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トルク検出器の駆動側を逆に負荷側に取り付けたらどうなるか [戻る]

(1) トルク検出器の取り付け

検出器の取り付けは、検出器に「駆動側」の名板を貼っています。[駆動側」に駆動装置を、反対側に負荷装置の配置になるよう据え付けてください。取扱説明書はこの配置状態を前提に、+、−トルクの極性、CW/CCW(時計廻り/反時計廻り)を定義し、説明しております。取説と食い違いが発生しますので、正規の取り付けでご使用お願いします。

(2) CW/CCW

「駆動側」から「負荷」側を見て、軸が時計廻りを CW、反時計廻りを CCW と定義しています。検出器のCW/CCWの切替えスイッチ、およびTS表示器のCW/CCWの設定は、軸の回転方向に一致するよう設定する必要が有ります。

(3) 検出器の付属モータの役目

原理の説明の図で記しています様に、検出器には付属モータが付いています。発電方式の為、軸が数百r/min以上で回らないとSIN波信号が出ません。その為付属モータによって内歯歯車を軸と逆方向に回すことにより、軸がゼロ回転でも相対的に回っている状態を作ることができ、SIN波信号を取り出せるようになります。よって、検出器のCW/CCWの切替えスイッチを選択するとそれぞれ軸のCW/CCWと逆回転をするようになっています。

(4) 付属モータが軸と同じ方向で回っている場合の測定は

付属モータは機種にもよりますがおよそ500〜600r/min で回っています。軸と同方向に回っていますと、軸がおよそ200r/min以下では測定可能ですが500〜600r/min近辺になると相対的な回転はゼロとなり、SIN信号が取り出せなく測定不可になります。

(5) 付属モータの回転を止めた場合の測定は

軸の回転が200r/min以上では、付属モータを止めたままで SIN信号がとりだせますので、CW、CCWどちらでも測定が可能です。

(6) トルクの極性

TS演算表示器のトルク表示及び電圧出力には+、−の極性が付きます。(2)の回転方向に関係しますが、基本的な考えは自動車のエンジンを例に取ると、前進時をCWとすると、坂道を登坂しているときのエンジン実負荷を+極、急坂を下るときのエンジンブレーキ状態を−極のトルクとしています。同様に後退時をCCWとして、バックで坂道を登るとき+極、バックでエンジンブレーキで坂道を下るとき−極です。

極性は次のような定義になります。

負荷側をロックし駆動側を回すとして、トーションバーの力の掛かり方(ねじられ方)で考えると、

CW設定の時

     軸を時計方向に回す力が働いたとき        +極
     軸を反時計方向に回す力が働いたとき     −極

CCW設定の時はCWと極性が逆になり

      軸を時計方向に回す力が働いたとき       −極
      軸を反時計方向に回す力が働いたとき    +極

 

(7) 負荷側から駆動した場合はどうなるか

測定は可能です。検出器CW/CCW切替えスイッチは付属モータの回転方向を切り替えるため、TS演算表示器のCW/CCW設定は、+極性をトーションバーのねじられる力方向のどちらにするか決めるため、の役目を持っています。このことを踏まえて(6)項の極性の定義に当てはめてください。

(8) トルク検出器の駆動側を、逆に負荷側にして据え付けた場合は

測定可能です。検出器のCW/CCW方向を注意して設定してください。また、極性は(6)に準じます。取説の説明内容と食い違いが発生しますので、正規な取り付けをお願いします。

(9) ZERO調整

TS演算表示器のCW/CCWそれぞれゼロ点が変わりますので、それぞれでZERO調整を行ってください。電池バックアップにて記憶します。

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