Technical Review 2023
2023カーボンニュートラルな未来のイノベーションを支える計測技術
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様に、当社の技術、製品をレビューいただく場として「小野測器テクニカルレビュー 2023」をご案内いたします。
新型コロナウイルス感染症により大きく影響を受けた社会・経済活動も、徐々に正常化に向けた取り組みが進んでいるなか、当社といたしましても様々な情勢に向き合いながら、より良い社会実現のための製品開発やサービスを提供してまいります。
会場では、オンラインではお伝えしきれない開発背景や事例などを当社エンジニアが直接ご説明させていただきます。
本開催を通じ、皆様から率直なご意見を賜り、新しい価値創造に挑戦してゆく所存です。
ご来場の皆様に価値ある時間を過ごしていただけるように努めて参りますので、「小野測器テクニカルレビュー 2023」にご来場賜りますよう一同心よりお待ち申し上げます。
小野測器テクニカルレビュー2023 事務局
日時 | 2023年5月24日(水)~5月26日(金) |
開催時間 | 10:00~18:00 |
会場 | ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 3階 ボールルーム |
■ テクニカルレビュー 展示内容
お客様と寄り添い進化を遂げた FAMS-R6
本年度リリースする最新の FAMS-R6 を「見て、触れて、体感」してください。自動車開発を取り巻く環境が大きく変化する中、最新の FAMS-R6 はベース機能を大幅にアップし、操作画面、操作筐体も刷新。お客様にあらたな価値を提供します。
AD/ADASを安全に評価するシミュレーションベンチ「ADAS-VRS」
AD/ADAS を実車状態で安全に試験し、繰返し再現性が高く、定量的な評価を実現する「ADAS-VRS」の開発状況を紹介します。
実車両を用いたRC-S(HILベンチ)に、カメラ、ミリ波模擬のソリューションを連携させた当社実験棟の事例を展示します。
効率的な開発環境を実現する燃焼解析ソフトウエア
ExAngle(エクスアングル)は日本の基幹製品として世界をリードしてきた自動車、自動二輪車、トラック、バス、建機、農機、発電機などの性能向上に大きく寄与した燃焼解析ソフトウェアの後継機種です。既存設備を有効活用し、カーボンニュートラルに貢献する製品を効率的に開発できる ExAngle をご覧いただきます。
電動車のベンチマーキングデータ販売
ベンチマーキングのための「車両性能データ」を販売する事業を新たに開始しました。事業範囲や、特に注力して取り組むテーマをご案内します。また、現在性能評価を実施中の BEV のデータの一部を速報として紹介します。
騒音の原因分析につながる音響パワーレベル計測システム
製品開発において音響パワーレベルが大きい場合、原因分析をして対策する必要があります。本システムは、音響パワーレベル計測とその原因分析も同時にできる機能(音圧マップ表示、狭帯域の詳細分析など)を搭載し、お客様の製品開発期間の短縮に貢献します。
カーボンニュートラル社会のイノベーションを支えるセンサー
環境負荷低減のための製品開発、無駄のない効率的な生産、作業環境や住環境の改善など、多様な場面で正確な計測が必要とされます。センサーはあらゆる計測の入り口となり重要な役割を担っています。ここでは当社が提供する多彩なセンサーを紹介します。
AI による音の解析
音源分離や音の分類検索、および異常検知技術を紹介します。Sound One 向け Webアプリや、ノイズテスティングソフトウェア向け PythonTM 連携デスクトップアプリなど、開発中のアプリをご覧いただけます。AI による音の解析結果をお聴きください。
これからの課題解決に貢献する NV コンサルティングサービス
お客様の抱える音響・振動の課題に対し、受託測定やコンサルティングを提供します。カーボンニュートラルへの移行の中で、顕在化した、または新たに発生した事象に対して、問題解決と価値創造をサポートします。お困りごとやご要望などを、ぜひ当社エンジニアにお聞かせください。
■ ONOSOKKI Technical Seminar 2023
テクニカルレビュー 2023の会場内において、大学の先生や各業界を代表する方々による講演、当社の最新技術の紹介などを予定しております。
お客様の製品開発に関わる様々な問題解決の一助になれば幸いです。多くの皆様にご聴講いただけますようお待ちしております。
日時 | 2023年5月24日(水)~5月26日(金) |
開催時間 | 10:00~18:00 |
会場 | ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 3階 ボールルーム |
定員 | 30名 事前申込制(席に余裕があれば当日も可) |
■ ご来場の際の「事前登録」のお願い
お手数ではございますが、ご来場の際は以下サイトにて事前登録をお願いいたします。
https://f-vr.jp/onosokki/technical_review2023/
特別講演
「安全性・快適性・航続距離を向上させる電気自動車の自動運転」
