ONO SOKKI Co.,LTD

小野測器技術レポート

騒音計とは 第3版
(サウンドレベルメータ)

はじめて騒音計を手にされる方へ
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騒音に関し国が定める法令等は、ここ 10 年余りの間に大きく変化してきました。1999 4 月には「環境基本法」が、同 6 月には「環境影響評価法(環境アセスメント法)」が、また 2000 4 月には「騒音規制法」が次々と改訂ないし新設されました。さらに、1999 年には騒音測定の指針となる JIS Z 8731 で等価騒音レベル(LAeq)を推奨するなど規格内容の大幅な見直しも行われました。こうした改訂や見直しは、私達の快適な生活環境の実現のためばかりではなく、益々世界的となる環境保全への取り組みやグローバル化する製品等の商取引で使用される騒音評価値に対し、国際規格との整合をはかってゆく必要性から求められてきたものです。製品写真(積分平均サウンドレベルメータ LA-4440<精密騒音計>&LA-1410/1440<普通騒音計>)

日本でも国際規格である ISO 14000 の環境影響評価システムを導入する団体、企業も多くなり、環境保全への取り組みは確実に広がっています。こうした環境保全の認識が高まる中、騒音に関してもまず現状の騒音状態を測定し、その対策を行うばかりでなく、新規計画の道路、建造物においてはその計画の段階で、また自動車や家電などあらゆる商品等ではその設計の段階で騒音を予測し騒音を抑えることへの配慮が求められるようになってきています。

ここに取り上げました“騒音計”は、簡便に騒音測定できる測定器としてますます私たちの身近なものとなるとともに、環境計量器としてその重要性を一層増してまいりました。1997 年に初版を発行した本冊子「騒音計とは」の内容もこうした背景とともに実態にそぐわなくなり、2000 年に全面的に見直しを行ない第 2 版として発行いたしております。さらに、今回の改訂(2009 8 月、第 3 版)では、主に騒音計やオクターブバンドフィルタなどの音響規格の JIS が、国際整合化に伴い IEC 規格と対応させるために改訂されたことに伴い、実施しております。またその他にも、技術的な内容の全体的な整合を図るため章立てなどを大幅に見直しました。

本冊子が、騒音計を使いこなしていく上で、皆様のお役に立てれば幸いです。

技術レポート一覧

dB(デシベル)とは

振動とそのセンサについて

振動の減衰をあらわす係数

制振材料とその性能測定について 

レーザドップラ振動計によるワイヤボンダ超音波振動測定について

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FFTアナライザについて

次数比分析とトラッキング解析


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目次(各内容がお読みいただけます)

1. 音とは

2. 騒音とは

3. 騒音の分類
   3-1 レベルの時間変動による分類
   3-2 周波数スペクトル形状による分類

4. 騒音の計測単位−なぜ dB という対数尺度
   を使用するか

   4-1 dB という対数尺度
   4-2 計量単位「dB」と「ホン」について

5. 音の物理尺度
   5-1 音圧レベル(sound pressure level
   5-2 音の強さのレベル(sound intensity level
   5-3 音響パワーレベル(sound power level
   5-4 オクターブバンドレベル(octave band
                level
)、1/3 オクターブバンドレベル
      (1/3 octave band level

6. 音の感覚尺度
   6-1 音の大きさ(loudness
   6-2 音の高さ(pitch
   6-3 音色(timbre
   6-4 音の大きさのレベル(loudness level
   6-5 騒音レベル(A-weighted sound pressure
                level

7. 騒音計の概要
   7-1 騒音計とは
   7-2 普通騒音計(クラス 2)と精密騒音計(クラ
       ス 1)の違いについて

   7-3 校正について
   7-4 型式承認と検定について
   7-5 騒音計の測定可能範囲(リニアリティレ
       ンジ:直線動作範囲)

   7-6 防風スクリーン

8. 騒音計の構造
   8-1 騒音計のブロックダイヤグラム
   8-2 マイクロホンとプリアンプ
   8-3 周波数補正回路(周波数の重み付け)Z
            
(または FLAT)、AC 特性について

   8-4 時間重み特性 FastSlow について
   8-5 AC 出力とDC 出力
   8-6 表示部

9. 騒音計の表示値
   9-1 音圧レベル <Sound Pressure Level> (Lp)に
       ついて

   9-2 騒音レベル <A-weighted Sound Pressure
                Level
> (LA)について

   9-3 等価騒音レベル
    <equivalent continuous A-weigted sound
                   pressure level
>(LAeq,T)について
   9-4 単発騒音暴露レベル
       <sound exposure level>(LAE)について
   9-5 時間率騒音レベル <Percentile Sound
                Pressure Level
> (Lx)について

   9-6 最大騒音レベル(Lmax)と最小騒音レベル
      (Lmin)について

   9-7 N 秒間の最大値(Tact max)について
   9-8 ピークレベル値(Lpeak

10. 等価騒音レベルの測定方法
   (JIS Z 8731:1999 の概要 )

   10-1 等価騒音レベルについて
   10-2 用語の定義
   10-3 騒音の種類
   10-4 測定器と校正
   10-5 測定点
   10-6 騒音の測定方法
   10-7 記録事項
   10-8 附属書 1(規定)適正な土地利用のため
        の音響データの収集

   10-9 附属書 2(参考)環境騒音の表示、測定
        方法に関する補足事項

   10-10 測定に影響を与える環境条件
   10-11 音の伝搬と距離減衰

11. オクターブ分析(周波数分析)
   11-1 オクターブ分析について
   11-2 オクターブフィルタの JIS 規格
   11-3 オクターブフィルタのバンド幅と中心周
        波数

   11-4 オーバオールレベルの計算(バンドレベ
        ルの合成)

   11-5 オールパスとオーバオールの意味
       (ALLPASS、OVERALL

   11-6 NCnoise criteria
   11-7 ラウドネス解析(ラウドネス、ラウドネ
        スレベル、シャープネス)

12. デシベル(dB)についての計算
   12-1 dB の和(パワー合計値)
   12-2 dB の平均(パワー平均値)
   12-3 dB の差(パワー差)
   12-4 対数計算の公式
   12-5 等価騒音レベルの計算方法
   12-6 時間率騒音レベルの求め方(50 回法)

13. 騒音に関する法律
   13-1 騒音に係る環境基準について
       (平成 10 年環境庁告示第 64 号)

   13-2 騒音規制法について
   13-3 環境影響評価法の概要
   13-4 日本の環境騒音測定における騒音評価量
        のまとめ

 

<参考文献・資料>
   ●日本工業規格 (JIS
   ●国際電気標準会議(IEC)規格
   ●参考文献
   ●参考カタログ

 

作成:97年01月(第1版)
改訂:97年05月
改訂:00年09月(第2版)
改訂:07年12月
改訂:09年08月(第3版)
改訂:10年12月
改訂:12年08月
改訂:13年04月


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