TM-2100シリーズ回転計の設定例―3

「反射シールを1枚回転軸に貼りLG-916で検出し、回転速度○○○○r/minで表示する」

反射シールを1枚回転軸に貼りLG-916で検出し、回転速度○○○○r/minで表示するための設定方法です。

TM-2100シリーズ(TM-2110・TM-2120・TM-2130・TM-2140)は図2のように内部を引き出して設定します。 はじめに、TM2100シリーズの設定を先に行ってください。電源ケーブルや信号線の結線は、設定後に行ってください。

 

■LG-916との信号ケーブル接続

次図1のように 信号ケーブルMX-705(5m)で接続します。5m以上の長いケーブルが必要な場合は長さ指定にて製作可能です。

図1


■TM-2100シリーズ回転計の設定

次図2を参照に、1から4を設定します。設定の意味について補足説明をします。なお、機能のくわしい説明については取扱説明書を参照ください。

LG-916+TM-2100シリーズで「○○○○r/min」と表示するには、乗数・指数「6.0000×10」、小数点無しと設定します。

 

図2

  • AC-DC設定
    LG-9からの信号はハイレベルが5Vの方形波になりますので、「DC」に設定します。 一般的に信号が方形波の場合は「DC」、正弦波の場合は「AC」に設定します。


  • 電圧入力、フィルター
    LG-9の信号が方形波電圧なので「ビット1: OFF(電圧入力側)」、「ビット2:OFF(フィルターOFF)」に設定します。「ビット3,4:OFF」に設定してください(空きスイッチです)。 オープンコレクタ信号の場合、「ビット1:ON(接点入力側)」、また「ビット2:OFF(フィルター無し)」に設定します。 接点入力の場合「ビット1:ON(接点入力側)」、また、接点のチャッタリング防止のため「ビット2:ON(フィルター有り)」に設定します。


  • 係数(乗数×指数)の求め方

  • 3の「ビット3, 4, 5:OFF」に 設定します(指数=10)。 また、「ビット6, 7, 8:OFF」に設定します(小数点無し○○○○)。小数点以下3桁まで設定が可能です。4のロータリスイッチを「 60000」に設定します(乗数=6.0000)。

  • ワイドレンジ
    3の「ビット1:ON」の時はワイドレンジとなり最小測定範囲が0.1Hz(6 r/min)から測定します。停止時は0.1Hzを判定するため表示が0になるまで最大約20sの測定時間を要することがあります。「ビット1:OFF」のときは、最小測定範囲が1Hz(60 r/min)以上からとなり、停止時には約1sで表示が0になります。
    また、「ビット2:OFF」に設定してください(空きスイッチです)。



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