メールマガジンバックナンバー

13号 2002年10月21日発行

小野測器                                 2002年10月21日発行
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ONOSOKKI -- info channel 第13号
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******************** 10月のコンテンツ ****************************

▼お知らせ

○DS-2000ソフトウェア無償バージョンアップ
○英文製品 サービスページリニューアル
○当社営業所の変更に関して
○11月7日開催 音響・振動技術セミナー「騒音測定の基礎」  募集締め切り迫る

▼製品 サービス

 ○RQ-2110ディジタルプリンタ
 ○SP-405ZAロータリエンコーダ

▼技術情報

○アプリケーションカテゴリーページ
 「残響室法による吸音率の測定」 ○カスタマーサポートの制振性能測定用語解説に補足資料追加
 「片持ち梁法に使用する電磁加振器(電磁検出器)の特性」について

○カスタマーサポート「トルク検出器・演算表示器」FAQに
 ・トルク変換器ファクタNm ←→kgmの計算フォーム
 ・トルク単位相互計算フォーム
 をプラスしました

▼計測コラム

デジタル信号処理の基礎 - 1 “信号と波形”

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   (お願い:リンクURLが複数行に渡る場合には繋げてください)

◆◇◆お知らせ◆◇◆

1.DS-2000ソフトウェア無償バージョンアップ
    第3回目となりますDS-2000データステーションソフトウェアの無償  
    ダウンロードを実施いたします。今年5月に実施いたしましたバー
    ジョンアップ以降のバグ修整や機能アップ分を含む、本体用ソフトウ
    ェアの一部とアプリケーションソフトウェアのバージョンアップです。
    DS-2000シリーズをご使用のお客様には,お手数をおかけしますが,
    下記URLからダウンロードくださいますよう,お願いいたします。

    全ソフトは Windows95/98/2000/NT/Me に加え、Windows XPでの動作
    確認がとれております。   
    なお、既に一度ご登録いただいたお客様にはご面倒をおかけいたしま
    すが、ダウンロード頂くためには再登録が必要となりますので、ご了
    承下さい。 また、新たにPCへインストールする場合はインストール用CD-ROMが
    必要で、別途販売しておりますのでご利用ください。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/registration/ds2000_form.htm

   今回のバージョンアップ内容詳細は、次のURL「10月15日バージョン
    アップ概要」を参照下さい。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/registration/ds2000vup.htm

2.英文製品 サービスページリニューアル
  今月、英文製品 サービスページの大幅リニューアルを行い、製品 サービスの充
    実をはかりました。今までどちらかというと更新が滞っていた英文ペ
    ージでしたが、これからは順次内容の充実と最新情報への更新を行っ
    てまいりますので、日本語ページ同様皆様のご利用をお待ちしておりま
    す。皆様の海外支社・部門の方々へご紹介いただけると幸いです。   

  http://www.onosokki.co.jp/English/hp_e/products/products.html

3.当社営業所の変更に関して
    10月1日をもって、当社100%子会社である関西小野測器販売(株)は
    当社に吸収合併され、当社営業所(大阪営業所、京都営業所、広島営
    業所)として再出発いたしました。 この組織変更により、お客様によ
     り密着した製販一体となった積極的営業展開に小野測器として努めて
    まいります。   
    なお、合併による住所、電話番号、FAX番号等の変更はございません。

4.11月7日開催 音響・振動技術セミナー「騒音測定の基礎」  募集締め切り迫る
    「騒音測定の基礎」コースは9月20日現在残席3名様となりました、
   音の性質からはじめて、騒音計の使用方法・注意事項や周波数分析等、
   実習を交えながら音の基本から学習することが出来ます。
   ご参加をご検討いただいておられます皆様にはお早めにお申し込みい
    ただきますようお願い致します。  

 11月 7日 「騒音測定の基礎」        <名古屋会場>  

 http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/seminar.htm

 

◆◇◆製品 サービス◆◇◆

1.RQ-2110ディジタルプリンタ
   表示一体型ディジタルゲージ(DG-525/525H/825/925、EG-225)用
   ディジタルプリンタです。データを一定時間間隔毎に自動的に取り込
    むタイマー入力機能や、MAX、MIN、RANGE、標準偏差等の統計演算機
    能に加え、合否判定機能、ヒストグラム機能を備えた、小型・多機能、
    低価格モデルです。  
    なお、RQ-2110の発売に伴い従来機種EDP-4000Rは販売中止とさせてい
    ただきます。  

  http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/gage/rq2110.htm

2.SP-405ZAロータリエンコーダ
  今まで皆様に親しまれていたSP-405Zロータリエンコーダがより小型
    に、しかも保護等級 IP40 対応となって「405ZA」として新登場しま
    した。機械特性、環境特性も大幅UP、それでも価格は据置。

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/encoder/small_rp.html#mark

 

