例えば、加速度=A、力=Fとして周波数応答関数 H = A/F
を測定し、逆数演算(1/H)と微積分機能で剛性(スティフネス)を求める際、剛性(スティフネス)=F/Xの“X”は、加速度
Aを2重積分して変位 X=A*{1/jω}2 を演算して求めますが、A は H
の中に含まれているため、1/H の演算と微積分演算の順番が問題になります。H には A が分子にありますから、H
を2重積分すると“X/F”が求まり、この逆数演算で“F/X”が求まります。1/H を先に実行すると“F/A”となり A
が分母に来るため“1/X”は“1/A”を2階微分することになり、結果として“F/X”が求まります(式1)。
式1
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DS-0221の場合
剛性(スティフネス F/X)を求めるには、周波数応答関数(A/F)の逆演算機能 on
と 2重積分を設定します。
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XN-0821の場合
剛性(スティフネス F/X)を求めるには、周波数応答関数(A/F)の逆演算機能 on
と 2階微分を設定します。