メールマガジンバックナンバー

10号 2002年7月19日発行

小野測器                                  2002年7月19日発行
--------------------------------------------------------------------
ONOSOKKI -- info channel 第10号
====================================================================

******************** 7月のコンテンツ ******************************

▼お知らせ

○秋期音響・振動技術セミナー参加者募集開始
○日頃のご愛顧にお応えして”感謝キャンペーン”を実施中
○自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2002」

▼製品 サービス

 ○RW-1000リワークステーションページにPowerPoint資料を追加

▼技術情報

○FAQページにVC-2100振動コンパレーターを追加
○ゲージFAQページにAA-6100/6101エアーリフタ取扱説明書を掲載
○FFT解析に関する基礎用語集に項目を補充
○DXF/PDF外観図ページにMP-200耐圧防爆型回転検出器を追加

▼計測コラム

「信号と雑音」その用語のいろいろ

********************************************************************
   (お願い:リンクURLが複数行に渡る場合には繋げてください)

◆◇◆お知らせ◆◇◆

1.秋期音響・振動技術セミナー参加者募集開始
   皆様にご好評を頂いている音響・振動技術セミナーの秋期開催
  日程が決定し、15日よりホームページ上での参加者募集を開始い
  たしました。秋期会場は名古屋と大阪、参加費用は、お一人様 \25,000です。
  この機会にぜひご参加をご検討ください。

   9月12日「FFTアナライザーの基礎と実習」   <名古屋会場>
  10月17日「FFTアナライザーによる振動解析」 <大阪会場>
   11月 7日「騒音測定の基礎」          <名古屋会場>

  http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/whats_new/seminar.htm

  今回からオンラインでのご登録が可能となっています(Acrobat Reader5.0以上が
  必要です)。なお、募集を開始いたしますと、例年9 月分が2週間後、10月分が
  3週間後、11月分が1ヶ月後に定員の20名に達しておりますので、お申し込みは
  お早めに

2.日頃のご愛顧にお応えして“感謝キャンペーン”を実施中
  7月1日より12月末までの期間限定で、感謝キャンペーンを実施中です。概要は

     - CF-5200シリーズマルチチャンネルFFTアナライザーは -20% OFFと
      とてもお買い得。多目的・スタンドアローンタイプのFFTアナライ
      ザのご購入を検討されておられるお客様にはチャンスです。
       「サーボ解析」、「トラッキング解析」「騒音解析」等の解析のセ ット価格もご用意。

    - CF-3200J/3400JポータブルFFTアナライザーをご購入いただいたお客
      様に75Mのメモリーカードをプレゼント。現場で取得された各種デ ータの
     保存に威力を発揮します。

    - NP-3230小型3軸加速度検出器(定価\45万)が今ならキャンペーン
     価格 \24万でご購入いただけます。

    - WS-5160 PCベース音質評価ソフトにアップグレードキャンペーン
     WS-5150音色シミュレーションソフトをすでにお持ちのお客様に、
     ラウドネス、シャープネス、ラフネス、変動強度の4つのパラメータで、
     感覚量を数値化する高機能なWS-5160 PCベース音質評価ソフトウェア
     をキャンペーン価格\75万でご提供。    

     http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/2002campaign.htm

     詳しくは最寄りの当社営業所へご相談ください。

3.自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2002」
  (社)自動車技術会主催の展示会です。 入場無料です。
  新型の小型データロガーシステムの他、コリオリ式高精度連続質量流量計、
  DS-2000データステーションをベースとした回転2入力トラッキング分析システム、
  3次元音響インテンシティによる音場可視 化システムなど、自動車業界向け
  計測装置を多数出品いたします。 皆様のお越しをお待ちしております。

  開催日程:7月23日(火)~25日(木) 開催時間:10:00 ~ 17:00
  展示会場:パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)・展示ホール
     (桜木町駅からシャトルバスにて)

 

◆◇◆製品 サービス◆◇◆

1.RW-1000リワークステーションページにPowerPoint資料を追加
   表面実装部品の取り外し、取り付け(スポットリフロー)ができる
  リワーク装置RW-1000、当社エンジニアがお客様にご説明するために
  作成したPowerPoint資料をPDFファイルで公開します。  

  http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/ev/rw1000.htm

 

◆◇◆技術情報◆◇◆

1. FAQページにVC-2100振動コンパレーターを追加
   VC-2100振動コンパレーターに関し、皆様からお受けしたご質問をFAQ
   としてまとめました。また、機器操作に関してお受けしたご質問を
   ベースに新規製作した操作手順書PDFファイルも合わせてUPしました。

   http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/vc/vc2100faq.htm

2.ゲージFAQページにAA-6100/6101エアーリフタ取扱説明書を掲載
   ゲージFAQページはじめての取扱説明書PDFファイルです。  

  http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/gage/gagefaq.htm

3.FFT解析に関する基礎用語集に項目を補充
  音響・振動に携わっておられる皆様から良くお問い合わせを受ける
   「dB(デシベル)」と「実効値」に関し、詳細記述を追加しました。
   また、もう一つ実効値と関係の深い「波高率(クレストファクター)」に関する
  用語説明を加えました。

 http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/tech_term/cf_fft/cf3.htm