5月26日(金)11:00~12:00 藤本 博志 様 (東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)電気自動車は、環境性能だけではなく、モーターの応答性をいかした制御性能の高さにも魅力がある。本講演では、自動運転時代を見据えて本研究室で開 発した安全性や航続距離を飛躍的に向上させる制御技術の説明を行う。さらに本研究室で開発中のワイヤレス給電技術を使った最新のインホイール モーター技術や、電気自動車の航続距離を無限大にする走行中給電技術を、実験結果を交えて紹介する。
招待講演
「自動車の静音性による新しいデザイン課題」
5月24日(水)13:00~14:00 山内 勝也 様(九州大学 大学院芸術工学研究院 准教授)自動車の電動化によって自動車内外の音環境は大きく変化している。歩行者の安全を保障するための車両接近通報音はそのひとつだが、これに限らず、 車内外の音デザインの諸課題について、関連研究を俯瞰しつつ議論の端緒を紹介する。
「WHO環境騒音ガイドラインの解説とその後の動向」
5月24日(水)15:00~16:00 森長 誠 様(神奈川大学 建築学部 建築学科 特別助教)欧州WHOの環境騒音ガイドラインの概要を解説するとともに、ガイドラインに含まれていない2015年以降の研究の動向や諸外国における環境基準の更新状況等について解説する。
「水素エンジン開発はこうして始まった」
5月26日(金)13:00~14:00 山田 健 様(ヤマハ発動機株式会社 技術・研究本部AM開発統括部 AM第1技術部実験グループ)トヨタからの一通のメールにより2015年、何もないところから水素エンジンの開発がスタートした。 当初はうまく行かなかったが、デンソー製直噴水素インジェクタの開発が進むと、一気に乗って楽しい車に仕上がった。 そして試乗でトヨタ内の仲間を増やし、さらにもっといい車を目指して新しい水素エンジン試乗車を増やすことで社外にも仲間を広げた。 最後はGRヤリスの水素化で豊田章男社長の好感を得て少人数の地下活動から大舞台へと羽ばたいている。
企業講演
「xMOD によるバーチャルキャリブレーションの推進」
5月25日(木)13:00~14:00 江嶋 睦仁 様(株式会社IDAJ)机上検討をはじめとする開発のフロントローディングを推し進めれば、V字モデルの左バンクの負荷が上がる一方で、右バンクの負荷は下がる。 そこでは設備環境や人などのリソースの再分配と共通化という、新たな課題も見えてくる。本講演ではバーチャルキャリブレーションをテーマとして取り上げる。 モデルにFAMSを繋げて、右バンクのリソースを左バンクでうまく活用する、MBD推進のための具体的施策を紹介する。
対談企画
「自動車メーカーが取り組む「カーボンニュートラル」最新事情」
5月25日(木)15:00~16:00 山本 シンヤ 様 (自動車研究家(日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員))現在、カーボンニュートラル社会実現のために、世界の自動車メーカーが社運を賭けて開発を行っている。 電気自動車などあらゆる選択肢がある中で、覇権を握るのはどの技術なのだろうか? 最前線で取材を行う山本シンヤ氏にお聞きする。
小野測器講演
「感性と物理をつなぐ音のプラットフォーム」
5月24日(水)14:00~14:30誰でも気軽に音データの収録、解析、管理、聴感実験ができるWebアプリケーションを紹介します。 操作音やサイン音のサウンドデザインや、騒音の把握、サウンドスケープの評価など、様々な音をより価値のあるものにするためのプラットフォームです。
「設備診断機器への取り組み」
5月24日(水)14:30~15:00自動車業界で培った技術をもとに「新市場進出への取り組み」として、インフラ・設備向けの診断機器の開発を進めています。 今回は開発したキャビテーション検知器および長距離LDVの技術的な紹介と新しい発想やアイデアを基に開発したUSB Audio出力センサーおよびLED加速センサーを紹介します。
「お客様と寄り添い進化を遂げたFAMS-R6」
5月25日(木)14:00~14:30FAMSシリーズは30年以上にわたり自動車開発の計測を支えてきました。 自動車開発の現場では大きな変革期を迎え、働き方も大きく変化する中、お客様の開発・試験ニーズに応えるため、新しいFAMSを開発しました。
「車両ベンチマーク調査のための性能データ販売サービス」
5月25日(木)14:30~15:00車両ベンチマーキングのためのデータ測定事業を拡大するべく、これまで受託試験のサービスの中で個社契約により行ってきた内容を、 車種の選定からテストデータ、レポートの作成までを主体的に行い、測定データを商品とする事業を新たに開始しました。 その事業内容やアピールポイント、今後の計画などを紹介します。
■ 安心、安全にご観覧いただけますよう、お客様のご理解ご協力をお願いいたします。
※ 同業他社の方のお申込みは、ご遠慮いただく場合がございます。何卒ご了承ください。
「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」に出展しております。是非お立ち寄りください。
開催場所 : パシフィコ横浜展示ホール (小間番号:289) 入場料 : 無料