メールマガジンバックナンバー

62号 2006年11月22日発行

小野測器                       2006年11月22日発行
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ONOSOKKI -- info channel 11月号         第62号
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◆◇◆お知らせ◆◇◆
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■LA-2560/5560/5570騒音計用「ファイル変換」ユーティリティソフト

 LA-2560/5560/5570 騒音計+LA-0553 スペクトルモニタ機能オプションで
 保存したFFT解析データ(*.CSV)ファイルをDS-0221汎用FFT解析ソフト
 で読み込み2次処理が出来るように、データ変更しテキストデータ(*.txt)
 で保存するユーティリティソフトです。

https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/freeprogram/download_top.htm

 

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◆◇◆よく受ける質問と回答FAQ◆◇◆
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■XN-8000シリーズレポライザページにFAQ3項目+簡易操作手順書5種を追加

 ○「データのみを保存する方法は(エクスポート)?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/xn8000_20.htm

 ○「保存されたファイルを読み出す方法は(インポート)?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/xn8000_21.htm

 ○「XN-0821とDS-0221の両ソフトウェアで、1/Hのときの微積分演算の
   順はどうなっているか?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/xn8000_22.htm

 ○コンフィグボード設定画面一覧表(pdf 5ページ、2.2MB)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/pdf/xn8000config_setting.pdf

 ○コンフィグボードによる効率的システム構築(pdf 11ページ、1.3MB)
  参考用プロジェクトファイルリンク付き
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/pdf/xn8000_configboard.pdf

 ○グラフ作成手順書(pdf 12ページ、1.4MB)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/pdf/xn8000_graph.pdf

 ○トリガー設定手順書(pdf 5ページ、470kB)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/pdf/xn8000_trigger.pdf

 ○加速度の衝撃波形を変位で表示する方法(pdf 7ページ、978kB)
  参考用プロジェクトファイルリンク付き
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/pdf/xn8000_AccToDisp.pdf

 <XN-8000シリーズ FAQトップ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/xn8000FAQ.htm

■DS-2000シリーズデータステーションFAQに4項目追加

 ○「DS-0221で周波数重み付けを「A特性:ON」で測定し、テキスト保存
  したパワースペクトルを再度開いたら値が変わったが・・?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000text_store.htm

 ○「DS-0250スループット機能で単位校正を行いレコードしたORFファイル
  を、DS-0221でオフライン解析するとき校正をOFFにする方法は?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000orf_offline.htm

 ○「DS-0221のレコード機能で保存した「***.rcd」ファイルをWindows標準
  のメディアプレーヤで再生できますか?」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000rcd_wavfile.htm

 ○「DS-0221でパワースペクトルをテキスト形式で保存したときに、
  周波数の数値が、周波数レンジの「1/800(サンプル点数2048点)」
  の値にならない、なぜか? 」
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds0221enhance_txtstore.htm

 <DS-2000シリーズ FAQトップ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000.htm

 

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◆◇◆Web3Dイメージカタログ◆◇◆
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 製品外観を三次元立体イメージでご覧いただけます。

 ○VC-2100/3100振動コンパレータ
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/3d/infovc2100.htm

 <Web3Dカタログ インデックス>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/3d/index.htm

 

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◆◇◆DWG/PDF外観図サービスページ◆◇◆
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■新型MD-Cシリーズトルク検出器9種の製品外観図を追加

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/torque.htm

 <外観図トップページ>

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/overallview.htm

 

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◆◇◆新着カタログ・資料◆◇◆
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■PDFカタログ 改訂2種 掲載しました。

 ○TS-7700システム トルクステーション Pro(モータ・トルク関連) http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#torque

 ○エンジン回転計セレクションガイド(自動車関連)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#vehicle

 <PDFカタログ トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html

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◆◇◆計測コラム◆◇◆
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 「Repolyzer World(XN-8000シリーズレポライザ)」開発話-4

 6.単位校正(センサ信号を物理量へ)

 次のアプローチは「Repolyzerは計測を意識させない仕組みを用意する」
 ことでした。センサ感度設定や電圧レンジなどのハードウェアの設定
 そして解析条件などのソフトウェアの設定を、ユーザーが意識しないで
 設定できる方法です。

 計測器の設定で難しいといわれることの多いセンサ感度設定(校正)
 では、センサのデータベースを標準機能として搭載しました。
 一度センサ情報を登録すれば次回の計測からはセンサの型式やシリアル
 番号などから選択でき、校正作業を簡略化することができます。
 さらに最近では、TEDSセンサという感度データを内蔵した製品が販売
 され初めていますが、これを使用する事でセンサから直接感度データを
 読み込むことができるようになります。

 FFTアナライザでは様々な設定項目や解析条件があり、設定内容や操作
 手順は分かりやすいとはいいがたいものでした。これについても
 すべての計測・解析条件を、チャンネルパレットとコンフィグボードから
 設定できるように集中させ、またグラフィカルな画面にすることで、
 FFT解析専用で使用してもマルチアプリ解析で使用しても「操作は同じ」
 になるよう考え、使いやすさわかりやすさに配慮しました。

