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振動波形のエンベロープを求めて、それの周波数分析(パワースペクトル)を表示したい |
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エンベロープをかけて分析する方法は、ベアリングの傷の診断時によく使用される手法です。
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説明中、「解析機能:ベースバンドFFT」ページ、「チャンネル:信号入力」ページは
次のコンフィグボードから開きます。
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■ 操作方法
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通常の周波数分析で、ハードウェア「解析機能:ベースバンドFFT」ページの設定の最大周波数レンジは“10kHz”とか、振動波形が測定できる周波数にします。

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下図は周波数レンジ10kHzで測定したデータ例です。
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上画面:入力波形、下画面:スペクトルですが、元のデータがきれいな衝撃波形になっているため、パワースペクトルもその衝撃波形の発生周期に当たる周波数になっています。
エンベロープ波形を求め、そのパワースペクトルを分析します。
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「チャンネル:信号入力」→「デジタル前処理」ページで整流を全波整流にします。

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「解析機能:ベースバンドFFT」ページで、周波数レンジを“1
kHz”とか、繰り返し衝撃波形の周波数成分の帯域にします。

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再度測定を実行すると、画面には、エンベロープ波形が表示されます。
時間軸波形が、通常の周波数分析のデータと違うことに注意ください。

上画面:1 kHzでエンベロープ処理した波形
下画面:上画面のパワースペクトル
参考
XN-8000ではマルチアプリ機能を使って、上述(1)、(2)を同時に実行することが可能です。
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