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先行き不透明な今こそ、原点回帰
“挑戦” なくして成長はありえません
代表取締役社長 大越 祐史 代表取締役社長 大越 祐史

当社は2024年1月20日に創業70周年を迎えることができました。ここまでやってこられたのは、ひとえにお客様をはじめ、取引先、ステークホルダーの皆様のお力添えあっての70年だと痛感しております。厚く御礼申し上げます。おそらく私は、経営者としては、当社の創業者である小野義一郎氏から直接薫陶を受けた最後の世代になるかもしれません。
時代は下り、2024年。70周年を迎えるにあたり、私は「誰もやらないから、挑戦する価値がある」という小野義一郎氏の言葉を思い出しました。次なる100周年に向け、これから先の30年、新しいことに挑戦しなければなりません。

我々が深く関わっている自動車産業ですが、同産業は現在100年に一度の大変革期を迎えております。CASEと呼ばれる新たな技術領域での革新が進み、開発現場では試作車を作らないモデルベース開発がスタンダードとなりつつあります。そんな中、当社の強みである計測技術は活かせるのか? そんな疑問を感じる方もいらっしゃるでしょう。

当社は創業以来培ってきた“はかる”力で、風雲急を告げるこの時代を歩んでいきたいと考えています。モノ―コト―モノの環をつなげる。その端緒として、EVのベンチマーキングデータを販売するビジネスを始めました。お客様の欲しいデータを計測するために自分たちの創り出した計測機器を使うことになるわけですが、自ら使うことで新たな計測機器のアイディアも生まれます。そんなプラスのサイクルを回していきたいと考えています。

またカーボンニュートラル社会実現の取り組みなど、社会課題の解決に尽力することも欠かせません。当社は環境への取り組みを重要な経営課題と位置づけ、2024年に「環境戦略推進室」を立ち上げました。当社の宇都宮テクニカル&プロダクトセンターの屋上および敷地内に太陽光発電システムを設置したほか、製品の梱包材をサステナブル素材に変更しています。今後も引き続き環境保全活動に取り組んでいきます。

最後になりましたが、当社は創業以来ずっと、人財に恵まれてきたと思います。人を大切にする会社。お客様の要望や納期に応える、その一つの方向に向かって苦楽を共にし、仲間意識でがんばってきたと思います。社員、いえ、仲間が笑顔になる会社。私が目指しているのは、そういう会社なのです。

代表取締役社長 大越 祐史 代表取締役社長 大越 祐史