|
この冷蔵庫のコンプレッサ部は、大きくコンプレッサ本体と吸入管並びに吐出管から構成されています。上のマップデータより、黄色で表されている最も高い騒音発生箇所は メッシュとマップ座標から吸入管部分となり、吸入管部分からの音が発生する原因として、最も一般的に「共振」を考えることが出来ます。
ここまでの音響インテンシティ試験により、騒音発生原因箇所は吸入管であり、その原因は共振と予想できます。以降は吸入管の共振に絞って解析を進め て行きます。
物体の共振状態を詳しく解析するためにはモード解析が有効です。左図に示すような機器構成により、吸入管上の各ポイント(1〜14)加振時の伝達関数を 測定します。
測定した伝達関数の内、対象とする周波数領域 650 Hz 〜 750 Hz レンジで Z 方向のピーク値が一番大きい伝達関数は左図での No.10 加振点の時のもので、この時のピーク値は11次モードと、12次モードに現れています。

ここで測定された伝達関数をもとに、モード解析を行ったのが下図です。
モード解析により、左図吸入管の加振点 No. 4 〜 10 の湾曲した部分に、11 次モードでは曲げ振動が、12 次モードではねじれ振動が発生していることが解ります。 |