OS-5100 グラフウィンドウの描画不具合に関するご報告
2024年12月20日
平素は弊社商品をご愛用賜り誠にありがとうございます。
この度、音響振動解析システムO-Solutionにおきまして、不具合があることが判明いたしました。お客様にご迷惑をお掛けいたします事、深くお詫び申し上げます。尚、お客様へのご対応および本件の原因、処置と再発防止につきまして下記の通りご報告させていただきます。
■ 対象製品
製品名 | :音響振動解析システム O-Solution |
---|---|
バージョン | :Ver.2.0.4以降~(Ver.1.4.17以前のバージョンでは問題ありません) |
■ 不具合内容
グラフウィンドウにおいて、下記の解析機能で演算したデータの点数が 10,000 点を超える場合、極大点や極小点が正しく描画されない場合があります。
【不具合が発生する解析機能とグラフ種の組み合わせ】
解析機能 |
グラフ種 |
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FFT解析 |
フレームグラフ、トレンドグラフ |
FFTトラッキング解析 |
フレームグラフ |
オクターブ解析 |
トレンドグラフ |
音質評価 |
フレームグラフ(TNR/PRのみ)、トレンドグラフ |
変動音解析 |
トレンドグラフ |
時間周波数解析 |
フレームグラフ、トレンドグラフ |
統計解析 |
自己相関関数、リサージュ、相互相関関数 |
※1 スコープウィンドウの時系列データは正しく表示され、収録データファイル(拡張子:orfx)に問題はありません。
※2 カーソル値とリスト値は正しく表示され、エクスポートしたCSVファイルや解析データファイル(拡張子:datx)に問題はありません。
※3 グラフの軸を拡大し、表示データ点数が 10,000点 を下回った場合は正しく表示されます。
■ 原因
一般的に「描画の高速化」「表示データ数と画面ピクセル数の不一致」から、間引き描画処理を行います。その際、単純間引き処理を行っていたため、極大点や極小点が描画から抜け落ちてしまうことが発生しました。

■ 対応
修正版ソフトウェアをインストールしてください。
修正後バージョンは、Ver.4.6.13になります。
お手数をおかけしますが、修正版ソフトウェアを弊社ホームページからダウンロードして下さい。
修正版のインストールを実施し、バージョンアップの上ご使用くださいますようお願い致します。
最新バージョン公開日 2025年1月10日(金)
修正版ソフトウェアをインストールしていただくことで改修されます。修正後バージョンは、Ver.4.6.13 になります。
修正版ソフトウェアで解析データ(拡張子:datx)を再度読み込むことで、グラフ線が正しく表示されます。時系列データを用いて再解析を行う必要はございません。
バージョンアップ内容についての詳細は、ダウンロードページ・サポートページの「バージョンアップ履歴」をご覧ください。
● ダウンロード方法
下の「O-Solution/DS-5000 音響振動解析システム ユーザー登録ダウンロード」ボタンをクリックすると、「ログイン・ダウンロード」ページが表示されます。すでにユーザー登録をされているお客様は 「ログイン」 ボタンよりおすすみください。(※ 未登録の場合は「ユーザー登録」へお進みください。)
■ 再発防止
設計プロセスの見直しを行い、レビューやテストの品質を高めることで再発防止に努めてまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
■ お問い合わせについて
ご不明な点などございます場合には、お客様相談室、または 最寄りの営業所へお問い合わせください。