作業環境 Q & A

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5. 騒音解析に活躍する測定器

5.1 プリンタを使って測定値を記録

通常は、騒音計で測定した値を測定者が読み取り、記録用紙に結果を記録していきますが、測定値の読み違いや記録ミスが発生する可能性があります。LA-1240/1250は、別売のDPU-414プリンタを接続することにより測定結果を確実にプリントアウト出来るため、測定結果の信頼性が向上します。

 

LA-1240/1250 騒音計

DPU-414 プリンタ

 

 

5.2 パソコンを使って測定値を記録

LA-1240/1250騒音計のメモリーに測定データを記憶し、そのデータをサンプルプログラム(無償:弊社ホームページよりダウンロードできます)を使用してパソコンに取り込み、2次処理したデータを記録することができます。

 

 

5.3 第Ⅰ管理区分を超えてしまった場合

測定結果が第Ⅰ管理区分を超えてしまった場合は、作業場に対して何らかの対策が必要です。そのためにはそう音源の確定を行わなければなりません。この項ではどの様な時にどのような測定器を使えばどの様な結果が得られるかを紹介します。

ケースその1 騒音が変動している場合
ケースその2 特定の帯域の騒音レベルが大きい場合
ケースその3 騒音源が複雑で音源位置の確定が出来ない場合

   

ケースその1 騒音が変動している場合

 

LA-1240/1250 騒音計

CX-4500 レベルレコーダ

 

 

以上の構成で測定を行うと騒音の変動している幅や周期等をデータから読み取ることができます。騒音を発生している機械の稼動状況を含めて対策部位の確定を行い、対策後のデータを取ることにより、その効果を具体的に読み取ることが出来ます。

 

ケースその2 特定の帯域の総御レベルが大きい場合

 

LA-1240/1250 騒音計

SR-5300 リアルタイムアナライザ

 

 

以上の構成で測定を行うと、周波数帯域毎に分解されたデータを読み取ることができますので、防音壁や防音カバーでの対策を行う場合の基礎データとして使用できます。また格周波数毎のレベル変動としても表示できます。

 

ケースその3 総音源が複雑で音源位置の確定が出来ない場合

 

MI-6410 一次元SIプローブ

DS-2000 シリーズ
マルチチャンネルデータステーション

MI-6420 三次元SIプローブ

 

 

この構成で解析を行うと、騒音発生機械から放射される音の原因とされる部位を特定することが出来、防音対策にかかる手間とコストを低減できます。測定データはメッシュの山が高くなっているところが音源であることを示しています。

 


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