2015年7月27日
平素は、小野測器製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この度、騒音計LA-1410/LA-1440/LA-4440の一部において、ご使用環境により不具合が発生する可能性のあることが判明いたしました。お客様には大変ご迷惑、ご面倒をお掛けいたしますことを、深くお詫びいたします。
不具合内容についての詳細は次のとおりです。測定器としての機能を満足できない恐れがあることから、対象製品を引き取り修理させていただきたいと存じます。
今後このようなことをおこさないよう、品質向上に努めて参りますので、何卒、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
■ 対象製品
LA-1410 積分平均形普通騒音計 |
■ 対象製造番号
検定なし | |
---|---|
LA-1410 積分平均形普通騒音計 | 46601268 - 46601317 、 47001694 - 47001724 |
LA-1440 積分平均形普通騒音計 | 46601318 - 46601367 、 47001646 - 47001660 47101151 - 47101156 、 47101158 - 47101165 |
LA-4440 積分平均形精密騒音計 | 46601368 - 46601382 、 47001677 – 47001693 47101466 - 47101475 、 47101651 – 47101660 47201590 - 47201599 、 56100531 - 56100533 |
検定付き | |
LA-1410 積分平均形普通騒音計 | 47201019 、 56100101 - 56100130 |
LA-1440 積分平均形普通騒音計 | 47101645 – 47101647 、 56101060 - 56101061 |
LA-4440 積分平均形精密騒音計 | 47101648 – 47101650 、 47101741 - 47101744 |
■ 不具合内容
高温高湿環境下で長時間使用、もしくは保存した場合に、騒音計のプリアンプの一部の部品の機能が低下し、正弦波114 dB以上で測定値が小さくなる不具合が発生する可能性があります。
弊社で実施した40 ℃ 90 %RHの試験結果から、不具合が発生する確率は、114 dB~124 dBで 6 %、
124 dB~130 dBで12 %と推定しております。
■ 不具合発生原因
2014年7月にプリアンプの製造工程を見直した際に基板洗浄方法を変更しましたが、使用した洗浄剤が一部の部品の耐湿性を劣化させ、絶縁不良を引き起こすようになったことが原因です。
■ 対応方法
問題となった部品を耐洗浄性の高い部品に変更し対策は完了しましたので、順次引取り修理にて対応をさせていただきます。また、お引き取りした騒音計の不具合発生状況を検査し、ご報告いたします。
お引取りした騒音計は、プリアンプ部を新品に交換いたします。
騒音計の製造番号とマイクロホンの番号は変わりませんが、プリアンプの番号が変わりますのでご了承ください。
プリアンプの番号は写真の枠の箇所に記載しています。
ご面倒ではございますが、お客様ご記入シートへ記載いただき、最寄りの当社営業所へご用命いただきますようお願いたします。
なお、弊社より検定なしの騒音計をご購入いただいた後、お客様が検定機関で検定を受けておられる場合は、修理後に弊社にて再検定を申請させていただきますので、お客様シートの検定欄に「あり」とご記入ください。
修理に要する期間は検定の有無によって異なります。
おおよその修理期間 | |
検定なし | 改修受付窓口に到着後5営業日以内で発送 |
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検定付き | 改修受付窓口に到着後15営業日以内で発送 |
改修受付窓口は、お客様ご記入シートの最後に記載しています。
また、代替用の貸し出し機をご用意しておりますので、必要な方はご記入シートにご記入の上、ご用命ください。数に限りがありますのでご希望の日程で貸し出せない場合がありますので予めご了承ください。
■ お問い合わせについて
ご不明な点などございます場合には、お客様相談室または、最寄りの営業所へお問い合わせください。