メールマガジンバックナンバー & 計測コラム
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42号 2005年3月17日発行
小野測器 2005年3月17日発行--------------------------------------------------------------------
ONO SOKKI -- info channel 第42号
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********************3月のコンテンツ ******************************
▼お知らせ
○ホームページデザイン大幅リニューアル予告
▼製品 サービス
            ○高機能型騒音計 LA-2560/5560/5570【新製品】
▼Web3D 3次元イメージカタログ
            ○HT-3100接触式デジタルハンドタコメータ 
▼DXF/PDF外観図サービスページ
            ○MP-992 電磁式検出器(回転関連) 
          ○KS-300 接触子(回転関連)
          ○KS-100 周速リング(回転関連)
▼新着カタログ・資料
            ○XN-8000 シリーズ計測処理用ソフトウェア“Repolyzer"(データ処理)
          ○DS-2000 データステーション“Graduo” (データ処理)
          ○SQ シリーズおよびWS-5160/5150 音質評価システム(ソフトウェア) 
▼計測コラム
  ○振動解析 -14 「落下の衝撃−減衰のある場合」
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              (お願い:リンクURLが複数行に渡る場合には繋げてください)
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        ◆◇◆お知らせ◆◇◆
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        ■ホームページデザイン大幅リニューアル予告
          4月初旬、新年度に合わせ弊社ホームページの大幅リニューアルを
          実施いたします。
          ユーザビリティおよびアクセサビリティの視点から、また今まで以上
          に関連項目に素早くアクセス出来るようトップページを含め全ての
          ページを見直し、必要な情報を必要なページに分かり易いレイアウ
          トを目指して現在進行形です。ご期待ください。
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        ◆◇◆製品 サービス◆◇◆
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        ■高機能型騒音計 LA-2560/5560/5570【新製品】
          騒音測定の際に必要な3つの周波数補正(A、C、Flat特性)と
  3つの動特性(FAST、SLOW、IMPULSE)の組合せによる効率的な6
  条件同時計測を実現。しかも取得計測データは特別なソフトウエ
  ア無しにSDメモリーカードとUSBにより簡単にデータをパソコンへ
  転送し表計算ソフトなどで自在に2次処理可能です。さらに、リ
  アルタイムオクターブ分析、スペクトルモニター、アドバンスト
  コンパレーター機能、サウンドレコーディングなど豊富なオプショ
  ンによる高い拡張性。
    騒音計の対象フィールドを計測から分析に大きく拡げます。高機
  能で有りながら、使いやすさと作業効率を追求した新しいタイプ
  の騒音計の登場です。
   ◆LA-5560精密騒音計(広帯域タイプ)
              ◆LA-5570精密騒音計(高感度タイプ)
            ◆LA-2560普通騒音計
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/soundvib/la5500.html
 <プレスリリース>
        http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/press/press.htm
      
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        ◆◇◆Web3D 3次元イメージカタログ◆◇◆
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          製品外観を3次元立体イメージで上下左右任意方向捉えることが可能な
          Web 3Dに以下製品を追加しました。
■HT-3100接触式デジタルハンドタコメータ
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/tach/ht3100.html
      
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        ◆◇◆DXF/PDF外観図サービスページ◆◇◆
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          回転関連製品外観図3種を追加
■MP-992 電磁式検出器
        ■KS-300 接触子
        ■KS-100 周速リング
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/tach.htm
 <外観図トップページ>
        http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/overallview.htm
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        ◆◇◆新着カタログ・資料◆◇◆
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          今月のPDFカタログは新規1種と改訂2種
■データ処理・ソフトウェア関連
            -XN-8000 シリーズ計測処理用ソフトウェア“Repolyzer"(新規)
          8ページ版正規カタログです。レポライザは静的なレポートに加え、
          今までは不可能であった動的なレポートまでをサポートします。
■データ処理関連
            -DS-2000 データステーション“Graduo” (改訂)
■ソフトウェア関連
            -SQ シリーズおよびWS-5160/5150 音質評価システム(改訂) 
 <PDFカタログトップページ>
        http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html
      