 開発の構想(イメージ)段階では、ハードウェアとソフトウェアの設定
 では、グラフデータの情報から、最適値を自動設定させようと考えまし
 た。例えば、20kHzまでの音をオクターブ解析と同時に2kHzまでの振動の
 FFT解析をしたい場合、ユーザーは「横軸を20kHzのオクターブのグラフ」
 と「横軸2kHzのFFTのグラフ」をペーパーに配置して、センサをハード
 ウェア(フロントエンド)に接続しハードウェアをパソコンに接続すれば、
 後はスタートボタンを押すだけで解析終了というイメージです。
 グラフの縦軸は、測定されたデータにあわせ最適に自動スケーリングし
 表示されるといったことを想定しました。非常にインテリジェントな
 システムなので、現段階では実現が困難という判断になりました。
 欲を言うと、解析終了後に、過去データとの比較や、顕著な特徴などを
 分析してくれる機能まで欲しいところですが、これは「計測アシスタント
 ロボット」の領域だと思いますので、近未来での実現を楽しみにしたい
 と思います。

 7.信号前処理(バンドパス、時間軸2重積分)

 音・振動の計測では、バンドパスなど信号処理をおこなってから解析する
 ことが多々あります。Repolyzerでは、この信号処理をデジタル前処理で
 実現していますので、パソコンのみで前処理が可能になりました。
 今でも、信号前処理をアナログ回路のフィルタユニットや微積分ユニット
 を使って実現していますが、Repolyzerを使うことで、デジタル前処理を
 手軽に使うことができます。
 極端な例ですが、現場でDAT(デジタル・オーディオテープ)に収録して
 きたデータを、社内に戻ってからDATの出力をアナログユニットに通し、
 信号処理された出力をFFTアナライザやオクターブアナライザ等の解析
 装置へ入力して解析をしています。しかしRepolyzerを使うと、現場で
 前処理した信号をFFT解析しながら同時に生データ収録が可能です。
 そして社内に戻ってからはパソコンのみで、収録した生データを新たに
 ディジタル前処理を行い解析することが出来ます。
 またディジタル処理ですから、2重積分したきわめて小さな数値でも
 データーはノイズに埋まることなく有効というメリットもあります。

 8.将来の拡張性

 最後にプラットホームとしてのRepolyzerの拡張性です。ここでもパソコン
 で全て処理している事が大きく貢献しています。今までは、ハードウェア
 を中心にして、FFT解析ソフト、オクターブ解析ソフトなどソフトウェアを
 アプリケーション毎に開発して来ました。それは専用ソフトとしての使い
 易さがあり大切なポイントですが、ソフト毎に操作性が違います。
 Repolyzerでは同じ操作性で解析からレポート作成まで行えることは、
 逆の意味でアピールできる大きなポイントと考えています。

 例えば「音質」の解析機能を新たに追加すれば、音質パラメータの分析
 だけでなく、音質トラッキング解析までも同じ操作手順で出来る。
 また、「トルク」の解析機能を新たに追加して、トルク変動と音・振動の
 相関関係の分析が、やはり同じ手順で簡単に操作できるなど、
 将来Repolyzerに新しい解析機能を追加しても、車の運転同様に操作を
 新たに覚えなくて済むということです。

 ハードウェアの面では、マルチフロントエンド対応機能で解決をして
 います。音振動計測の範囲以外の信号、例えば低速サンプリングの
 データロガー分野や、高速サンプルが必要なオシロスコープの分野など、
 ハードウエアが変わっても同一操作で計測とレポート作成が可能となり
 ます。これが、RepolyzerWorldの思想です。

 最後になりますが、Repolyzerは、今後のパソコン処理能力のアップを
 見越して、全ての処理をパソコンのみで実現しています。
 最近では、マルチコアCPUで並列処理するパソコンも発売されてきました。
 Repolyzerはこれに対応しています。将来もっとスピードアップされた
 Repolyzerを操作するのが今から楽しみです。
 Repolyzerは、この様に「新しい発想、構想」が盛り込まれた製品ですが、
 なかなかユニーク過ぎて認知されないのが悩みです。最近は少しずつ
 認知されてきたと感じ、うれしく思っています。

     −完−                (by kobamoto)

 <衝撃加速度波形を変位で表示する−ディジタル前処理>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/pdf/xn8000_AccToDisp.pdf

 <ベアリングの傷診断でエンビロープ処理をする−ディジタル前処理>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/xn8000/xn8000_8.htm

 <XN-8000シリーズ Repolyzer2>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/software/others/repolyzer.htm

 

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編集後記

 近くの山が黄色に変わった。鶴見川の土手から白い富士の峰がくっきり
 と見える。ウォーキングする人の数が多くなってきた。朝の空気は澄み
 きっていて、気温も低く自然と歩く速さが早くなる。ジッとしておれなく
 せわしい気持にさせられる。スポーツの秋という言葉がナールほど理解
 できる。ということでナビ無しで車を走らせ奈良公園に迷い込む。
 かなりの人出だ。しかし雑踏の中を一歩境内に入ると一変する。静寂さが
 漂い雰囲気が別世界。意外にも外国観光客が多い。日本の人口が増加から
 減少トレンドに変化し、ニセコスキー場はオーストラリアの別荘ブーム、
 温泉もあって日本観光は海外ではひそかなブームになっているのかな。
 海外ノ修学旅行ハ世界史履修ト認メル・・・寺を出ると煩悩に襲われる。
 物思いにふけるのも何処かへ出かけたくなるのも今の季節のせい。

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   編集責任者   野田 幸治

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