一般に固有振動数 fn
は、

で求めることができます。 この例では、構造変更後に、k
も M
も増加していますが、剛性のほうがまさって固有振動数が大きくなったと考えられます。
また、共振点の大きさが下がったのは明らかに、質量 M
が大きくなった効果と思われます。測定データから、一次共振点の変化はこのように理解できます。
また、ピークの形状が鈍く(鋭くなく)なっていることは、時間波形を観測するとより早く減衰するようになります。
ピークの鋭さは、減衰率、対数減衰率などといわれ、減衰しやすいかどうか、逆の解釈をすると共振のしやすさを表します。CF5200では半値幅法、またはヒルベルト変換、カーブフィットで減衰率を求める機能を持っています。取説を調べてみてください。(取説本篇 P4-13 ヒルベルト、 P5-86 半値幅 ) また、FAQ CF5200の中で「損失係数」の説明を掲載しましたのでご参考ください。PDFファイルになります。