メールマガジンバックナンバー

54号 2006年3月23日発行

小野測器                       2006年3月23日発行
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ONOSOKKI -- info channel                    第54号
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**********************3月のコンテンツ *****************************

▼お知らせ

 ○校正サービスページを新設 「JCSS校正」と「一般校正」
 ○“アプリケーション e-見積”「騒音計関連」編

▼よく受ける質問と回答FAQ

 ○DS-2000FAQに追加
  o「新しくCD-ROMからインストールした後
      プロテクトキーが認識されない場合」
  o「時系列TXTデータで保存されたデータをDS-0221 FFT解析ソフトで
     パワースペクトル分析する方法」(簡易操作手順書PDF)
 ○デジタルゲージ関連FAQの取扱説明書11機種をアップデート

▼DWG/PDF外観図

 ○MT-6200Aシリーズトルクリップル・コギングトルク用トルク検出器

▼新着カタログ・資料

 ○回転計セレクションガイド(改訂)
 ○エンジン回転計セレクションガイド(改訂)
 ○GE-1400/HT-6100ディーセルエンジンタコメータ(改訂)

▼計測コラム

 ○振動解析 - 27 「応答スペクトル - 3」

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    (お願い:リンクURLが複数行に渡る場合には繋げてください)

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◆◇◆お知らせ◆◇◆
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■校正サービスページを新設 「JCSS校正」と「一般校正」

 昨年12月26日、当社子会社である小野測器製造(株)が計量法第143条
 の計量法校正事業者認定制度(JCSS)により製品評価技術基盤機構
 から、認定の区分「音響・超音波」のJCSS認定事業者として公的に認め
 られました。これ受けて、当社音響製品のJCSS校正サービスの準備を
 進めておりましたが、この度、当社騒音計を初め、計測用マイクロホン、
 音響校正器等のJCSS校正の体制が整いましたので、今までご提供して
 おりました「一般校正」と合わせ、校正サービスページとして新規
 オープンいたしました。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/calibration.html

■“アプリケーション e-見積”「騒音計関連」編

 アプリケーションe-見積の第3回目は「騒音計関連機器」編です。
 アプリケーションe-見積では、計測の対象や使い方用途・目的に
 合わせて必要とされる騒音計と解析器の組合せシステム構成をアプリ
 ケーションとして分かり易くご提案するとともに、そのアプリケー
 ションを構成する機器の概算見積がわかるように構成されています。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/estimate/soundmeter/index.htm

 

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◆◇◆よく受ける質問と回答FAQ◆◇◆
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■DS-2000FAQに追加

 ○「新しくCD-ROMからインストールした後
          プロテクトキーが認識されない場合」

 DS-2000ソフトウェアを、新たにCD-ROMからインストールした際に
 USBプロテクトキーのドライバソフトのバージョンが合わないため、
 USBプロテクトキーが正常に認識されず、ソフトウェアがインストール
 が出来ないという不具合が発生することがあります。その場合は、
 手順に従い、USBプロテクトキーのドライバを最新のものにアップデート
 してください。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000keydriver.htm

 ○「時系列TXTデータで保存されたデータをDS-0221 FFT解析ソフトで
     パワースペクトル分析する方法」(簡易操作手順書PDF)

 AD変換して記録されたTXTデータをDS0221でFFTする方法を説明します。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/pdf/ds0221txttospect.pdf

 <DS-2000データステーションFAQトップ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/ds2000/ds2000.htm

■デジタルゲージ関連FAQの取扱説明書11機種をアップデート

 ○BS-102/112 ベビーゲージセンサー
 ○BS-102W/112W ベビーゲージセンサー(防水型)
 ○GS-102 リニアゲージセンサー
 ○GS-251 リニアゲージセンサー
 ○GS-251W リニアゲージセンサー
 ○GS-503 リニアゲージセンサー
 ○GS-5011 リニアゲージセンサー
 ○GS-1000 リニアゲージセンサー
 ○GS-1513A/1530A/1613A/1630Aリニアゲージセンサー
 ○GS-4513/4613・GS-4530/4630リニアゲージセンサー
 ○GS-6513/6530/6613/6630リニアゲージセンサー
 ○GS-7710/7710N/7210L/7210LNリニアゲージセンサー

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/gage/gagefaq.htm

 

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◆◇◆DWG/PDF外観図サービスページ◆◇◆
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 製品外観図を追加しました。

 <トルク計・検出器関連製品>
 ○MT-6200Aシリーズトルクリップル・コギングトルク用トルク検出器
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/torque.htm

