O-Solution 校正機能 不具合に関するお知らせ
2021年10月07日
平素は弊社商品をご愛用賜り誠に有難うございます。
この度お買い上げ頂きました製品 O-Solution におきまして、計測モードの校正機能 に不具合があることが判明いたしました。下記の通り、不具合の内容と対象製品のバージョンアップのご案内をさせて頂きます。お客さまにはご迷惑おかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
■ 対象製品
O-Solution | ||
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O-Solution Lite(無料 ビューアー機能) | Ver1.3.9 ~Ver1.3.12 |
OS-5100 |
プラットフォーム | Ver1.3.9 ~Ver1.3.12 |
■ 不具合内容
計測モードの校正機能において、窓関数をフラットトップに設定し、校正作業を行うと正しく校正値(EU値)が演算されない事が判明しました。
本不具合は、Ver1.3.9以降で発生します。
*Ver1.0.16~Ver1.2.7では発生しません。
ソフトウェア内部処理の不具合で、窓関数をフラットトップに選択したにも関わらず、パワースペクトルの計算をハニングで実行していました。 また、校正対象をO.A.に選択した場合は、フラットトップのオーバーオール補正係数を使用してしまい、EU値計算が正しく行えません。
■ 不具合の発生条件
計測モードにて【入力設定】→【校正】を選択し、校正画面を起動します。
【校正】画面で設定ボタンを押し、校正対象をO.A.に、窓関数をFlat-Topに設定します。
上記の設定で校正器(音響校正器など)を用いて校正した場合、正しく校正値(EU値)が演算できておりません。 不具合修正版ができるまで、窓関数をハニングに設定して校正を行ってください。
■ 本不具合の影響について
窓関数をフラットトップにして校正対象をO.A.にした場合、ハニング窓で求めたFFTスペクトルに対して フラットトップの補正値を使用してしまい、校正値(EU値 V/EU)が 小さく算出されてしまいます
(正しい値を 1 とした場合に 0.6392* となる )。
この条件で計測をした場合、計測値は実効値で 約 1.56倍(dB値は 約 +3.89)大きくなります。
*フラットトップのオーバーオール補正係数(約 0.2724)とハニングのオーバーオール補正係数(約 0.6667)の平方根の比率分
■ 対策
弊社でソフトウェアの不具合を修正し、修正版ソフトウェアをご用意いたします。 現在O-Solution をご使用のパソコンに修正版ソフトウェアをインストールしていただくことで、O-Solution が更新され改修されます。 修正後バージョンは、Ver1.3.15 になります。
■ 修正版ソフトウェアへの更新方法
修正版ソフトウェアは、弊社ホームページ(小野測器 - O-Solution ダウンロード) からダウンロードできますので、バージョンアップをお願いします。 またダウンロードできない場合は、お近くの 担当営業所 にご連絡ください。
■ ダウンロード方法
下の「O-Solution ダウンロード」ボタンをクリックすると、「O-Solution ダウンロード」ページが表示されます。
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本製品をお使いのお客様におかれましては、お手数をお掛けすることとなり誠に申し訳ございません。
今後、このような問題を起こさない様、品質改善・管理を一層強化していく所存でございます。
ご不明な点がございましたら、最寄り営業窓口もしくはお客様相談室までご連絡ください。