2022年9月27日

平素は弊社商品をご愛用賜り誠に有難うございます。

この度お買い上げ頂きました製品 O-Solution におきまして、音質評価機能 に不具合があることが判明いたしました。下記の通り、不具合の内容と対象製品のバージョンアップのご案内をさせて頂きます。お客さまにはご迷惑おかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。

 

■ 対象製品

OS-0525	音質評価機能	Ver2.0.4 ~ Ver.2.1.3
OS-5330	サブスクリプションProfessional	Ver2.0.4 ~ Ver.2.1.3

 

■ 不具合内容

音質評価機能において、サンプリング周波数が 48 kHz でない時系列データで TNR (Tone-to-Noise Ratio)・PR (Prominence Ratio) を算出した場合、グラフ表示やエクスポートしている結果に誤りがあることが判明しました。
本不具合は、Ver2.0.4 ~ Ver.2.1.3 で発生します。

 

■ 不具合の発生条件

解析モードにて【解析】→【音質評価】を選択し、音質評価画面を起動します。

 

 

【音質評価】画面でサンプリング周波数が 48 kHz 以外の時系列データを選択し、解析結果出力項目の TNR, PR を選択します。

 

■ 本不具合の影響について

サンプリング周波数が 48 kHz 以外のデータで音質評価機能の TNR（Tone-to-Noise Ratio）・ PR（Prominence Ratio）の解析処理を実行した後、 TNR または PR のグラフ表示やエクスポート処理を行うと誤った結果が出力されます。
以下に、サンプリング周波数が 48 kHz の時系列データと、51.2 kHz、64 kHz、102.4 kHz、384 kHz の時系列データのそれぞれで TNR・PR を算出した例を示します。

 

 

 

■ 不具合原因

音質評価解析では解析時に 48 kHz にリサンプリングされる仕様のため、パラメータを求めるときには解析時のサンプリング周波数である 48 kHz を指定する必要があります。 しかし、ソフトウェア内部の不具合により、48 kHz ではなく時系列データのサンプリング周波数で計算が実行されていました。

 

 

■ 対策

ソフトウェアの不具合を修正しました。修正版ソフトウェアをインストールしていただくことで改修されます。修正後バージョンは、Ver.2.1.7 になります。
修正版ソフトウェアで 解析データ（拡張子 Datx）を再度読み込むことで、グラフ表示、エクスポートが正しい結果となります。時系列データを用いて再解析を行う必要はございません。

 

■ 修正版ソフトウェアへの更新方法

修正版ソフトウェアは、弊社ホームページ（小野測器 - O-Solution ダウンロード） からダウンロードできますので、バージョンアップをお願いします。 またダウンロードできない場合は、お近くの 担当営業所 にご連絡ください。

 

■ ダウンロード方法

下の「O-Solution ダウンロード」ボタンをクリックすると、「O-Solution ダウンロード」ページが表示されます。
すでにユーザー登録をされているお客様は 「ログイン」 ボタンよりおすすみください。（※ 未登録の場合はユーザー登録へお進みください。）

 

 

本製品をお使いのお客様におかれましては、お手数をお掛けすることとなり誠に申し訳ございません。 今後、このような問題を起こさない様、品質改善・管理を一層強化していく所存でございます。

ご不明な点がございましたら、最寄り営業窓口もしくはお客様相談室までご連絡ください。