      
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        ◆◇◆計測コラム◆◇◆ 
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          振動解析 -14 「落下の衝撃−減衰のある場合」
 いつも数式を書きますが、話の流れを作るためとご理解いただき、
            飛ばし読みしていただければ幸いです。
 前回の床に落下した衝撃に減衰がある場合の最大加速度を考えて見ます。
            高さhから落下した運動方程式は
Mx''+cx'+kx=MG ・・・(1)
前回と同じ初期条件 t=0でx=0、x'=√(2Gh) で解くと
  x={√(2Gh)/(Ω√(1-ζ^2))}exp(-ζΩt)sin√(1-ζ^2)Ωt
              
          
               +L{{1/√(1-ζ^2)}exp(-ζΩt)sin(√(1-ζ^2)ΩtーΦ)+1}
                                   ・・・(2)
   ζ=C/Cc 、Cc=√Mk=MΩ、Ω^2=k/M 、L=MG/k 
              Φ=tan-1(√(1-ζ^2)/ζ)
 (2)式の1項係数のうち√(2Gh)/Ωは、Ω/Gを分母分子に掛け次の様に
            変換します。
  √(2Gh)/Ω={1/Ω}√{(2Gh)*Ω^2/G*G/Ω^2)}
                 ={1/Ω}√(2G^2hk/(MGΩ^2)
                ={G/Ω^2}√(2h/(MG/k))
                ={MG/k}√(2h/L)
                =L√(2h/L)
 よって、h/Lが十分大きい場合は、(2)式の2、3項は1項より十分小さ
            いので、2、3項を無視して1項だけを考えます。衝撃時の加速度を
          求めるため二回微分して
  x''={-Ω√(2Gh)/√(1-ζ^2)}exp(-ζΩt)cos(√(1-ζ^2)Ωt-ψ)
             ψ=tan-1(2ζ^2-1)/(2ζ√(1-ζ^2))
                                   ・・・(3)
 ζの関係式とするため(3)式を次式のようにします。
             
          
              -x''/{G√(2h/L)}
                ={1/(√(1-ζ^2)}exp(-ζΩt)cos(√(1-ζ^2)Ωt+ψ)
                                     ・・・(4)
 加速度の時間経過を、ζを変えてt=0の衝突時からグラフにすると、
            次のようになります。
  (図1)
        http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/05_03_17add.htm
 またζをX軸にとり加速度が最大値の値をプロットすると図2になりま
            す。なお cosψ=2ζ√(1-ζ^2)より、t=0の時の式(4)の値は
          2ζとなります。
    (図2)
        http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/05_03_17add.htm
 図2からすると、衝撃加速度を最小にするには ζ=0.2~0.4にとると
            良いことがわかります。
 <バックナンバー>
        http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm
      
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        編集後記
          2005年2月16日は地球温暖化抑制のための京都議定書が発効した記念日。
          日本の目標は2008~2012年の平均排出量を1990年レベルの6%削減、し
          かし二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス排出は運輸部門や業務・ビ
          ル・家庭で大幅に増え続け1990年レベルから8%も増加し、14%も減ら
          さねばならない現実は、増加から削減にもっていくことだけでも大変な
          ことです。削減には14兆円の追加費用がかかる試算がでていました。
          ケニアの副環境相ワンガリ・マータイさんが良く口にされる言葉が日
          本語の「もったいない」とのこと、忘れていた言葉でした。この言葉、
          ささやかながらも家庭でもできる何かがあるのではと気付かせてくれ
          ます。”自然の叡智と交流”で地球にとって良い方向に変わっていか
          なくては。3月25日~9月25日の期間で愛・地球博が開催されます。
          地球の未来をのぞきに万博へ行ってみようと思っています。進化して
          るでしょうか。それから記念日が祭日に化ければ・・・空想中。
        
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           発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
              お客様相談室 mailto: cs onosokki.co.jp
onosokki.co.jp
           編集責任者   野田 幸治
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  Copyright(C), 2001 Ono Sokki Co., Ltd.
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