燃焼解析 用語集

 

行程容積 [cm3]

行程容積(燃焼室容積)V(θ)は、次の式により分解能ごとに求めます。

行程容積

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筒内圧力 [kPa]

筒内圧力P(θ)は計測データです。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [kPa] の単位で表示されています。
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筒内圧力上昇率 [kPa/°]

筒内圧力上昇率 dP/dθ(θ)は、次の式により分解能ごと演算値を求めています。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では c の単位で表示されています。

 

筒内圧力上昇率

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熱発生率 [J/°]

熱発生率 dQ/dθ(θ)は、計測データと諸元の設定値により燃焼演算した結果です。
なお、燃焼演算の手法などについては、[演算処理設定] ダイアログボックスの設定により決定されます。
・ガソリンとディーゼル簡易手法の場合 : dQ = dQn + dQw
・ディーゼル厳密手法の場合 : dQ = dQn + dQw + dQf なお、dQw/dQf は演算設定の冷却損失 ON 時にのみ対応いたします。
dQn/dQw/dQf は次のように求めています。

● 隣あうデータ n-1 と n 間の燃焼室内ガスに与えられた熱量の計算

・ガソリンエンジンとディーゼル簡易手法の場合

 

 

・ディーゼル厳密手法の場合

 

 

● 隣あうデータ n-1 と n 間の燃焼室ガスから燃焼室壁に逃げる熱量の計算

 

 

● 隣あうデータ n-1 と n 間の燃料の加熱と蒸発に使われる熱量の計算

 

 

燃料(蒸気状態)の比熱、蒸発の潜熱と燃料の蒸発の計算は、次のとおりです。

● n ステップの燃料(蒸気状態)の比熱計算

 

 

● n ステップの蒸発の潜熱計算

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熱発生量 [J]

熱発生量 Q(θ)は、次の式により分解能ごとに求めています。

 

● 燃焼質量割合開始点の前のデータ

 

 

● 燃焼質量割合範囲内のデータ

 

 

● 燃焼質量割合終了点の後のデータ

 

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燃焼質量割合 [%]

燃焼質量割合 X(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。

 

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燃焼ガス温度 [K]

燃焼質量割合 T(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。


 

ガス重量は、次の式により計算されます。

● ガソリン厳密手法とディーゼル

 

 

● ガソリン簡易手法

 

 

なお、既燃焼燃料重量は、次の式により計算されます。

 

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比熱比

比熱比 k(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。


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ポリトロープ指数

ポリトロープ指数 Poly(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。


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ウィビ

熱発生率のデータに対するウィビ近似計算を求めることになります。
ウィビ近似計算式はつぎのとおりです。

 

 

ここで、係数 a および m は一覧表示で表示されます。

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噴射圧力 [MPa]

噴射圧力 Pf(θ)は計測データです。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [MPa] の単位で表示されます。
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噴射圧力上昇率 [MPa/°]

噴射圧力上昇率 dPf/dθ(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [MPa/°] の単位で表示されます。

 

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燃料噴射率 [mg/°]

燃料噴射率 dG/dθ(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [mg/°] の単位で表示されます。

 

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燃料噴射量 [mg]

燃料噴射量 G(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [mg] の単位で表示されます。

 

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燃料噴射割合 [%]

燃料噴射割合 GX(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。


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針弁リフト量 [mm]

針弁リフト量 L(θ)は、は計測データです。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [mm] の単位で表示されます。
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針弁リフト量上昇率 [mm/°]

針弁リフト量上昇率 dL/dθ(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。

 

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副室筒内圧力 [kPa]

副室筒内圧力 Ps(θ)は、は計測データです。
演算データ波形表示ウィンドウの画面上では [KPa]の単位で表示されます。
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副室筒内圧力上昇率 [kPa/°]

副室筒内圧力 dPs/dθ(θ)は、筒内圧力上昇率 dP/dθ(θ) と同様の式で求めています。
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副室熱発生率 [J/°]

副室熱発生率 dQs/dθ(θ)は、熱発生率 dQ/dθ(θ)と同様の式で求めています。
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副室熱発生量 [J]

副室熱発生量 Qs(θ)は、熱発生量 Q(θ)と同様の式で求めています。
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副室燃焼ガス温度 [K]

副室燃焼ガス温度 T s(θ)は、熱発生量 T(θ)と同様の式で求めています。
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副室比熱比

