タイヤ転がり抵抗試験システム

受注生産

モード運転対応、JIS D 4234: 2009(ISO 28580: 2009)準拠

写真(タイヤ)転がり抵抗試験システム

*1:「低燃費タイヤ等の普及促進に関する表示ガイドライン」
(社団法人日本自動車タイヤ協会)

タイヤのラベリング制度(*1)も、平成22年1月より運用が段階的に開始され、エコタイヤへの関心が高まっています。

車の走行状態は、実用速度域では、タイヤの転がり抵抗に大きく影響されます。最近話題のエコタイヤは、この転がり抵抗を低減し快適な乗り心地や静粛性を高めると同時に低燃費性能を実現して環境への負荷を軽減しようとするものです。

タイヤ転がり抵抗試験システムは、JIS D 4234: 2009 及び ISO 28580: 2009 準拠し、各種タイヤ単体での転がり抵抗を正確に測定します。また、モード運転(10・15、JC08)による走行毎のタイヤの損失抵抗と転がり抵抗係数の同時計測の他、台上惰行試験や定加減速試験,過渡モード試験が可能です。さらに、オプションをプラスすることで、タイヤの走行騒音・振動の測定解析をおこなうこともできます。

タイヤ転がり抵抗試験システムは、エコタイヤを含めてタイヤの動的性能特性を総合的に評価解析します。


特長

  • JIS D 4234: 2009(JATMA) 及び ISO 28580: 2009(MOD) に準拠

  • モード走行時のタイヤ状態を再現、現実に近い状態での試験が可能

  • 温度調整装置によりタイヤ損失の温度影響を検証可能

  • 軸トルク計から駆動・損失仕事量を算出

  • タイヤ荷重は垂直の他、アライメント角設定も可能


試験項目一覧

試験内容 試験方法、他
慣性モーメント測定 タイヤ単体で加減速(加減速時間より計算)
寄生抵抗測定 タイヤ単体で定速度制御
転がり抵抗測定 ローラより定速度制御
転がり抵抗測定 ローラを走行抵抗制御にして惰行
定常負荷性能試験 タイヤより定駆動力制御
加減速試験 タイヤにて速度制御、または定トルク制御
定常負荷性能試験 タイヤより定駆動力制御
モード走行シミュレーション ローラを走行抵抗制御、タイヤにて速度制御
登坂性能 ローラに登坂抵抗を加算、押しつけ装置にて可変軸重制御
温度特性試験 温度調節器にて環境温度を設定
耐久試験 ローラまたはタイヤより駆動
制動試験 タイヤより制動力制御
騒音試験* 防音箱、対応ローラ表面の追加
前後輪駆動配分試験* タイヤ駆動装置の追加、車両(動力分配)モデルの追加
旋回性能試験* サスペンションモデルの追加、アライメント装置の追加

* オプション

 

 

イラスト(一定速度運転時の制御とモード運転時の制御)

  1. ロ−ラモ−タにて走行抵抗制御が可能(シャシーダイナモと同様)

  2. ロ−ラモ−タより駆動し速度制御が可能

  3. タイヤモータにて駆動し速度制御を行い、モード運転が可能

  4. 二つの軸トルク検出器から転がり抵抗、損失仕事量を算出可能

  5. エアーシリンダにて押し付け荷重を加減速度変化に追従して可変可能

計測事例

定常試験による転がり抵抗係数測定

データ(定常試験による転がり抵抗係数測定)

80km/h 一定でタイヤを回転させ、その駆動トルクから転がり抵抗係数を計測。 同様に 60・40・20km/h 一定で計測。

速度が違っても、転がり抵抗係数は両タイヤともほぼ同様の数値が得られた。

惰行試験による転がり抵抗係数測定

データ(惰行試験による転がり抵抗係数測定)

シャシーダイナモ上と同様に惰行法により転がり抵抗係数を測定。100km/h まで速度上昇直後,惰行を行う。

計測点:80,60,40,20km/h
荷重条件:3826N
暖機条件:試験前に60km/h 30分

車速大きい方が転がり抵抗係数は大きくなる傾向が見られる。

10・15モード走行時の転がり抵抗係数測定

データ(10・15モード走行時の転がり抵抗計数測定)

ローラ側を走行抵抗制御、タイヤ側を車速追従制御としモード走行を行う。

 

静荷重:3826N
FF車の前輪を模擬しているので加速時に動荷重が軽減される。

 

全体を通して低燃費タイヤの燃費が良い。共通している点は、加速・定速・減速のそれぞれで RR(Rolling Resistance=走行抵抗)、RRC(Rolling Resistance Coefficient=走行抵抗係数) の大きさに違いが見られる。

概略仕様

ドラム 直径 1708 mm
表面 平滑
400 mm
荷重 9000 N
計測制御 タイヤ加重

±10 N

空気圧 ±1 kPa
軸力 ±0.05% FS
入力トルク ±0.05% FS
距離 ±1 mm
温度 ±0.1℃
表面速度 ±0.1 km/h
時間 ±0.005 s
角速度 ±0.1%
環境温度 基準 25℃±2℃

※詳細に関してはご相談下さい。

 

 

最終更新日:2010/10/20



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