 <外観図トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/overallview.htm

 今までのDXFファイルに代えてDWGファイルでの提供を始めております。
 (PDFファイルでのご提供はそのまま継続します)

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◆◇◆新着カタログ・資料◆◇◆
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 今月のPDFカタログは改訂3種

 <回転速度関連>
 ○回転計セレクションガイド(改訂)<表紙も変更>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#sougou

 <自動車関連>
 ○エンジン回転計セレクションガイド(改訂)<表紙も変更>
 ○GE-1400/HT-6100ディーセルエンジンタコメータ(改訂)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#vehicle

<PDFカタログ トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html

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◆◇◆計測コラム◆◇◆
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  振動解析-27 「応答スペクトル - 3」

 前月号からの続き
  <バックナンバー>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm

■(3)固有振動数と減衰定数

 固有周波数、減衰定数がわかると、解の式の形がわかっているので、
 それぞれの係数にあてはめると解が得られます。
 今回は前号の逆をたどって、この様子を見ていきましょう。

 前号基本式の (3)、(4)、(4')式と例題 (5)、(13)、(13')式を次に
 まとめました。(一部追加)

 ζ≪1では

   x''+2ζωox'+ωo^2x=0      ・・・・・・・・・・・(3)
   x=e^(-ζωot){Ccos(√1-ζ^2*ωot)+Dsin(√1-ζ^2*ωot)}
    =Ae^(-ζωot)cos(√1-ζ^2*ωot−Φ)  ・・・・・ ・・(4)
       ωn=√1-ζ^2*ωo≒ωo 
       Φ=tan-1(D/C)
       A C Dは初期条件で決まる定数         
   x=Ae^(-ζωot)cos(ωot-Φ)        ・・・・・・(4')

   x''+2x'+400x=0        ・・・・・・・・・・(5)
   x=e^-t{cos20t+1/20*sin20t}  ・・・・・・・・・・(13)
    =1.0012e^-tcos(20t-Φ)    ・・・・・・・・・・(13')
   Φ=tan^-1(1/20/1)=tan-1(1/20)  

 それぞれの係数を比べてみましょう。
 固有振動数ωo、減衰定数ζは

    ωo^2=400
    2ζωo=2

 より

    固有周波数: ωo=2πfo=20 
           fo≒3.2 (Hz)
     減衰定数 : ζ=1/20=0.05
    減衰自由振動周波数:ωn≒ωo       

■(3-1)例題

 (5)式に対し減衰定数が大きくなるとどうなるでしょうか。

    x''+2x'+400x=0       ・・・・・・・・・・(5)

 (5)式と固有振動数は同じで、減衰定数を0.3にとってみます。

   ωo=20
   ζ=0.3

 運動方程式は(3)式を参考にすると次式となります。

ωo^2=400
   2ζωo=12

   x''+12x'+400=0        ・・・・・・・・(14)

 ζは考慮に入れ、(4)式を参考にして

   ωn=√1-ζ^2*ωo≒19.1
   ζωo=6

   x=e^-6t(Ccos19.1t+Dsin19.1t)

 初期条件t=0、x=1、x'=0より 前号を参考にして

   x=e^-6t{cos19.1t+6/19.1sin19.1t}
    x=1.048e^-6tcos(19.1t-θ) ・・・・・・・・・(15)
      θ=tan-1(6/19.1)

 図2は(14)式の解(15)式と(5)式の解(13')を重ねて表示したものです。
 (13')式に比べ(15)式の方が減衰する時間が早いこと、減衰周波数も
 減衰定数の影響で固有周波数より少し低くなっていることがわかります。

 <図2>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/06_03_23add.htm

 <バックナンバー>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm

 

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編集後記

 開花予報のニュースが流れるころとなりました。桜の花がもうすぐ咲
 くと思うと、寒い寒いと思っていた気持ちから、殻を破ってちょっと
 外の様子を見てみたい、そんなわくわくする気持ちになります。
 今日はよい天気。会社の傍の鶴見川の土手も急に緑に変わって、小鳥
 のさえずりもにぎやかになり、ずーっと待っていた春が手の届くところ
 までやってきた感じです。日本代表野球チームが息をふきかえしたこと
 は誰もが予想しなかったこと、驚きものでした。王監督の「皆が頑張
 った結果だ。胸を張って準決勝へ行こう」という言葉には万感が込め
 られているように感じます。野球のtop of the worldは王JAPA~N。
 「第1回大会日本優勝」が野球界の歴史に残るとはすごい。感動する
 ことも、体を動かしたいと感じることも、もうすぐは~るですね~と
 口ずさみたくなることも季節のいたずらでしょうか。

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   発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
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   編集責任者   野田 幸治

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