。これは生活が不活発なことが原因で心身の機能
 のほとんど全てが低下するとのこと。使わない機能は退化していくと
 いうことですか? 普段でも確かにそう感じる。若い時はじっとして
 いるといらいらし、体を動かしたくなったが、年とともに意識して運動
 しないと、体が勝手に楽をし、動くまいとする。特に腹、生活不活発病
 のかかり始めの症状かと疑う。ほんとに災害にあったらどうしよう。
 それにしても災害救援活動がすばやい。支援活動も次々報道され、
 危機管理が機能しているように思う。被災者の方々が早く安心を取り戻
 されることを心より願っています。

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  発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
     お客様相談室 mailto: csonosokki.co.jp
      編集責任者   野田 幸治
     発行責任者   今泉 八郎

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