ONO SOKKI Co.,LTD

   
同一車種のドア閉め音の違いがSQで評価できるか

<Q1>

SQシリーズのカタログに 自動車のドアしまり音 の評価と 記載されていますが
これは 同じ車種のドアで しまり音が変化する場合(生産のばらつきによるものなど)でも 比較が可能なほどの 精度が あるものなのでしょうか?

<A1>

カタログに記載されている「ドア閉め音」の音質評価量による比較は、基本的には車種が違う場合の例で、「重厚感のある音」、「軽い音」などについて、ラウドネス、シャープネスあるいはそれらの時間変化パターンなどから聴感にあった評価が出来たものです。
生産のばらつきによる微妙な変化が評価できるかどうかは、実際にやってみないとなんとも言えませんが、一般の人間(訓練された試験官ではなく)が聞き取ることが出来るようでしたら、ある程度は比較できると思われます。


<Q2>

ドアしまり音は 現象時間が 200ms前後の過渡現象的な音であり, ラウドネス,シャープネスなどの 音質評価指標が 対応できるのか

<A2>

ラウドネスは、定常的であるか過渡的であるかによって、同じレベルの音でも違ってきます。当社の音質分析手法では、過渡的な音に対する分析も行なえ(具体的には、経時マスキング効果を取り入れています)、最短20msでパラメータが算出されます。また、シャープネスも同様です。


<Q3>


変動強度は 算出不可だと 思われるのですが

<A3>

ご指摘の通りです。変動強度はラウドネスがゆっくりと変化する場合に知覚される感覚ですから、算出すること自体が無意味です。


<その他>

カタログに掲載した分析例では、色々なパラメータを適宜使っています。必ずしも全ての例で全てのパラメータを使うわけではありませんし、瞬時瞬時のパラメータ値、その時間変化パターンなども使っています。

なお当社ではSQのデモやご提示いただいた(DATに録音していただいた)音の簡単な分析などをさせていただいております。
最寄の営業所にご一報くだされば、幸いです。

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