◆◇◆計測コラム◆◇◆

「信号と雑音」その用語のいろいろ

情報を伝えるために用いられる量を「信号」(signal)といいます。 測定器などに
入る信号を「入力信号」その信号は電気的量なので「電圧信号」、また一般的に
センサーからの信号は連続した量の大きさなので「アナログ信号」、その信号の
任意の点における信号電圧または信号電力を「信号レベル」といいます。
「レベル」という用語は、「電圧」や「電力」そのものの値ではなく、 何らかの基準値
を設けて、それとの比を対数(dB)で表した値を言う こともあり「騒音レベル」、
「振動レベル」などの用語ではそれぞれ基準値の規定があります。ここでの「信号
レベル」は信号の大きさの意味で、例えば「電気的条件 信号レベル±5V以下」
などのように使用されています。

「雑音」(ノイズ noise)は信号に重畳し、測定値または供給値をあいまいにする妨害
を指し、測定器などの機器の内部で発生するすべての雑音を「内部雑音」、また雑音
が関連した周波数帯で平坦な周波数スペクトルを持つものを「白色雑音」、雑音の
平均的な大きさを「雑音のレベル」、信号電力と雑音電力の比を「SN比」といいます。

「コモンモード電圧」は二つの入力端子(信号の±端子など)のおのおのと、第三の
端子(例えば機器のケースや接地端子)間に加わっている電圧のことで、この電圧
の存在によって起る出力情報の変化を「コ モンモード干渉」といいます。センサーと
測定器など複数の機器を接続した場合に、コモンモード干渉が発生することがあり
ツイストペアシールド線などを使って防止します。 また、信号シールド線をそれぞれの
機器のケースに接続するとそれぞれのケース間とそれぞれの接地の間でループ
(グランドループ)になり、この間に不要な電流が流れこれがノイズとして影響する
ことがあります。信号線のシールド線はどちらかの機器側だけ接地処理することで
グランドループにならないように注意が必要です。

また、測定電圧に重畳してくる望ましくない入力電圧を「シリースモード(ノーマルモード)
電圧」それによって起る出力情報の変化を「シリースモード(ノーマルモード)干渉」といい、
動力線と微弱な信号線を一緒にして平行に配線すると電磁誘導(干渉)などにより微弱信
号にノイズが乗るというのはこれにあたり、鉄パイプに通線したり、 ツイストペアシールド線
などを使って防止します。

インバータモーターなど機器が動作中にその機器の内部から、電源線または制御線を
通じて送り出される望ましくない電流による妨害を「伝 導妨害」といい、「電源ノイズが乗る」
などはこの例になります。 しゃへいが不完全な機器の内部から放射される望ましくない
電磁界による妨害を「放射妨害」、電磁界により機器の動作が影響を受ける現象を「電磁干渉」、
伝導妨害及び放射妨害を総称して「不要輻射」、 「漏れ妨害」などといいます。
大型モーターなどの重電装置では複数の妨害を発しやすく、安全上の面からも接地処理が
されます。

測定器にとっていろいろな妨害を、ひとまとめに「信号にノイズが乗 った」と話をしていますが、
妨害の種類によってその対策が変わり、 実際その対策はなかなか困難です。
すくなくとも測定器もパソコンも ノイズ防止効果を有効にするため、しかるべき接地処理が
必要です。 ノイズを出す側でその対策を施すのが一番なのですが・・・。

★騒音計とは(騒音レベル)
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/noise/souon_index.html

★振動レベルとは
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/vr/vr6100_techterm.htm

★バックナンバーはこちら;
 http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/eMM_back/backcontents.htm

----------------------------------------------------------------

編集後記

 ユビキタスの記事をよくみかけます。
 ユビキタスコンピューティング、身の回りのあちこちにあり、意識し
 ないで役に立ってくれるコンピュータ。ボタンよりもちっちゃなコン
 ピュータ、大事なものに貼り付けておく。探し物は携帯電話を掛ける
 とユビキタスコンピュータ同士で連絡し合って居場所をちゃんと教え
 てくれる。ユビキタスの語源はラテン語の“ubiquitous”で「至る所
 に・偏在する」と言う意味。
 思えば車も家もメカから総合電子化、その先はユビキタスの世界。
 昔TV映画のシーンにあったように愛車のマイケルと話ができるように
 なる? おっと計測の世界はどうなる?

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

  発行(株)小野測器 http://www.onosokki.co.jp/
     お客様相談室 mailto: csonosokki.co.jp
      編集責任者   野田 幸治

  登録・変更・停止はこちら:webinfoonosokki.co.jp

  Copyright(C), 2001 Ono Sokki Co., Ltd.
  許可なく転載することを禁じます。

 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