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50号 2005年11月17日発行

小野測器                       2005年11月17日発行
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ONOSOKKI -- info channel                    第50号
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********************11月のコンテンツ ******************************

▼技術レポート

 ○「制振材料とその性能測定について」改訂・追加

▼製品情報

 ○SE-1620ガソリンエンジン回転計    【新製品】
 ○PP/PAシリーズクランク角度検出システム【新製品】

▼アプリケーション

 ○精密建物の実稼動解析【機械系】

▼製品紹介アニメーション

 ○HT-5500ディジタルハンドタコメータ

▼DXF/PDF外観図サービスページ

 ○NP-3576N10/3578N10 TEDS対応3軸加速度ピックアップ
 ○PA-500Aクランク角度検出器用増幅器
 ○SE-1620ガソリンエンジン回転計

▼新着カタログ・資料

 ○HT-5500ディジタルハンドタコメータ(改訂)
 ○SE-2500/HT-6100ガソリンエンジンタコメータ(新規)
 ○SE-1620ガソリンエンジン回転計(新規)

▼計測コラム

 ○振動解析 -23 「フィールドバランス-1」

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    (お願い:リンクURLが複数行に渡る場合には繋げてください)

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◆◇◆お知らせ◆◇◆
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■「制振材料とその性能測定について」改訂・追加

 最近の制振材料に関する学会並びに技術動向をにらみ、今回新たに
 粘弾性材料の物理特性をメインに補足しました。制振材の複素弾性
 率は温度・周波数依存性を持ち、化学の業界ではこの温度を周波数
 に換算できるという温度 - 周波数換算則が常識とされます。
 当追加分ではこの温度 - 周波数換算則を用いたノモグラム
 (ISO 10112 において、制振材料の複素弾性率のグラフ表示として
 推奨されている。)を中心にその作成方法、読み方について解説し
 ています。
 更にそのグラフをカーブフィットすることによって、粘弾性材料の
 温度・周波数・損失係数・ヤング率の各パラメータを、各種シミュ
 レーションソフトに転用できる可能性を示唆致しました。
 HTML並びにPDFとも改訂・追加しております。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/damp/damp_index.htm

 

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◆◇◆製品情報◆◇◆
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■SE-1620ガソリンエンジン回転計【新製品】

 10月17日各種検出器と組合せ、20,000 r/min までのガソリンエンジン
 回転数を測定・表示する車載・据置両用アナログメータ表示タイプの
 ガソリンエンジン回転計SE-1620を発表しました。エンジンの立ち上がり
 や減速時等の急な回転数変化に対しての追従視認性に優れた100角広角度
アナログメータ表示、しかも、2重表示のアナログメータの採用により
 従来の機器の倍の20,000 r/minまでの回転数測定を可能としています。
 さらに、正確かつ安定した回転数測定のため、点火システムや使用センサ
 に応じて入力信号を最適化する入力感度切替スイッチを装備、また、入出
 力及び入力電源のアイソレーションにより耐ノイズ・安定性に優れたアナ
 ログ信号並びにパルス信号を出力可能です。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/vehicle/se1620.html

<プレスリリース>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/press/10_17_05_3.htm

■PP/PAシリーズクランク角度検出システム【新製品】

 クランク角度センサ、スリット円板、アンプ内蔵型電源ボックスで構成
 されるクランク角度検出システム - スリット円板とクランク角度センサ
 をエンジンのクランク軸端に取付けるだけで、エンジン性能試験などに
 おいて、クランク軸の回転角を精度よく、高応答で検出することができ
 ます。燃焼解析における、シリンダー内の燃焼圧力データ収集用タイミ
 ング信号として、また点火時期計測および制御用の角度信号として使用
 いただけます。TDC上死点検出用パルス(1P/R)とクランク軸 360P/R用
 と、TDC上死点検出用パルス(1P/R)とクランク軸720P/R用の2種を用意
 しました。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/vehicle/pp_pa_2.html

