メールマガジンバックナンバー & 計測コラム
メールマガジンバックナンバー
24号 2003年9月19日発行
小野測器 2003年9月19日発行--------------------------------------------------------------------
ONO SOKKI -- info channel 第 24号
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********************9月のコンテンツ ******************************
▼お知らせ
●小野測器Webサイトにサイトマップを追加
●身近な計測コラム第8回「ドップラー効果」
●CF-3000ソフトバージョンアップのためのユーザー登録終了
●2003年秋期音響・振動技術セミナー参加者募集
▼製品 サービス
●NP-3572/3574汎用3軸加速度検出器(音響・振動)
●ST-1210リニアモーションスピードメータ(回転・速度)
●DG-4160ゲージカウンタに3次元イメージを追加(寸法・変位)
▼技術情報
●技術レポート
-「制振性能測定用語解説」改め「制振材料と性能測定について」
を技術レポート "Sound & Vibration Technologies"内に移動、
●DXF/PDF外観図
-加速度検出器関連、音響振動関連、回転計関連、エンコーダ関連
各カテゴリーに続々と追加アップ
▼新着カタログ・資料
カタログ改訂
-回転計セレクションガイド<改訂>
▼計測コラム
デジタル信号処理の基礎 -11 「伝達関数の推定」
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(お願い:リンクURLが複数行に渡る場合には繋げてください)
◆◇◆お知らせ◆◇◆
■小野測器Webサイトにサイトマップを追加
当社Webサイト内のHTMLページ数が増大し、各カテゴリー階層が深くな
るに従い、全体としてのサイトイメージが把握しにくく、どこに何が
掲載されているか=目的とする対象ページに至るまでが分かりにくく
なってきていることから、カテゴリー階層を図説した「サイトマップ」
を用意しました。既存の当社サイト内キーワード検索に加え、今回追
加したサイトマップによって、より便利で使いやすく改善しました。
トップページに設けた「サイトマップ」ボタンクリックで表示されま
す。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/sitemap.htm
また、各ページに設けられたヘッダー「ONOSOKKI」ロゴのクリックで、
トップページにジャンプします。2クリックでサイトマップの表示が
可能です。
■身近な計測コラム第8回 「ドップラー効果」
私達の身近にある“音”や“振動”の話題を取り上げ,難しくなり
がちなお話を“簡単に解りやすく”解説する身近な計測コラム、
第8回目の今月は,「ドップラー効果」です。
皆様は救急車のサイレンの周波数はどれくらいだか、その周波数が
ドップラーシフトを起こすとどのくらいになるか分かりますか?
この記事を読むとお子さんに少しは見直してもらえるかも知れません!
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/nakaniwa/nakaniwa.html#keisoku
■CF-3000ソフトバージョンアップのためのユーザー登録終了
ソフトウェアバージョンアップのためのユーザー登録は修了いたしまし
た。今後、本製品のご登録に当たっては汎用登録フォームをご利用頂
くこととなります。
■2003年秋期音響・振動技術セミナー参加者募集
11月6日「騒音測定の基礎」コースは未だお席の余裕がございます
ので、ご参加をご検討いただけますようお願いいたします。
参加費用は、お一人\25,000です。参加のお申し込みは、ホームページ
上の募集要項(PDF)からオンラインで簡単に行うことが出来ます。
11月6日「騒音測定の基礎」(大阪会場)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/seminar.htm
◆◇◆製品 サービス◆◇◆
製品紹介コラムに追加をしました。
■NP-3572/3574汎用3軸加速度検出器(音響・振動)
プリアンプ内蔵型加速度検出器に汎用3軸加速度検出器を追加しまし
た。モーダル解析等でニーズが高いキューブ型で、しかも低価格の3
軸加速度検出器です。構造および部品の振動試験、梱包落下試験等、
様々な振動計測に広範囲にご使用いただけます。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/soundvib/np3000_series.html
■ST-1210リニアモーションスピードメータ(回転・速度)
決められた2点間の通過時間を測定し、2点間距離と通過時間より通
過速度を演算・表示します。射出シリンダーのプランジャ速度や、車
体開閉部(ドアなど)の通過速度、車両の通過速度などを高精度に測
定できます。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/tach/st1210.html
■DG-4160ゲージカウンタに3次元イメージを追加(寸法・変位)
製品の外観詳細をご理解いただく一助として、3次元立体イメージを
用意いたしました。今までの静止画と違い、お客様のマウス操作で製
品の全方向回転、拡大・縮小等が可能です。今回は第一回目のトライ
アルです。今後は掲載する新製品に対しては出来るだけ3次元イメー
ジを取り入れてゆく予定です。これからにご期待ください。なお、3次
元イメージ表示のためには無償プラグインが必要となります。
ページ上段右にあります「WEB 3D 3次元イメージカタログ」をクリッ
クし表記に従ってプラグインをダウンロードください。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/gage/dg4160.htm
◆◇◆技術情報◆◇◆
■技術レポート
「制振性能測定用語解説」は、タイトルを「制振材料と性能測定につ
いて」と改め、技術レポート「Sound & Vibration Technologies」内
に移動いたしました。Sound & Vibration Technologies関連レポート
は、現在次の5編が公開されております。どのレポートも有益情報が
満載です。
●振動とそのセンサーについて
●制振材料とその性能測定について
●音とそのセンサーについて
