FX-1100 マスビューレット式流量検出器 FAQ(よくあるご質問)
(瞬時流量計測が止まってしまう)
FXシリーズは、検出原理の関係上、充填中の流量計測ができないため、瞬時流量の更新も停止します。 FXシリーズは、充填ができる環境を用意していただく必要があります。
瞬時流量や積算流量の「計測」は充填が完了しないとできません。 FXビューレット内の燃料が減ると、自動でFX内部の充填用バルブが開き、ビューレット内に燃料が充填されます。充填中もFX出口からは燃料が出続けますので、エンジンが止まることはありません。 (充填流量>エンジン消費流量が前提です。)
Last updated:2021/12/27
"LEVEL ERROR" は、FXシリーズの検出部液面下限(燃料切れ)もしくは、上限に達した時(オーバーフロー)が生じた場合に点灯します。 供試体の燃料消費量が多くFXに供給する燃料が不足しているか、もしくは、供試体の消費流量が少なくFXへの供給量が多すぎる場合に発生します。適切に燃料が供給されているかをご確認ください。
常に「LEVEL ERROR」が表示されている場合、リファレンス管に燃料が溜まっている可能性があります。取扱説明書を参照の上、カバーを開けて、リファレンス管の燃料を抜いてみてください。
Last updated:2021/12/27
燃料供給するポンプの能力にご注意ください。
FXシリーズは、内部タンクの燃料量が減少すると、燃料消費はそのまま(検出器出口:開)の状態でタンク内に燃料をチャージする動き(検出器入口:閉 → 開)をします。 このためFXシリーズに供給する流量は、最大消費流量+チャージ流量が必要です。
ただし、チャージ時の流量が多すぎると、オーバーフローしてしまう場合があります。 逆に流量が少なすぎるとチャージがなかなか終わらず、計測可能な状態になりません。
このような場合に対応するために、
- 燃料供給ポンプは最大消費流量を十分上回る吐出量を持ったものを選定します。(チャージ流量不足対策)
- FXシリーズ検出器の燃料入口に流量調整弁を取り付けることをお奨めいたします。 (チャージ流量過大対策)
取扱説明書にも記載がありますので、そちらもご覧ください。
Last updated:2021/12/27