3.振動センサーの原理と特長
先の表に掲げられた各センサーの原理と特長をまとめると次のようになります。
3.1 静電容量式(VE シリーズ) - 変位センサー -
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<原理>
センサーと対象測定物によって形成されるコンデンサの静電容量から、ギャップ(変位)を測定します。 従って、測定対象は導体に制限されます。静電容量 C は、導体の対向面積 S とギャップ D の関数となり、センサーと対向導体(測定対象)が平行平板であるとき上記の関係式が成り立ちます。 ここで面積 S が一定とすれば、ギャップ D は静電容量 C に反比例します。従って、静電容量 C が測定できれば、ギャップ D を求めることが出来ます。 |
<優位点と注意点>
■優位点 |
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■注意点 |
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3.3 圧電素子<電荷出力・アンプ内蔵>(NP-2000/3000 シリーズ)
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<原理>
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水晶の単結晶やチタンサンバリウムは、力を受けるとその表面に電荷が発生します。これを圧電効果と呼びます。圧電効果を生じる材料を圧電材料(圧電素子)といいます。圧電型加速度ピックアップは、圧電素子をサイズモ系のばねとして用い、また同時に機械電気変換素子として用いたセンサーです。振動加速度に比例した電気信号を出力します。圧電型加速度ピックアップは、圧電素子への力の加わり方の違いにより、基本的に圧縮型とせん断型(シェア型)の2種類二大別されます。右にそれぞれの構造図を示します。圧縮型は、センサーのベースとおもりの間に圧電素子を挟み込んだ構造となっています。シェア型は、ベースに垂直に立てられたポストとおもりの間に圧電素子を固定した構造となっています。なお、従来は圧縮型が使われていましたが、最近では、ベース歪みや急激な温度変化の影響が少ないシェア型が普及しています。当社の圧電型加速度センサーは一部を除きシェア型です
<優位点と注意点>
■優位点 |
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■注意点 |
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<センサーの固定方法による周波数特性の変化>
センサーを測定対象物に固定する際、どのような方法を取るかによってセンサーの周波数特性が変化します。下記の図を参照ください。測定周波数範囲に合わせて最適な固定方法を取る必要があります。
センサーの取付方法
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接触共振周波数特性 |