ONO SOKKI Co.,LTD

   
振動センサーとFFTアナライザーの組み合わせに関して

振動センサーとFFTアナライザーを組み合わせた際のご質問を次表にまとめました。

【質 問】

【回 答】

【関連する取説の章】

1

ACHに騒音、BCHに振動で校正分析したいが、easy operation編の操作でできるか。

Easy Operationは機能が限定され不可です。

操作の応用性を考えると、通常の機能設定操作になれたることをお勧めします。
校正機能で校正後、パネルコンディションメモリーしておきます。

5.3校正機能

11.1コンディションメモリー

2

変位信号をデータレコーダーに記録し後日再生分析したい。

測定で注意することは

データレコーダーに校正信号を入れておきます。

校正信号を再生しながらスペクトルのオーバーオール値を読み取り、その値をCFの校正機能V/EUで校正します。

5.3.2任意の電圧を1EUとする

5.3.3任意のサーチポイント値を任意のEU値とする

3

10mm/secのとき 0.5Vの校正の操作は

センサーの 1mm/sあたりの数値=0.05V を校正機能のV/EU にキーインします。

5.3.2任意の電圧を1EUとする

4

9.8m/s2(=1G)の校正器の信号を入力し、

片振幅値の表示でY軸を校正したい。

9.8m/sの校正器の出力信号は実効値表示してあると、ピークでは実効値表示の√2倍の値になります。

CFの表示も実効値でEU校正後→片振幅値表示に変更してください。
校正信号をスペクトル分析し、そのオーバーオールの値で「任意のサーチポイント値を任意のEU値にする」という校正操作をすると便利です。

4.3.1.(1)・Y軸単位の組み合わせ

5.3.2任意の電圧を1EUとする

5.3.3任意のサーチポイント値を任意のEU値にする

5

振動とCAL信号(80Hz 1V)をレコーダに記録している。

リアルタイム1/1 OCT分析したいが 

1)校正方法。

2)時定数の選定基準は

(1)校正機能を使う。

Y軸LINとし、CAL信号をスペクトル分析し,オーバーオールの値を何m/sかをキーインする。(任意のサーチポイント値を任意のEU値にする機能)

(2)max分析なら時定数=10ms にします。

振動レベル分析なら時定数=630ms+振動フィルターを選択します。

5.3.2任意の電圧を1EUとする

5.3.3任意のサーチポイント値を任意のEU値にする

5.8.4A特性補正

 

リアルタイム分析取説

1.測定条件の設定

6

加速度センサーの校正と校正値を記憶しておく方法は

(1)電源0ff時の測定条件を記憶し、自動再生するオートリコール機能、

(2)パネルコンディションメモリー機能

を使用します。

11.1コンディションメモリー

7

振動分析はAC/DCカップリングのどちらで使用するのが良いか。

入力波形のそのままの波形を見る時はDCで、その中の交流成分を見る時はACを使います。

ACでは約0.5Hz以下の成分をカットするハイパスフィルターが入ります。

周波数分析したときDC成分は0Hz点に表示されます。

振動、騒音波形は交流成分(DC成分がない)なのでACカップリングを使います。

2.6.5AC/DC結合の設定

8

2Hzの振動波形の振幅が1~5段階に変化する。

振幅1と振幅5の状態を弁別した形で測定したい。

トリガ機能を使用します。

3.7トリガ機能

9

電荷型加速度センサーを使うにはCF0107型変換コネクター必要か。

電荷型加速度センサーは

チャージアンプ(CH1100型)または
チャージコンバータ(CH6130/CH6140) + CF-0109変換アダプタ

が必要です。

10

NP550、NP3210の感度は。

 

一般的に1mV/m/s2(9.8mV/G)。

詳細は現品に添付の検査表に記載しています。

11

アンプ内蔵型加速度センサーと直接接続できるか。

NPー0107(またはNP-0108)変換コネクターを使えばアンプ(PS601型)無しで、接続可能です。

但し他社メーカのセンサーは、センサー駆動電流が適合するか確認してください。

NP-0107:2mA駆動、  NP-0108:0.56mA駆動

12

アンプ内蔵型加速度センサーを入力する時の変換コネクタの型式は。

振動センサーの駆動電流が2mA用ならCF0107型、駆動電流が0.56mA用ならCF0108型変換コネクタを使用して接続できます。

変換コネクタはオプションです。

13

NP4110をダイレクトに接続可能か

センサー用コネクタに直接接続可能です。

2.2パネルスイッチの説明

14

他社のアンプ内蔵型振動センサーを入力する場合はどの様にすれば良いか。

プリアンプ内蔵型では
振動センサーの駆動電流が2mA用ならCF0107型(0.56mA用ならCF0108型)変換コネクタを使用して接続できます。

電荷型なら
チャージアンプ(CH1100型)または
チャージコンバータ(CH6130/CH6140) +  CF-0109変換アダプタ
が利用できます。

15

打撃試験でフィルターを掛けて,例えば500~1000Hzの周波数の力と加速度のデータが作れないか。

PS701フィルターユニット2台を組み合わせ、バンドパスフィルターとして使用する方法があります。

16

インバーターモーターの電圧を1秒間だけかけた時に回転が最高何rpmまで上がったか測定したいが、方法は。

軸が出ていないので,振動センサーの基本周期を測定し定常の回転見ている。

高速平均,ピークホールド,サーチエンハンス機能、(場合によりズーム機能)を使い、スペクトルの最高周波数を読取る方法が考えられます。

高速応答が要求されるので、高速FV変換器FV-1400の利用を検討ください。

5.1.5高速平均機能

5.1.3.(3)ピークホールド

58.1サーチエンハンス機能

5.2ズーム機能

 

戻る
お客様相談室 0120-38841  9:00-12:00 13:00-18:00 (土日、祝祭日除く) ご質問・お問い合わせ(フィードバックフォーム)