 

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◆◇◆アプリケーション◆◇◆
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■精密建物の実稼動解析【機械系】

 精密実験棟(特に音や振動を扱う建物)では、空調などの付帯設備から
 発生する音や振動が問題となることがあります。そのため、振動源とな
 る付帯設備の設置は、音や振動が伝わらないように実験室からなるべく
 離れた場所を選び、さらに振動絶縁、遮音対策を施しています。
 こうした音・振動に関わる問題を測定・解析し、その結果として実際に
 対策がうまくいっているかどうかの評価を解りやすく視覚的に表現する
 ために有効となるのが、実稼動解析です。ここでは、当社音響棟で、
 屋上に設置した室外機の振動の影響を、屋上平面上の21点(基準点×1、
 測定点×21)に加速度検出器を設置し、実際に設備を稼動した状態に
 おける実稼動解析例をご紹介します。結果として得られたアニメーション
 をご覧いただくと、振動絶縁等の効果により、設置された室外機の振動
 が無響室や半無響室等の各精密実験室にほとんど影響を及ぼしていない
 ことが良く分かります。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/application/me_scope.htm

 

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◆◇◆製品紹介アニメーション◆◇◆
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■HT-5500ディジタルハンドタコメータ

 基本のテキストを補足する製品紹介アニメーション。短い時間で簡潔に
 製品の特長や動作を掴むことが出来ます。Flash動画を是非ご覧下さい。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/tach/ht5500.html

 

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◆◇◆DXF/PDF外観図サービスページ◆◇◆
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 製品外観図を追加

 <加速度ピックアップNP/ PSシリーズ 関連製品>
 ○NP-3576N10/3578N10 TEDS対応3軸加速度ピックアップ

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/np.htm

 <自動車開発>
 ○PA-500Aクランク角度検出器用増幅器
 ○SE-1620ガソリンエンジン回転計

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/vehicle.htm

 <外観図トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/overallview.htm

 

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◆◇◆新着カタログ・資料◆◇◆
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 今月のPDFカタログは新規2種と改訂1種

<回転速度関連>
 ○HT-5500ディジタルハンドタコメータ(改訂)

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#2

<自動車関連関連>
 ○SE-2500/HT-6100ガソリンエンジンタコメータ(新規)
 ○SE-1620ガソリンエンジン回転計(新規)

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html#6

 <PDFカタログ トップページ>
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html

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◆◇◆計測コラム◆◇◆
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  振動解析-23 「フィールドバランス-1」

 文中、図1から図4は次の所を参照ください。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/05_11_17add.htm

 前回では、アンバランスがあるとアンバランス質量mと中心からの距離r、
 回転角速度ωから起振力F

   F=mrω^2   ・・・・(1)

 が発生し、この力により振動が発生することが分かりました。
 大きなファン、ロータなどの回転機械はもとより、身近な所では車の
 タイヤでは質量のアンバランス修正が行われます。質量以外の要因たと
 えば芯だし作業、熱、流体などによる見かけ上の不つりあいもあり現地
 でフィールドバランシングを行って振動の低減が図られています。
 今回はこのアンバランス修正の考え方の話しをします。

 アンバランスは

  (1)アンバランスによる振動数は回転数に等しく、回転1次の周波数
    成分を測定する。
  (2)回転数が一定であると、振動はアンバランスの大きさ(g-mm)に
    比例する。
  (3)回転体に定めた任意基準位置からの振動位相は、回転体のアン
    バランスの位置に相当する。

 ことが分かっています。
 アンバランスの修正には軸に反射マークを貼り、それを検出する光電式
 検出器と振幅センサ、FFTアナライザを使います。振幅センサは非接触
 ギャップセンサや加速度ピックアップが使われます。
 図1に測定システム例を示します。

