O-Solution は、どなたでもご利用できるライセンスフリーの O-Solution Lite ビューアー機能を有しています。計測現場は時間制約があり、やり直しができません。その際、O-Solution Lite があれば計測現場から離れたエンジニアとデータ共有ができ、安心して計測を完了することができます。またDS-5000があれば、時間波形の収録が可能です。
異音や振動問題が発生した際、収録したデータにIIRフィルタやFIRフィルタをかけて視聴することで迅速にその周波数帯域を見つけることができる機能です。フィルタを掛けた、新たな時系列データを生成することもできます。
時間軸の波形を周波数成分ごとに分解することで振動や音の大きさや共振現象を細かく観察する時に使用する最も基本的な機能になります。パワースペクトル、周波数応答関数、コヒーレンス関数、減衰比などを演算できます。
FFT解析と同時に、オクターブ解析、トラッキング解析もリアルタイムで計測可能です。
※同時計測にはトラッキング解析機能(OS-0523)、オクターブ解析機能(OS-0524)が必要です。
モーター、発電機などの回転体から発生する音や振動について、各次数成分がどの回転速度で大きくなるかを把握する機能です。定比・定幅のトラッキング解析はもちろん、オフセットトラッキングが可能です。
トラッキング解析と同時にFFT解析もリアルタイムで計測可能です。
※同時計測にはFFT解析機能(OS-0522)が必要です。
人間の耳は周波数に対して対数(Log)的な特性を持っており、オクターブ解析はこの耳の特性と相性の良い解析です。騒音レベルや振動レベルなどを把握する際やISO、JIS規格に沿った計測で使用することが多いです。
マルチ解析機能でFFT解析とオクターブ解析を同時に計測することが可能です。
計測モード(リアルタイム計測)で、1/1、1/3、1/6、1/12、1/16、1/24のオクターブ解析が可能です。
ハードウェア接続機能(OS-0512)を使用することで、DS-5000と接続しFFT解析機能・トラッキング解析機能・オクターブ解析機能を計測モードで利用することができます。
一般的に、機器から発生する音の対策・評価は、音圧レベル、FFT解析、1/3オクターブ解析などに基づいて行われます。
しかし、このような解析には人の聴感特性が十分考慮されておらず、同じ結果でも聴いた印象が異なることがあります。
また、人が音を聴くとき、"音の大きさ"、"鋭さ"、"ざらざら感"など、音に対するさまざまな感覚が生じます。
OS-0525 音質評価機能では、「ラウドネス」「シャープネス」「ラフネス」「変動強度」「トーナリティ」など、
人の聴感特性を考慮し、音に対するさまざまな感覚に対応した音質評価指標を求めることが可能です。
音の大きさはそれほど大きくないのに、「気になる音」は世の中に数多くあります。 車の走行時に時折聞こえる、「カタカタ」「ビリビリ」といった内装品が発する音や、小型モーターの回転音に混じる、「ジー」という異音などがあります。 時間的な変動が顕著な音は、その大きさ(レベル)がそれほど大きくなくても耳障りに感じることが多いのです。変動音解析機能 OS-0526は、レベルに左右されない時間変動の大きな成分のみを抽出でき、ラフネスや変動強度では検出の難しかった、様々な時間変動の特徴を定量化できるようになります。また、変動がある音と変動がない音を聞き比べる機能を搭載しています。(変動音シミュレーター)