学生フォーミュラ日本大会
Formula SAE Japan
学生フォーミュラ日本大会2024
2024年9月9日~14日、愛知県のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催された「学生フォーミュラ日本大会2024」へ協賛&フォローを行いました。会場が静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)にスイッチしましたが、スムーズに運営が行われました。当社は例年通り参戦車両の騒音検査と、賞典にも協賛させていただきました。
2022年大会のレポート
9月6日~10日、静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)で、公益社団法人自動車技術会が主催する「学生フォーミュラ日本大会2022」が開催されました。
「学生フォーミュラ」とは、学生で組織されたチームが1年でレーシングカーを制作し、車両の企画や設計、コスト等ものづくりの総合力で競う催しです。 学生たちに「ものづくり」の機会を与えるために1981年にアメリカで始まり、現在はイギリス、オーストラリア、ドイツなどでも開催されており、国際的な競技へと成長しています。
折からのコロナ禍の影響を受け昨年は静的審査のみ(2020年の第18回大会は中止)、事実上3年ぶりの開催となりました。
今年で20回目を迎える本イベントですが、当社は第1回から支援させていただいています。今回も例年通り車検の「騒音審査」を担当しましたが、初日から時折激しい雨に見舞われながらの計測となりました。が、晴れ間が広がれば、うだるような暑さに……。
レシプロエンジン搭載車の場合、騒音審査では以下のようなレギュレーションが定められています。
- ・事前に申告されているエンジンの回転速度(アイドリング&指定回転)に達した時の近接騒音を測定
- ・規定値(アイドリング:103dB(c)、指定回転:110dB(c))以内で合格
- ・騒音計は、排気管出口と水平面で45度の角度、50センチ離れた場所に設置(車検員が設置)
騒音審査には LA-7500 を使用
使用した機器は高機能騒音計の「LA-7500」。何度トライしても上記条件をパスできない車両もちらほら。徐々に焦り始める学生達。 トライ&エラーを繰り返して、ついに規制をクリアした学生たちの笑顔に、我々もほっと一息。学生のあどけなかった顔つきが、徐々に「エンジニア」のそれに変わっていくのが印象的でした。
ちなみに今回の総合優秀賞を獲得したチームは「京都工芸繊維大学」でトータルスコアは913.57点。デザイン賞、コスト賞、プレゼンテーション賞、スキッドパッド賞、オートクロス賞、耐久走行賞で1位を獲得した、特別賞のジャンプアップ賞も獲得するなど、圧巻の成績でした。当社は総合優秀賞にも協賛させていただいております。