副室比熱比 K s(θ)は、比熱比 K(θ) と同様の式で求めています。
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主室燃焼割合 [%]

主室燃焼割合RC(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。


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任意物理量

任意物理量 EU(θ)は、は計測データです。
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任意物理量上昇率

任意物理量上昇率 dEU/dθ(θ)は、次の式により分解能ごとに演算値を求めています。


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エンジン回転数

サイクル演算の場合は、指定されたサイクルデータのエンジン回転数となります。
平均演算の場合は、指定された各サイクルデータのエンジン回転数の平均値となります。
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筒内圧力最大値、位置(主室、副室)

・筒内圧力最大値 Pmax :全データ範囲での筒内圧力最大値 [kPa]
・筒内圧力最大値位置 PosPPmax:筒内圧力最大値の角度位置 [°]
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熱発生量最大値、位置(主室、副室)

燃焼質量割合範囲での熱発生量を求める時はマイナスの熱発生率を含めないため、PosQmax は燃焼質量割合が 100 % となる位置にあります。
・熱発生最大値 Qmax :燃焼質量割合範囲での熱発生量の最大値 [J]
・熱発生量最大値位置 PosQmax:初めに Qmax となった時の位置 [°]
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燃焼質量割合位置
(0/2/5/10/20/30/40/50/60/70/80/90/95 %)(主室、副室)

燃焼質量割合のデータを、燃焼質量割合開始位置前の位置(0 %) から燃焼質量割合終了位置(100 %) までサーチする時、それぞれはじめに、
質量割合 ≧ 0/2/5/10/20/30/40/50/60/70/80/90/95 %  となる角度位置になります。
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燃焼質量割合位置 ( 点火時期 -10 % / 10-90 %) (主室)

諸元画面の条件として設定された点火時期  [°BTDC] と燃焼質量割合 (10 %)、
燃焼質量割合 (10 %)  と燃焼質量割合 (90 %)  の幅を算出いたします。
点火時期 -10 %  =  燃焼質量割合位置 (10 %) + 点火時期  [°]
10-90 %  =  燃焼質量割合位置 (90 %) - 燃焼質量割合位置 (10 %)  [°]
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燃焼効率

燃焼効率は、実測データより求められた熱発生量と入力値から求めた理論熱発生量の比になります。

 

 

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燃焼開始位置、燃焼終了位置 (主室、副室)

・燃焼開始位置 Cstart_ang  :  燃焼質量割合 X(θ)が、 ”燃焼開始質量割合” の位置 [°]
・燃焼終了位置 Cend_ang:燃焼質量割合 X(θ)が、 ”燃焼終了質量割合” の位置 [°]
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熱発生率重心値、重心位置 (主室、副室)

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熱発生率最大値、位置 (主室、副室)

・熱発生率最大値 dQmax  :  燃焼質量割合範囲での熱発生率の最大値 [J/°]
・熱発生率最大値位置 PosdQmax :熱発生率最大値の角度位置 [°]
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燃焼室ガス温度最大値、位置 (主室、副室)

・燃焼室ガス温度最大値 Tmax  :  燃焼質量割合範囲での温度最大値 [K]
・燃焼室ガス最大値位置 PosTmax :温度最大値の角度位置 [°]
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IMEP/PMEP/NMEP

● 4サイクルエンジンの場合

各行程範囲は 180°ごとではなく、各行程の Vmax、Vmin 位置を基準に計算します。
次の図のシリンダ容積/ サイクル角度は、エンジンが 4 サイクル、圧力データ開始点ピストン位置と上死点位置の角度差が 180 、オフセット長が 0、である場合を想定したものです。

 

 

● 2サイクルエンジンの場合

次図のシリンダ容積/サイクル角度は、エンジンが 2サイクル、圧力データ開始点ピストン位置と上死点位置の角度差が 180°、オフセット長が 0、である場合を想定したものです。

 

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UMEP / LMEP

● 4サイクルエンジンの場合

次図のシリンダ容積/ サイクル角度は、エンジンが 4 サイクル、圧力データ開始点ピストン位置と上死点位置の角度差が 180 、オフセット長が 0、である場合を想定したものです。

● 2サイクルエンジンの場合

UMEP = 0 [kPa]
LMEP = 0 [kPa]

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最終更新日:2015/01/30



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