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音響校正器を使用した騒音計との校正方法は

騒音計を使用して、XN-8000シリーズで騒音の周波数分析するとき、Y軸を騒音計の dBspl にするため騒音計との校正を行います。例えば、校正時に音響校正器から基準音圧 124 dBspl を騒音計に入力し、騒音計の AC out 信号を XN8000シリーズの「校正」ダイアログで行いますが、このとき騒音計は“130 dB”レンジになります。 測定時は“130 dB”レンジでは大きすぎるため“80 dB”レンジを使用するとした場合、次の手順で校正作業を行います。

図1 構成図

■ 操作の流れ

  • 「校正」ダイアログを開く

  • 「校正→基準信号による校正」を実行する

  • 「チャンネル:信号入力」ダイアログで、騒音計の測定レンジを設定する

  • ■ 操作手順

  • 1ch FFTアナライザのプロジェクトを開きます。プロジェクト作成に関しては「1chFFT プロジェクト作成手順書」を参考ください。

  • 音響校正器に騒音計を挿入し、基準音圧“124dBspl”を入力します。

  • 〔コンフィグボード〕ボタンをクリックし「コンフィグボード」ダイアログを開きます。(下図2参照)

  • 「チャンネルパレット」の“ch1”をクリックし、コンフィグボードに解析構成図を表示します。 (下図2参照)

  • 図2

    1. 〔CAL〕ボタンをクリックし「校正」ダイアログを開きます。(下図3参照)

    2. 「校正」ダイアログ内の〔基準信号で校正する〕をクリックし校正ウインドウを開きます。ウインドウ内に基準音圧のスペクトルが表示されます。(下図3参照)

    「校正→基準信号による校正」ダイアログの画面

    :設定が必要な項目を示す。
    赤丸:校正作業を実行すると自動表示される項目を示す。

    図3

  • 「校正」ダイアログ内の各項目を、図2のように選択・設定します。(図3矢印→)

  • 0dB基準 2.000e-5  (20μPa)
    外部アンプ チェック on
    レジジ “130 dB”
    周波数レンジ 5kHz
    (〔設定変更〕ボタンをonして変更可能です)
    平均 チェックonし、時間を任意に設定
    (〔設定変更〕ボタンをonして変更可能です)
    校正周波数 OA(オーバーオール)
    スペクトル単位 Vrms
    校正値 “124”音響校正器の基準音圧の値を設定
  • 「校正」ダイアログ内の〔START〕ボタンをクリックします。平均時間を終了すると、自動的に“X:OA Y:124.00”、“感度”の項に「124 dB 表示に換算する定数」が 自動計算され、表示されます。(図3赤丸)

  • 〔OK〕ボタンをクリックして、校正作業は終了です。

  • 音響校正器を騒音計からとりはずします。

  • 騒音計のレンジを“80 dB”(測定時のレンジ)に変更します。

  • 〔ch 1〕ボタンをクリックし「チャンネル:信号入力」ダイアログを開きます。(下図4参照)

  • 「チャンネル:信号入力→外部アンプ」ダイアログの画面

    赤丸:説明に関連する項目を示します。

    図4

  • 同「外部アンプ」のページを開きます。(図4)

  • 次のように関係項目を設定します。(図4)

  • レンジ

    80 dB
    レンジ単位 dB
    1. 〔OK〕ボタンをクリックします。

    以上で校正は終了です。測定に入ることができます。 騒音計のレンジを変更した場合は、(11)から(15)を再度操作します。

     

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