◆◇◆技術情報◆◇◆

1.アプリケーション「残響室法による吸音率の測定」
  製品をお使いになる上でのヒントや計測・解析上のKnow-Howを解説す
    るアプリケーションカテゴリページに今月は、最近集合住宅等で問題
    となっている音 - 騒音の低減やコンサートホール等の残響を適切に
    するために使用される吸音材、この吸音材の吸音率を残響時間から測
    定する用途例の解説です。  

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/application/kyuonritsu.htm

2.カスタマーサポートの制振性能測定用語解説に補足資料追加
    「片持ち梁法に使用する電磁加振器(電磁検出器)の特性」について
   制振材試験方法の一つである片持ち梁法で使用される加振器として非
    接触電機検出器が有ります。この加振特性を調べた試験データ並びに
    その評価を解説しています。他には無い資料ですので、制振材・制振
    性能試験をされている方には必見です。  
    下記URLの目次から「24.補足資料」をご覧下さい。  

http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/tech_term/damp/damp_index.htm

3.よくお受けするご質問と回答ページ「トルク検出器・演算表示器」に
   単位変換計算フォームをプラス
    計量法の改正によりkgm単位系から Nm単位系に変わりましたが、なか
    なか使い慣れた単位を捨てきれないものです。
    そこで、今回JavaScriptでこの変換フォームを作成しました。

 ・トルク単位相互計算フォーム
    http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/torque/unitrelationform.htm

    また、改正前にご購入いただいた機器はkgm単位系ですので、このkgm
    単位表示値をNm単位系で表示する方法をご説明しております。

    http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/torque/kgmnm.htm

◆◇◆計測コラム◆◇◆

 デジタル信号処理の基礎 - 1 「信号と波形」  

 自動車、生産機械、事務機器、家電製品などの機械が稼働している時、
  音、振動、熱、圧力、光などの物理量をとらえることができ、その稼働
  状態を把握することができます。すなわちそれらの物理量が機械稼働状
  態という情報を含んでいることになります。このような情報を含む物理
  量を一般に「信号」と呼びます。機械から得られる信号を何らかの処理
  をすることにより、稼働状態を確認や診断することができます。  

 最近のコンピュータ技術の普及により、ディジタルでの信号処理が簡単
  に可能となっています。ディジタル信号処理のメリットは、信号処理自
  体が高精度でかつ大量のデータを高速で処理出来るだけでなく、処理結
  果のレポート作成、再利用、情報伝達などが非常に簡単にできることに
  あります。  

 機械から得られる物理信号は、一般に時間とともに変化します。すなわ
  ち横軸を時間にとって、信号の変化を記録していくと波のように表され
  ます。これを信号の「波形」と呼び、特に横軸が時間ですから時間軸波
  形または時間軸信号と呼ばれます。  

 さて、その信号の種類としては、いろいろな分類の方法がありますが、
 その現れ方や性質などから、周期信号、過渡信号、不規則(ランダム)
   信号の大きく3種類に分けることができます。
  周期信号と過渡信号は、確定的信号とも言われ、どの時点でも現在の値
   やその後の変化が確定できる信号(数式で表現できる信号)です。それ
   に対して、ランダム信号は、ある時点で値が分かってもその後が全く予
   測できない(確定的でない)ような信号です。平たく言えば、「でたら
   めな」「無秩序な」信号です。  

 持続性という観点から見ると、過渡信号は、ある現象が単発的に発生し
  て有限な信号ですが、周期信号とランダム信号は、時間的には、無限に
  信号が持続します。周期信号は、一定の繰り返し時間(すなわち周期)
  で無限に波形が続きますが、ランダム信号は、全くでたらめな波形が無
  限に現れてきます。  

 機械から検出される物理信号は、一般にこの3種類の信号の合成された
  信号として出てきますが、回転機械の場合は、回転数に同期した周期信
  号が大きく出現する傾向があります。

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編集後記

 山から紅葉の便りが届く季節となりました。実りの秋、食欲の秋、ス
 ポーツの秋・・。この季節、自然と体が躍動し、じっとしておれない
 そんな気持にさせられますね。
 運動器?って聞いたことありますか。体を動かす為の骨・関節・けん
 ・筋肉などのことで、「肩凝り、筋肉痛は運動器障害」などと、循環
 器や消化器と同じように使われるそうです。また筋肉には速く、強く、
 瞬発力を発揮する速筋、遅く、弱く持続力を発揮する遅筋があるそう
 で、ちょっとした段差につまずくのは速筋の衰えとのこと。
 さて、それぞれの機器の機能を低下させないようにちょっと温泉に・・
 というのは昨日の夢でした。

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  発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
     お客様相談室 mailto: csonosokki.co.jp
        編集責任者   野田 幸治

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  許可なく転載することを禁じます。

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