 アンバランス修正の基本的な考え方は図2のようになります。
 図2で、回転平面状のAポイントにFというアンバランスが生じていると
 します。修正ポイントはAから180度対向したCポイントにFと同量の修正
 重りをつければ良いことになります。

 AポイントとFを測定するには、軸を一定回転数で運転し図3のように基準
 位置と振動最大位置との角度θを測定します。回転を止めて、反射マーク
 を光電検出器の位置に合わせると、振動センサの取りつけ位置から回転
 方向とは逆の方向の角度θの位置がアンバランスの位置になります。

 実際、振動センサに加速度ピックアップを使う場合、軸受け部にピック
 アップを取りつけますが、剛性や減衰量の影響がでて、ピックアップの
 位置からθの位置にアンバランスの位置がこない場合があります。
 そこで試し重りをつけ図4のようにベクトル図を作成しバランス修正位置
 のポイントCを求めます。

 最初に初期アンバランスのAポイントの角度α1と大きさFを測定します。
 次にBポイントに試し重りMt(g)を設定し、同様にアンバランスの角度α2
 と大きさTを測定します。初期アンバランスがF+Tにずれることになります。
 試し重りをつけたBポイントからθずらした点が修正ポイントCとなります。
 作図の時、軸の回転方向とFFTアナライザの位相表示の極性の関係に注意
 しましょう。また、軸に書いた角度位置と測定した位相と違いがあります。
 試し重りを付けたBポイントは軸の角度位置をとり、そこから
 θだけずらすことでCポイントの軸位置を特定します。
 また、修正重りMu(g)は

    Mu=Mt×F/T    ・・・・(2)

 として求めることができます。

 アンバランスの修正重りは、中心からの距離を試しおもりをつけた半径
 と同じにして取り付けます。
 運転する回転数は機械を実際運転する回転数やアンバランスが測定しや
 すい回転数にします。回転数を可変する機械ではアンバランス修正後
 回転数を変えて確認することもあります。
 ロータでは長さが直径に比べ大きい物がありますが、長さが直径の1/2
 以上では1面(片側の面)の修正ではなく、2面(両側の2面)修正が必要
 な場合があります。

 FFTアナライザが使用れるメリットは

  (1)回転体に反射マークを貼り、その検出信号を同期信号として測定する
   と、FFTアナライザだけで回転数成分の振動振幅と位相が同時に測定
   できる。
  (2)データの平均化処理ができるため回転数成分の振動振幅がそれ以外の
    外乱などで変動しても分離でき精度良く測定できる。

 が上げられます。

 上述の方法は測定点1点、修正点1点、回転数1点の1面1修正といわれよく
 使われます。

 DS227バランシングソフトは1面修正、1面1修正2回転数測定、2面2修正
 などの機能を持っています。

 DS0227バランシングソフト
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/software/ds/ds0227.htm

 参考文献:FFTアナライザ活用マニュアル 城戸健一 編著

 <バックナンバー>

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm

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編集後記

 朝の空気が冷たい。身震い1つして出かける。落ち葉を舞い上がらせ
 ながらやってくる北風小僧の季節になりました。世の中、株高で景気
 継続、でも減税廃止に増税論議も耳にする。ガソリン、灯油が高い。
 友人のぼやきは車検にタイヤ交換、保険の更新おまけに追突され病院
 通い。保険がおりるかもと期待していたのに残念。「何年も保険を掛
 けているのに」とぼやき風が吹く。う~寒。メルマガのコラムが書け
 なくあせる。師もそろそろ走ろうとするこの時期、あせる気持ちは季節
 にふさわしいかも。紀宮さまご結婚おめでとうございます。今夜はこの
 ニュースを見ながら熱燗でも飲んで温まろう。

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   発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
      お客様相談室 mailto: csonosokki.co.jp
   編集責任者   野田 幸治

  登録内容の変更・停止はこちら  
  https://www.onosokki.co.jp/EMM/emm_change.htm

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