●騒音計とは
●FFTアナライザーについて
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/index.htm
■DXF/PDF外観図サービスページ
センサーアンプ関係を追加しました。
●NPシリーズ加速度ピックアップ
-PS-601 センサーアンプ
-PS-1300 3chセンサーアンプ
-SR-2200 2chセンサーアンプ
-CF-0512 フィルタ&エンベロープコンバータ
-CH-6130/6140 チャージコンバータ
-CH-1200 チャージアンプ
-PS-5500 フレキシブル信号処理ユニット電源フレーム
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/np.htm
●音響・振動関連製品
-VC-2100/3100 振動コンパレーター
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/sv_products.htm
●ロータリエンコーダー関連製品
-RP-1130D 小型据置型エンコーダ
-SP-405ZA 超小型低・トルク型エンコーダ
-RP-510 防油形エンコーダ
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/encoder.htm
●ローラーエンコーダー関連製品
-RV-3150 リバーシブルカウンタ
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/rollerencoder.htm
●回転計関連製品
-FV-5300 F/V変換器
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/outerview/tach.htm
◆◇◆新着カタログ・資料◆◇◆
今月のPDFカタログは改訂1種です。
■回転計セレクションガイド<改訂>(回転・トルク欄)
各種検出器から回転計並びにFV変換器を含めた関連製品、加えて選択
に当たっての注意から組合せケーブル等、回転計測を行う上で必要と
なる全てがこのカタログ上に掲載されています。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/catalogs/pdftop.html
◆◇◆計測コラム◆◇◆
デジタル信号処理の基礎 -11 「伝達関数の推定」
前回、伝達関数の説明をしましたが、一般のFFT解析装置では、具体的
にどのように計算されているのでしょうか?
定義式をもう一度書きますと
H (f) = Y (f) / X (f) ---------------------- (1)
ここで、X (f) と Y (f) は、系の入出力信号 x (t)、y (t) のフーリエ変
換です。実際の計算では、上記(1)式は、使われていません。(1)
式の右辺の分母と分子に X (f) * (複素共役)を掛けると;
H (f) = Y (f) / X (f) = X (f) * Y (f) / X (f)* X (f)
= Gxy (f) / Gxx (f) ------------------- (2)
となります。すなわち、伝達関数 H (f) は、系の入出力のクロススペク
トル Gxy (f) と入力のパワースペクトル Gxx (f) の比となり、一般の
FFT 解析装置では、(2)式で計算されます。
さらに、実際のスペクトルの推定では、サンプルされた十分に長い時系
列信号から N 点の FFT 時間窓長を M ブロック切り取り、平均をするこ
とにより、実行します。
Gxx (f) = 1/M Σ (X (f) * X (f))---------------- (3)
Gxy (f) = 1/M Σ (X (f) * Y (f))---------------- (4)
(Σ:加算の添え字は省略します)
すなわち、伝達関数の推定値は、クロススペクトルの推定値(4)式と
パワースペクトルの推定値(3)式の比として、求められます。
このように計算するメリットあるいは理由としては;
(1)直接 (1) 式で、平均すると、位相がバラバラで安定しない。またラ
ンダム信号では、瞬時のスペクトル X (f) が0となる場合があり、
計算できないことがある。
(2)入力源にランダム信号を用いて充分平均操作をすることにより、
非線形の系を線形近似することができる。
(3)出力信号に信号源に無相関なノイズが乗った場合でも、平均操作
をすることにより、ランダムエラーを低減できる。
などがあります。
(1)式の右辺の分母と分子に X (f) * (複素共役) を掛けるかわりに
Y (f) * を掛けると、
H (f) = Y (f) / X (f) = Y (f) * Y(f) / Y(f)* X(f)
= Gyy (f) / Gyx (f) ------------------ (5)
となり、出力のパワースペクトルと入出力のクロススペクトル(複素共
役)の比としても計算することができます。
(2)式より求める伝達関数を H1、(5)式より求める伝達関数を
H2 と言うことがあります。H2 推定は、入力に大きなノイズが乗っ
た場合に充分な平均により、ランダムエラーを低減することができます。
(by Himajin)
バックナンバーはこちら:
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm
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編集後記
やっと青空が戻って来たと思ったら秋の風。でも自然に体が伸びていい
気持。気がつけばお腹がプッくり、ビールの飲み過ぎ。雨で屋内に閉じ
込められてしまって、同じ姿勢のまま。同じ姿勢のままでいると、内蔵
も筋肉も衰えて、おまけに髪も白くなってくるそうな。新陳代謝が退化
し、おまけに脂肪が腹の周りについてくる。
運動しなくっちゃ、100m何秒で走れる?だろう。
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発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
お客様相談室 mailto:
onosokki.co.jp
編集責任者 野田 幸治
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許可なく転載することを禁じます。
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